魂分離機/Soul Separator
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**他のクリーチャーが戦場に出ることによって[[誘発]]する[[誘発型能力]]を持つクリーチャー・カードを[[対象]]としていた場合、スピリット・トークンの持つその能力が誘発する。 | **他のクリーチャーが戦場に出ることによって[[誘発]]する[[誘発型能力]]を持つクリーチャー・カードを[[対象]]としていた場合、スピリット・トークンの持つその能力が誘発する。 | ||
*対象のクリーチャー・カードが戦場に出るに際して作用する能力を持っている場合は、それも機能する。 | *対象のクリーチャー・カードが戦場に出るに際して作用する能力を持っている場合は、それも機能する。 | ||
− | **[[クローン/Clone]] | + | **[[クローン/Clone]]を[[追放]]した場合、スピリット・トークンはクローンの能力によってさらに他のクリーチャーの[[コピー]]になることができる。そうした場合、魂分離機の効果によって定められた一連の特性はクローンの効果によって上書きされる。 |
− | *対象のクリーチャー・カードが[[パワー]]や[[タフネス]]を定義する[[特性定義能力]] | + | *対象のクリーチャー・カードが[[パワー]]や[[タフネス]]を定義する[[特性定義能力]]を持っている場合、スピリット・トークンにその能力はコピーされない({{CR|707.9d}})。 |
− | **[[ | + | **[[マロー/Maro]]を追放した場合、スピリット・トークンは1/1で飛行以外の能力を持たない。 |
**パワーやタフネス以外を定義する特性定義能力は通常通りコピーされる。 | **パワーやタフネス以外を定義する特性定義能力は通常通りコピーされる。 | ||
+ | *ゾンビ・トークンのパワーやタフネスは対象のカードが墓地に存在したときの[[最後の情報]]を用いる。追放したことやスピリット・トークンを生成したことにより追放領域でそのカードのP/Tが変動してもサイズには影響しない。 | ||
+ | **[[ルアゴイフ/Lhurgoyf]]を追放した場合、ルアゴイフ自身を枚数に含めて決定されていた墓地でのP/Tに等しいP/Tのゾンビ・トークンを生成する。これは固定された数値であり、その後墓地の枚数が変わってもこのトークンのP/Tが変化することはない。 | ||
==参考== | ==参考== |
2024年2月14日 (水) 03:28時点における版
アーティファクト
(5),(T),魂分離機を生け贄に捧げる:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。1/1であることと、それの他のタイプに加えてスピリット(Spirit)であることと、飛行を持つことを除き、そのカードのコピーであるトークンを1体生成する。そのカードのパワーに等しいパワーとそのカードのタフネスに等しいタフネスを持つ黒のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
墓地のクリーチャーの魂と肉体を分離し、別々に蘇らせるアーティファクト。魂はP/T以外の特性を受け継いだ1/1飛行のスピリットになり、肉体はP/Tを受け継いだ黒のゾンビになる。
サイズと能力が別々のトークンに分かれるため、両者が噛みあっているのが強みであるクリーチャーを釣り上げてもあまり嬉しくない。例えば、これで怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathを蘇らせても強力とはいえないだろう。少々サイズが縮んでも問題がないほど強力な能力を持つクリーチャーや、飛行を得られることの恩恵が大きいクリーチャーを釣り上げたり、逆にゾンビ・トークンの方を目当てにして、サイズは大きいが厳しい維持コストやデメリットをもつクリーチャーを蘇らせたりするのがよいだろう。スピリット、ゾンビともに部族支援は豊富なので、それらでサポートしてやるのもよい。
また、使い切りの釣り竿に計8マナというのは分割払いとはいえかなり重く、単純なリアニメイトが目的ならこれより効率の良いカードは多い。独特の性質を使いこなしてこその、ジョニー向けのカードと言えるだろう。無色のアーティファクトなので、様々な構築が考えられるのも魅力。
リミテッドでは少々重いものの、トークンが2体出るためアドバンテージが取れる。ファッティやETB持ちを使いまわしたり、墓地肥やしと合わせて早期に釣り上げたりできればコスト分の働きはしたといえるだろう。
- サイズが縮むことが有利に働くクリーチャーとの相性は抜群である。例えば地獄の樹/Tree of Perditionを蘇生して能力を起動すると、対戦相手のライフを1にできる。ついでに0/13のゾンビも手に入る。
ルール
- 先にスピリット・トークンが生成され、その後ゾンビ・トークンが生成される。2体同時に戦場に出るのではない。
- 対象のクリーチャー・カードが戦場に出るに際して作用する能力を持っている場合は、それも機能する。
- クローン/Cloneを追放した場合、スピリット・トークンはクローンの能力によってさらに他のクリーチャーのコピーになることができる。そうした場合、魂分離機の効果によって定められた一連の特性はクローンの効果によって上書きされる。
- 対象のクリーチャー・カードがパワーやタフネスを定義する特性定義能力を持っている場合、スピリット・トークンにその能力はコピーされない(CR:707.9d)。
- マロー/Maroを追放した場合、スピリット・トークンは1/1で飛行以外の能力を持たない。
- パワーやタフネス以外を定義する特性定義能力は通常通りコピーされる。
- ゾンビ・トークンのパワーやタフネスは対象のカードが墓地に存在したときの最後の情報を用いる。追放したことやスピリット・トークンを生成したことにより追放領域でそのカードのP/Tが変動してもサイズには影響しない。
- ルアゴイフ/Lhurgoyfを追放した場合、ルアゴイフ自身を枚数に含めて決定されていた墓地でのP/Tに等しいP/Tのゾンビ・トークンを生成する。これは固定された数値であり、その後墓地の枚数が変わってもこのトークンのP/Tが変化することはない。