マナフラッド
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'''マナフラッド'''(''Mana Flood'')とは、[[土地事故]]の一種で、[[土地]]を引き過ぎてしまうこと。マナ洪水。対義語は[[マナスクリュー]]。 | '''マナフラッド'''(''Mana Flood'')とは、[[土地事故]]の一種で、[[土地]]を引き過ぎてしまうこと。マナ洪水。対義語は[[マナスクリュー]]。 | ||
− | 言うまでもなく土地は[[呪文]]を[[唱える]]ためのものであり、土地だらけで呪文が来ないという状況は[[マナ]]の持ち腐れである。序盤にもつれると致命傷になるのでどうしても[[土地]]を一定数入れておかねばならない[[ | + | 言うまでもなく土地は[[呪文]]を[[唱える]]ためのものであり、土地だらけで呪文が来ないという状況は[[マナ]]の持ち腐れである。序盤にもつれると致命傷になるのでどうしても[[土地]]を一定数入れておかねばならない[[コントロールデッキ]]が発症しやすい。 |
*[[ミシュラランド]]などの「マナ源として以外にも使い道がある」土地や、[[サイクリングランド]]などの「[[ドロー]]に変えられる」土地を[[デッキ]]に投入することで、ある程度無駄を抑えることができる。 | *[[ミシュラランド]]などの「マナ源として以外にも使い道がある」土地や、[[サイクリングランド]]などの「[[ドロー]]に変えられる」土地を[[デッキ]]に投入することで、ある程度無駄を抑えることができる。 | ||
− | *[[X]] | + | *[[猛火/Blaze]]などの[[X]]呪文、[[キッカー]]などの[[追加コスト]]を持つカード、[[茨の副官/Thorn Lieutenant]]などのマナを要する[[起動型能力]]持ちは、「少ないマナでも使えるが、より多くのマナで強い使い方もできる」カードである。これらは余ったマナ、ひいてはマナフラッドの受け皿として機能する。[[開発部]]はこれらを「'''蛇口'''/''Spouts''」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/scary-stories-part-2-2011-09-23 Scary Stories, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004000/ 恐るべき物語 その2]([[Making Magic]] [[2011年]]9月23日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>「'''マナ消費先'''/''Mana Sink''」<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/even-more-words-rd-2022-01-10 Even More Words with R&D]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035710/ 開発部語辞典2022]([[Making Magic]] [[2022年]]1月10日 文:[[Mark Rosewater]])</ref>と呼んでいる。日本では単に「マナフラッド(マナフラ)受け」などと呼ばれる。あるいは後者の用語の音写で「マナシンク」とも。 |
*余った土地を[[コスト]]として処理できるシステムとして、[[スペルシェイパー]]、[[共鳴者]]、[[回顧]]など様々なカードが作られている。 | *余った土地を[[コスト]]として処理できるシステムとして、[[スペルシェイパー]]、[[共鳴者]]、[[回顧]]など様々なカードが作られている。 | ||
*直接的な対策カードとして[[マナ切り離し/Mana Severance]]なんてものも。 | *直接的な対策カードとして[[マナ切り離し/Mana Severance]]なんてものも。 |
2024年12月19日 (木) 01:23時点における最新版
マナフラッド(Mana Flood)とは、土地事故の一種で、土地を引き過ぎてしまうこと。マナ洪水。対義語はマナスクリュー。
言うまでもなく土地は呪文を唱えるためのものであり、土地だらけで呪文が来ないという状況はマナの持ち腐れである。序盤にもつれると致命傷になるのでどうしても土地を一定数入れておかねばならないコントロールデッキが発症しやすい。
- ミシュラランドなどの「マナ源として以外にも使い道がある」土地や、サイクリングランドなどの「ドローに変えられる」土地をデッキに投入することで、ある程度無駄を抑えることができる。
- 猛火/BlazeなどのX呪文、キッカーなどの追加コストを持つカード、茨の副官/Thorn Lieutenantなどのマナを要する起動型能力持ちは、「少ないマナでも使えるが、より多くのマナで強い使い方もできる」カードである。これらは余ったマナ、ひいてはマナフラッドの受け皿として機能する。開発部はこれらを「蛇口/Spouts」[1]「マナ消費先/Mana Sink」[2]と呼んでいる。日本では単に「マナフラッド(マナフラ)受け」などと呼ばれる。あるいは後者の用語の音写で「マナシンク」とも。
- 余った土地をコストとして処理できるシステムとして、スペルシェイパー、共鳴者、回顧など様々なカードが作られている。
- 直接的な対策カードとしてマナ切り離し/Mana Severanceなんてものも。
- フェッチランドや土地譲渡/Land Grantを投入して基本土地を切り詰めることは、マナスクリューとマナフラッドの両方を防いでくれる。
- ゼロックス理論や土地譲渡を使用したクレイジーグリーンなどは、これを避けるためのデッキ構築方法である。