思案/Ponder
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選択肢のある1マナドロー呪文ということで[[ゼロックス]]型のデッキに適しているが、使い勝手がよいためその他の[[コントロールデッキ]]や[[コンボデッキ]]でも使われることは多い。また[[基本セット2012]]での[[再録]]時は、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]や[[奇跡]]などのライブラリー操作と[[シナジー]]を持つカードが環境に存在したため、[[スタンダード]]では大いに活躍した。 | 選択肢のある1マナドロー呪文ということで[[ゼロックス]]型のデッキに適しているが、使い勝手がよいためその他の[[コントロールデッキ]]や[[コンボデッキ]]でも使われることは多い。また[[基本セット2012]]での[[再録]]時は、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]や[[奇跡]]などのライブラリー操作と[[シナジー]]を持つカードが環境に存在したため、[[スタンダード]]では大いに活躍した。 | ||
− | また、[[レガシー]]の[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]では、[[墓地]]を[[肥やす|肥やせる]][[軽い|軽量]]ドローというだけでなく、ソーサリーなので[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を大きくしやすくなるという利点も評価され非常によく採用されている。 | + | また、[[レガシー]]の[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]では、[[墓地]]を[[肥やす|肥やせる]][[軽い|軽量]]ドローというだけでなく、ソーサリーなので[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]を大きくしやすくなるという利点も評価され非常によく採用されている。[[青白奇跡コントロール|青白奇跡]]や[[全知実物提示教育]]などのコントロールデッキやコンボデッキなどでも素早く手札を整えるために頻繁に使われており、レガシーの[[青]]を含むデッキにおいては[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[意志の力/Force of Will]]などに次ぐ、もしくはそれらに並ぶ採用率を誇っている。 |
− | [[青白奇跡コントロール|青白奇跡]]や[[全知実物提示教育]] | + | |
+ | [[コモン]]なので、[[パウパー]]でも使用可能。ただし、パウパーには[[フェッチランド]]のような手軽な[[シャッフル]]手段がないため、同じ1マナのソーサリーのドロー呪文でも、自力で不要なカードを処理できる[[定業/Preordain]]のほうが優先される傾向にある。 | ||
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[[2008年]]6月20日より、[[ヴィンテージ]]で[[渦まく知識/Brainstorm]]と共に[[制限カード]]に指定される。その後の[[2024年]]3月11日より思案のみ制限が解除される。[[スペル]]軸の[[コンボデッキ]]を強化する足掛かりとなり、かつ[[トップメタ]]の[[ウルザの物語/Urza's Saga]]デッキ、[[白単イニシアチブ]]、[[ワークショップ]]のいずれにもほぼ採用されていないことが理由として挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/changes-to-magic-product-languages-in-2024 Changes to Magic Product Languages in 2024]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037680/ 2024年3月11日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月11日 [[Dan Musser]]著)</ref>。 | [[2008年]]6月20日より、[[ヴィンテージ]]で[[渦まく知識/Brainstorm]]と共に[[制限カード]]に指定される。その後の[[2024年]]3月11日より思案のみ制限が解除される。[[スペル]]軸の[[コンボデッキ]]を強化する足掛かりとなり、かつ[[トップメタ]]の[[ウルザの物語/Urza's Saga]]デッキ、[[白単イニシアチブ]]、[[ワークショップ]]のいずれにもほぼ採用されていないことが理由として挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/changes-to-magic-product-languages-in-2024 Changes to Magic Product Languages in 2024]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037680/ 2024年3月11日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2024年]]3月11日 [[Dan Musser]]著)</ref>。 | ||
