呆然/Stupor
提供:MTG Wiki
しかも、捨てる2枚のうち1枚は無作為に選ぶため、他の3マナで2枚捨てさせるカードとは大きな差がある。第6版で再録された際はフローレスブラックなどの黒コントロールを中心に結構な頻度で使われていた。
しかし、狙って好きなカードを捨てさせられるわけではないため、メタ次第では他の手札破壊を優先させる必要がある。特にミラージュ登場直後はプロスブルームが登場したので、当時のプロツアーパリ97ではコンボ阻害として優秀な強要/Coercionを優先したブードゥーなどのデッキのほうが良い成績をおさめた。このとき日本勢はプロスブルームを想定していなかったので呆然を使い、痛い目を見た。
- 精神腐敗/Mind Rotの上位互換である。コストと捨てさせる枚数はまったく同じだが、こちらだけ無作為に捨てさせる事が出来る。
- 精神錯乱/Mind Twistの下位互換である。もっとも、比べること自体がおかしいと言えるが…。
- 「無作為→任意」という捨て方よりも「任意→無作為」の方が概ね強力な場合が多い。先に任意ディスカードで手札の枚数を減らさせる事で、無作為に捨てさせるときに「最も厄介なカード」を当てる確率を上げる事ができるからだ。その確率の差は、手札が少なくなるにつれて顕著に表れる。
- 例えば、手札が7枚の時は前者の「厄介なカード」への命中率は14.2%、後者なら16.6%と僅かな差だが、手札が3枚しかない場合は前者なら33.3%、後者なら50%と大きく差が開く(手札が2枚以下の場合は、どのみち全て捨てるので関係ない)。残念ながら、このカードは前者である。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。それに伴い「呆然はもう無いんだから」と辛うじて保っていた精神腐敗/Mind Rotの面目が丸潰れに。
- サイドボード後の、相手の手札破壊対策カードの影響をもろに受けるのが一つの弱点。ミラージュ収録時の砂のゴーレム/Sand Golem、時のらせん収録時の十二足獣/Dodecapodなど。