掘葬の儀式/Unburial Rites

提供:MTG Wiki

2017年7月13日 (木) 23:06時点における119.240.189.180 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Unburial Rites / 掘葬の儀式 (4)(黒)
ソーサリー

あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)


1マナ重くなってフラッシュバックがついたゾンビ化/Zombify。フラッシュバックのコスト生命の息吹/Breath of Lifeと同じ。

過去に活躍したリアニメイト呪文と比べるとややコストが重い印象があるが、近年は釣る対象となりうるクリーチャーがますます重く強力になっているため、4~5マナでもそれ以上の価値のクリーチャーを戦場に出すことができるなら、相対的に割安と言ってもよいだろう。フラッシュバック・コスト対抗色が必要だが、色拘束は薄く、初出時のイニストラード・ブロック期には多色地形も充実していたため、さして問題にはならなかった。

戦慄の復活/Dread Returnがコンボ向けであるのに対し、こちらは全体的にコントロールでの使用率が高かった。 1枚で2度強力クリーチャーを釣れるため除去に強い。あえて自ら墓地に落とす運用も可能で、いずれにせよ、フラッシュバックのおかげでかなり利便性は向上している。 ライブラリーを大量に削ることでクリーチャーとこれを合わせて墓地に落とし、手札を介さずリアニメイトが成立するのも優秀。

また、ライブラリーを大量に削ることでクリーチャー・カード墓地に貯めるタイプのデッキでも、墓地から唱えることのできるリアニメイト手段は価値が高い。

イニストラード・ブロック構築スタンダードでは、人間リアニメイトFritesなどのリアニメイト系コンボデッキキーカードとして活躍。さらには太陽拳黒緑白リアニメイト白黒赤リアニメイトなど、リアニメイト要素を組み込んだコントロールデッキも多数生み出した。

モダンでは、けちな贈り物/Gifts Ungivenとのコンボが有名(けちな贈り物/Gifts Ungivenを参照)。フラッシュバックを前提にしていることから黒マナが必要ないため、青白トロンのようなを含まないデッキにも組み込まれる。

カード名

初出のイニストラードでの日本語カード名は「葬の儀式」となっていた(イラスト)。しかしながら英語名の"Unburial Rites"は「葬式」の意の"Burial Rites"に反意語の接頭辞である"un-"を付けた造語で、「堀」を示す要素は何もない。このため誤植を疑われたが、公式から訂正は出されなかった。

モダンマスターズ2017では現在の日本語カード名で印刷され(イラスト)、事実上、誤植の修正が行われた形となったが、公式からカード名変更のアナウンスは出ていない。

  • 同名のカードかは英語のカード名が基準なので、「堀葬の儀式」と「掘葬の儀式」は同名のカードである。構築において、双方を合わせて5枚以上デッキに入れることはできない。
  • 日本語訳は、前述のとおり英語版の造語を踏まえて「葬」と訳されており、命名の意図を汲んだ名訳と言える。
    • 遺体の手足を折り曲げた姿勢の埋葬方式を指す「葬」ではない。

関連カード

サイクル

イニストラードフラッシュバック対抗色マナを要求する呪文サイクル。いずれもアンコモン

闇の隆盛フラッシュバック対抗色マナを要求する呪文サイクル。いずれもアンコモン

イニストラードのサイクルはカラー・ホイールの2つ左ののマナを、闇の隆盛のサイクルは2つ右の色のマナを要求する。

参考

QR Code.gif