聖句札の死者/Phylactery Lich
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Phylactery Lich / 聖句札の死者 (黒)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)
破壊不能
聖句札の死者が戦場に出るに際し、あなたがコントロールするアーティファクト1つの上に聖句(phylactery)カウンターを1個置く。
あなたが聖句カウンターが置かれているパーマネントをコントロールしていないとき、聖句札の死者を生け贄に捧げる。
3マナ5/5破壊されないとコスト・パフォーマンスの高いゾンビクリーチャー。ただし戦場に出るに際して聖句カウンターを置いたアーティファクトと命運を共にすることになる。
1~2マナのアーティファクトを共に使えば、序盤から強力なクロックとなる上にクリーチャー破壊もシャットアウトする。アーティファクトが除去されてしまうとカード・アドバンテージを失うことになるため、手札破壊などで事前に対処するか、メタゲームを上手く読んで採用したい。環境が許すならダークスティールのペンダント/Darksteel Pendantやダークスティールの斧/Darksteel Axeなどの破壊されないアーティファクトを利用するのも一つの方法である。
- 日本語版では、1つ目の能力が「聖句札の死者が戦場に出たとき」と誘発型能力になっているが、正しくは「聖句札の死者が戦場に出るに際し」で常在型能力(置換効果)である。(公式記事「《聖句札の死者》日本語版の異状について」参照のこと。)
- 仮にこれが誘発型能力であったとすると、戦場に出た直後に3番目の能力が誘発して即死することになる(→状況誘発)。
- 聖句札の死者と同時に戦場に出るアーティファクトに聖句カウンターを置くことはできない。
- 聖句カウンターは何によって置かれたかを問わない。例えば聖句札の死者を2体戦場に出して2つのアーティファクトに聖句カウンターを置いた場合、片方のアーティファクトが除去されたとしても、両方の聖句札の死者を生かすことができる。
- 聖句カウンターを置く能力は対象を取らないので、墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanのような被覆を持つアーティファクトやプロテクション(黒)持ちのアーティファクトの上にも聖句カウンターを置くことができる。
- ダンジョンズ&ドラゴンズにおける「リッチ」を再現したカード。リッチは「聖句札/Phylactery」(ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版では「経箱」と訳されている)に自分の魂を移すことによって、Phylacteryが破壊されない限り不滅の存在となっている。ハリー・ポッターシリーズに登場する「分霊箱」と同じような設定と言ったほうが分かりやすいかもしれない。
参考
- The Lich Get Licher (WotC、文:Doug Beyer)
- 死者がさらに死者となる (WotC、上記The Lich Get Licherの邦訳)
- カード個別評価:基本セット2011 - レア
- カード個別評価:基本セット2013 - レア