体験ゲーム
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− | 基本的なルールを覚えるために作られた、初心者用の体験ゲーム。Windows用で、ファイル名はvirtual_magic_9th.exe。国内の[[マジック]]販売代理店[[タカラトミー]]が公式サイトで無料配布している。 | + | 基本的なルールを覚えるために作られた、初心者用の体験ゲーム。Windows用で、ファイル名はvirtual_magic_9th.exe。国内の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]販売代理店[[タカラトミー]]が公式サイトで無料配布している。 |
使いたい[[色]]を[[白]]・[[青]]・[[黒]]・[[赤]]・[[緑]]の中から2つ選んで遊ぶ。[[対戦相手]]の[[ゴブリン]]は残りの3色から2色を選ぶようになっており、一度に4色の特徴を知ることができるよう配慮されている。 | 使いたい[[色]]を[[白]]・[[青]]・[[黒]]・[[赤]]・[[緑]]の中から2つ選んで遊ぶ。[[対戦相手]]の[[ゴブリン]]は残りの3色から2色を選ぶようになっており、一度に4色の特徴を知ることができるよう配慮されている。 | ||
− | デッキは各色20枚で構成されていて、2色合わせて40枚となる。[[クリーチャー]]のほとんどは[[バニラ]]で、複雑な[[能力]]を持ったものは登場しない。[[アーティファクト]]や[[特殊地形]] | + | デッキは各色20枚で構成されていて、2色合わせて40枚となる。[[クリーチャー]]のほとんどは[[バニラ]]で、複雑な[[能力]]を持ったものは登場しない。[[アーティファクト]]や[[特殊地形]]、[[インスタント]]は存在せず、感覚的には[[ポータル]]環境に近い。 |
各色の強さにバラつきが出ている。 | 各色の強さにバラつきが出ている。 | ||
*最終兵器、[[針刺ワーム/Spined Wurm]]を擁する緑が最強。そこにつなぐまでの低マナ域クリーチャーやマナ加速も揃っていて抜け目がない。 | *最終兵器、[[針刺ワーム/Spined Wurm]]を擁する緑が最強。そこにつなぐまでの低マナ域クリーチャーやマナ加速も揃っていて抜け目がない。 | ||
*若干のデメリット付きながらクリーチャーの威力が高く、[[火力]]や[[土地破壊]]も持つ赤も悪くない。 | *若干のデメリット付きながらクリーチャーの威力が高く、[[火力]]や[[土地破壊]]も持つ赤も悪くない。 | ||
− | *青はさまざまな場面で役に立つ[[ドロー]]呪文、[[空民の助言/Counsel of the Soratami]]を持ち、クリーチャーの守備力も高いが、攻撃力では黒・赤・緑に一歩譲る。 | + | *青はさまざまな場面で役に立つ[[引く|ドロー]]呪文、[[空民の助言/Counsel of the Soratami]]を持ち、クリーチャーの守備力も高いが、攻撃力では黒・赤・緑に一歩譲る。 |
*黒のクリーチャーはタフネスが2止まりで、[[手札破壊]]の[[精神腐敗/Mind Rot]]もこの環境で役に立つ場面はそう多くない。攻撃力は強いが、特に赤に対して分が悪い。最低3マナという展開の遅さも難点。 | *黒のクリーチャーはタフネスが2止まりで、[[手札破壊]]の[[精神腐敗/Mind Rot]]もこの環境で役に立つ場面はそう多くない。攻撃力は強いが、特に赤に対して分が悪い。最低3マナという展開の遅さも難点。 | ||
*白はソーサリーの枠を[[聖なる蜜/Sacred Nectar]]が占め、クリーチャーも1/1と2/2しかいない。展開こそ早いものの全体的に力不足。 | *白はソーサリーの枠を[[聖なる蜜/Sacred Nectar]]が占め、クリーチャーも1/1と2/2しかいない。展開こそ早いものの全体的に力不足。 | ||
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*対戦相手の色は、こちらの色に対応して決められている。 | *対戦相手の色は、こちらの色に対応して決められている。 | ||
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*先攻・後攻を決めるサイコロは絶対に勝てないようになっている。また、開始時の[[手札]]は[[土地]]3枚、クリーチャー3枚、ソーサリー1枚に固定。現実にこんなことをやったらイカサマである。 | *先攻・後攻を決めるサイコロは絶対に勝てないようになっている。また、開始時の[[手札]]は[[土地]]3枚、クリーチャー3枚、ソーサリー1枚に固定。現実にこんなことをやったらイカサマである。 | ||
*[[マリガン]]ができないため、[[色事故]]を起こすとアッサリ負けることが多い。これはプレイヤーの技術と無関係なので挫けないように。 | *[[マリガン]]ができないため、[[色事故]]を起こすとアッサリ負けることが多い。これはプレイヤーの技術と無関係なので挫けないように。 |
2010年10月15日 (金) 17:43時点における版
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第9版対応版
基本的なルールを覚えるために作られた、初心者用の体験ゲーム。Windows用で、ファイル名はvirtual_magic_9th.exe。国内のマジック販売代理店タカラトミーが公式サイトで無料配布している。
使いたい色を白・青・黒・赤・緑の中から2つ選んで遊ぶ。対戦相手のゴブリンは残りの3色から2色を選ぶようになっており、一度に4色の特徴を知ることができるよう配慮されている。
デッキは各色20枚で構成されていて、2色合わせて40枚となる。クリーチャーのほとんどはバニラで、複雑な能力を持ったものは登場しない。アーティファクトや特殊地形、インスタントは存在せず、感覚的にはポータル環境に近い。
各色の強さにバラつきが出ている。
- 最終兵器、針刺ワーム/Spined Wurmを擁する緑が最強。そこにつなぐまでの低マナ域クリーチャーやマナ加速も揃っていて抜け目がない。