[[2011年]]10月1日より、[[モダン]]ではコンボデッキを弱体化させるため、[[エクステンデッド]]では過去3年間の[[スタンダード]]やエクステンデッドでよく使われたカードを規制するという方針により、それぞれで[[定業/Preordain]]と共に[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/feature/explanation-september-2011-br-changes-2011-09-20-0 Explanation of September 2011 B&R Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003996/ 2011年9月制限禁止カード変更点について](Daily MTG [[2011年]]9月20日 [[Erik Lauer]]著)</ref>。 | [[2011年]]10月1日より、[[モダン]]ではコンボデッキを弱体化させるため、[[エクステンデッド]]では過去3年間の[[スタンダード]]やエクステンデッドでよく使われたカードを規制するという方針により、それぞれで[[定業/Preordain]]と共に[[禁止カード]]に指定された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/feature/explanation-september-2011-br-changes-2011-09-20-0 Explanation of September 2011 B&R Changes]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0003996/ 2011年9月制限禁止カード変更点について](Daily MTG [[2011年]]9月20日 [[Erik Lauer]]著)</ref>。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ローウィン]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ローウィン]] - [[コモン]] |
2024年3月18日 (月) 20:14時点における版
キャントリップつきライブラリー操作呪文。先触れ/Portentのファスト・トリップ版だが、「対戦相手のライブラリーを見てデッキ内容を推察する」という使い方はできなくなった。
対戦相手のターンにマナを残しておけないのは先触れ同様にマイナス点である。しかし、同じく1マナソーサリードローである手練/Sleight of Handや血清の幻視/Serum Visionsなどは、多くのデッキに使われた実績がある。それぞれ一長一短ではあるが、見られるカードの枚数は最大で4枚と3者の中で最も多く、1マナのドロー呪文としては優秀。
選択肢のある1マナドロー呪文ということでゼロックス型のデッキに適しているが、使い勝手がよいためその他のコントロールデッキやコンボデッキでも使われることは多い。また基本セット2012での再録時は、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsや奇跡などのライブラリー操作とシナジーを持つカードが環境に存在したため、スタンダードでは大いに活躍した。
また、レガシーの青緑スレッショルドでは、墓地を肥やせる軽量ドローというだけでなく、ソーサリーなのでタルモゴイフ/Tarmogoyfを大きくしやすくなるという利点も評価され非常によく採用されている。青白奇跡や全知実物提示教育などのコントロールデッキやコンボデッキなどでも素早く手札を整えるために頻繁に使われており、レガシーの青を含むデッキにおいては渦まく知識/Brainstormや意志の力/Force of Willなどに次ぐ、もしくはそれらに並ぶ採用率を誇っている。
コモンなので、パウパーでも使用可能。ただし、パウパーにはフェッチランドのような手軽なシャッフル手段がないため、同じ1マナのソーサリーのドロー呪文でも、自力で不要なカードを処理できる定業/Preordainのほうが優先される傾向にある。
禁止指定
2008年6月20日より、ヴィンテージで渦まく知識/Brainstormと共に制限カードに指定される。その後の2024年3月11日より思案のみ制限が解除される。スペル軸のコンボデッキを強化する足掛かりとなり、かつトップメタのウルザの物語/Urza's Sagaデッキ、白単イニシアチブ、ワークショップのいずれにもほぼ採用されていないことが理由として挙げられている[1]。
2011年10月1日より、モダンではコンボデッキを弱体化させるため、エクステンデッドでは過去3年間のスタンダードやエクステンデッドでよく使われたカードを規制するという方針により、それぞれで定業/Preordainと共に禁止カードに指定された[2]。
脚注
- ↑ Changes to Magic Product Languages in 2024/2024年3月11日 禁止制限告知(Daily MTG 2024年3月11日 Dan Musser著)
- ↑ Explanation of September 2011 B&R Changes/2011年9月制限禁止カード変更点について(Daily MTG 2011年9月20日 Erik Lauer著)
参考
- カード個別評価:ローウィン - コモン
- カード個別評価:基本セット2012 - コモン
- カード個別評価:基本セット2010 - コモン
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード
- Secret Lair Drop Series: Black is Magic
- Secret Lair 30th Anniversary Countdown Kit