宝石の洞窟/Gemstone Caverns
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+ | *今から見ると[[力線]]と類似の[[能力]]ではあるが、これがデザインされた当時にはまだ力線は登場はおろか発表すらされていなかった。藤田剛史氏の発想が一歩進んでいたということだろう。あるいは、力線のモチーフとなった可能性もある。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi05/cards Vote for 2005 Invitational Cards]([[Magicthegathering.com]]) | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi05/cards Vote for 2005 Invitational Cards]([[Magicthegathering.com]]) | ||
*[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:時のらせん]] - [[レア]] |
2009年2月5日 (木) 23:00時点における版
伝説の土地
宝石の洞窟があなたのゲーム開始時の手札にあり、かつあなたが開始プレイヤーでないなら、あなたはそれが運勢(luck)カウンターを1個置いて戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。そうしたなら、あなたの手札にあるカード1枚を追放する。
(T):(◇)を加える。宝石の洞窟に運勢カウンターが置かれているなら、代わりに好きな色1色のマナ1点を加える。
伝説の土地なので、4枚投入すれば無駄カードが発生してしまう。しかし1枚入れただけでは、後攻かつ初手にあるという条件を満たすのは難しく、5色地形として使用できる確率は推して知るべしである。万が一の可能性を信じてデッキに1~2枚積む分には、普通の土地としても利用できるので良いかもしれない。多数投入する場合は、2枚目以降のこのカードをうまく処理する手段を用意するのが良いだろう。
後攻で相手の第1ターンに好きな色のマナが出せる点が特徴的(これまではElvish Spirit Guide4枚から召喚の調べ/Chord of Calling経由でクローサの旅人/Krosan Wayfarerやブラッド・ペット/Blood Petなどを用いたりするしかなかった)。このことにより、エターナルで自分の第1ターンより前に勝利する0ターンキルも理論上可能になった。
- このカードの効果でなくとも、運勢カウンターを置くことができれば、好きなマナを生み出すことができる。
- もちろんバウンスされた場合はカウンターを失うことになる。
- 勘違いしやすいが、マナを生むときにカウンターは取り除かれない。すなわち能力によって出した場合には、好きな色のマナを恒久的に出すことが可能である。
- 伝説のプレイングミスが発生した。
- ちなみにデッキに複数枚投入されたこれが初手に来る確率は下記の通り。4枚入れても初手にこない確率の方が高い。初手にこない限り基本土地のほうが強力なこのカード、はたしてメリットとデメリットどちらが上か。
0枚 | 1枚 | 2枚 | 3枚 | 4枚 | |
---|---|---|---|---|---|
デッキに1枚 | 88.3% | 11.7% | |||
デッキに2枚 | 77.8% | 21.0% | 1.2% | ||
デッキに3枚 | 68.4% | 28.2% | 3.3% | 0.1% | |
デッキに4枚 | 60.1% | 33.6% | 5.9% | 0.4% | 0.00007% |
インビテーショナルカード
時のらせんに収録されているインビテーショナルカード。インビテーショナル05に関しては、優勝者であるTerry Soh氏原案のラクドスの穴開け魔道士/Rakdos Augermageがディセンションに収録されているが、こちらは参加者が大会前に提出したカード案で一般投票を行い、1位だったものがカード化したもの。原案を出したのは藤田剛史氏。
インビテーショナルカード初の非クリーチャー・カードである。原案は以下のものであった。
非公式/非実在カード
Unluckyman's Paradise土地
Unluckyman's Paradiseがあなたのゲーム開始時の手札にあり、かつあなたが先攻でない場合、あなたはそれが場に出ている状態でゲームを開始してもよい。そうした場合、それは運勢(luck)カウンターが1個置かれた状態で場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(T):あなたのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える。この能力はUnluckyman's Paradiseの上に運勢カウンターが乗っている時にしかプレイできない。
現在の手札を取り除くデメリットが無く、しかも伝説の土地でない。手放しで4枚積みでき、カード・アドバンテージも失わないわけだから(むしろ後攻であることがメリットになる)、そのままだと(少なくとも製品版に比べ)非常に強力なカードであったと言える。
- 今から見ると力線と類似の能力ではあるが、これがデザインされた当時にはまだ力線は登場はおろか発表すらされていなかった。藤田剛史氏の発想が一歩進んでいたということだろう。あるいは、力線のモチーフとなった可能性もある。