- 若干のデメリット付きながらクリーチャーの威力が高く、火力や土地破壊も持つ赤も悪くない。
- 青はさまざまな場面で役に立つドロー呪文、空民の助言/Counsel of the Soratamiを持ち、クリーチャーの守備力も高いが、攻撃力では黒・赤・緑に一歩譲る。
- 黒のクリーチャーはタフネスが2止まりで、手札破壊の精神腐敗/Mind Rotもこの環境で役に立つ場面はそう多くない。攻撃力は強いが、特に赤に対して分が悪い。最低3マナという展開の遅さも難点。
- 白はソーサリーの枠を聖なる蜜/Sacred Nectarが占め、クリーチャーも1/1と2/2しかいない。展開こそ早いものの全体的に力不足。
素早く勝ちたければ赤緑、安全に勝ちたければ緑青がお勧め。白黒を選ぶと手こずるかもしれない。
とはいえ、対戦相手の人工知能は非常に低レベルなので、どんな色の組み合わせでも勝てる。そういう意味では問題にならないが、このゲームから始めたプレイヤーは白を弱い色と思い込む危険性も指摘されている。可能ならば、経験者がそのあたりを説明するとよいだろう。
- 対戦相手の色は、こちらの色に対応して決められている。
- 先攻・後攻を決めるサイコロは絶対に勝てないようになっている。また、開始時の手札は土地3枚、クリーチャー3枚、ソーサリー1枚に固定。現実にこんなことをやったらイカサマである。
- マリガンができないため、色事故を起こすとアッサリ負けることが多い。これはプレイヤーの技術と無関係なので挫けないように。
- メッセージ・ウィンドウは可動である。邪魔になって対象を指定できないことがあるので動かそう。
- 稀に自分のターン中に相手のターンが始まってしまうバグがある。
- 右クリックするとバグることが多いのでしない方がいい。
- 不屈の自然/Rampant Growthでサーチした土地が一旦手札に入ったり、一旦場に出てからタップ状態になったり、土地がライブラリーにある限りは見つからなかったことにできなかったりするのは仕様。
各色のデッキ構成
各カードの枚数は若干増減することがあり、20枚ずつにならない場合もある。
白 | |||||
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土地 | クリーチャー | ソーサリー | |||
8 | 平地/Plains | 4 | 熱心な士官候補生/Eager Cadet | 2 | 復讐/Vengeance |
4 | 栄光の探求者/Glory Seeker | 2 | 聖なる蜜/Sacred Nectar | ||
青 | |||||
土地 | クリーチャー | ソーサリー | |||
8 | 島/Island | 2 | 脱走魔術師/Fugitive Wizard | 4 | 空民の助言/Counsel of the Soratami |
3 | 大ダコ/Giant Octopus | ||||
3 | ルーメングリッドの管理人/Lumengrid Warden | ||||
黒 | |||||
土地 | クリーチャー | ソーサリー | |||
8 | 沼/Swamp | 4 | 巨大ゴキブリ/Giant Cockroach | 2 | 精神腐敗/Mind Rot |
4 | スケイズ・ゾンビ/Scathe Zombies | 2 | 魂の饗宴/Soul Feast | ||
赤 | |||||
土地 | クリーチャー | ソーサリー | |||
8 | 山/Mountain | 4 | ゴブリンの盗賊/Goblin Brigand | 1 | 溶岩の斧/Lava Axe |
3 | 丘巨人/Hill Giant | 1 | 石の雨/Stone Rain | ||
1 | オーガの監督官/Ogre Taskmaster | 2 | 火山の鎚/Volcanic Hammer | ||
緑 | |||||
土地 | クリーチャー | ソーサリー | |||
8 | 森/Forest | 2 | 灰色熊/Grizzly Bears | 4 | 不屈の自然/Rampant Growth |
2 | ノーウッドのレインジャー/Norwood Ranger | ||||
3 | 針刺ワーム/Spined Wurm | ||||
1 | 訓練されたアーモドン/Trained Armodon |
- 現在はVer.2である。完全版の完成が待望されていたが、2006年10月でついに製作を断念。
- バージョンが上がり、インスタントにエンチャント、アーティファクトが使用可能になったのがLearn To Play Magic。ただし、現在は英語版のみである。
第10版対応版
基本的なルールを覚えるために作られた、初心者用の体験ゲーム。バージョン1.00ではWindows用のみで、ファイル名はvirtual_magic_10th.exe。バージョン1.01ではWindows・Mac OS共に使えるようになり、ファイル名はMagic-1.0.1.air。 ただしバージョン1.01においては別途Adobe Airのインストールが必要になる。
第9版対応版と違い、日本で独自に製作されたものである。国内のマジック販売代理店タカラトミーが公式サイトで無料配布している。
使いたい色を白・青・黒・赤・緑の中から1つ選んで遊ぶ。選んだ色の基本構築済みデッキを使用する。それぞれのデッキ構成は下記参照のこと。なお、バージョン1.00では赤と緑のデッキしか使用できなかったが、バージョン1.01ではすべて使用できるようになっている。
- チョー・マノの決意/Cho-Manno's Resolve
- アルカニスの策略/Arcanis's Guile
- エヴィンカーの暴虐/Evincar's Tyranny
- カマールの激怒/Kamahl's Temper
- モリモの力/Molimo's Might
第9版対応版と比べてインスタントにエンチャント、アーティファクトが使用可能となっている。
バージョン1.00では、初心者入門用としてはお勧めできないほど多数のルール上の誤り、不具合が目に付いていたが、バージョン1.01では非常に改善されている。人工知能のレベルも格段に向上しており、負ける戦闘は基本的にしなくなっている。