カタカタ橋のトロール/Clackbridge Troll
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(オールプレイ能力の定義は「どのプレイヤーも起動してよい」とされている起動型能力であること。) |
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*生け贄に捧げた時のドローは強制である点に注意。[[不死の騎士/Deathless Knight]]や[[呪術師のほうき/Sorcerer's Broom]]などで継続的にクリーチャーを供給されると[[ライブラリーアウト]]しかねない。 | *生け贄に捧げた時のドローは強制である点に注意。[[不死の騎士/Deathless Knight]]や[[呪術師のほうき/Sorcerer's Broom]]などで継続的にクリーチャーを供給されると[[ライブラリーアウト]]しかねない。 |
2022年1月23日 (日) 13:10時点における版
クリーチャー — トロール(Troll)
トランプル、速攻
カタカタ橋のトロールが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは白の0/1のヤギ(Goat)・クリーチャー・トークンを3体生成する。
あなたのターンの戦闘の開始時に、どの対戦相手もクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。いずれかのプレイヤーがそうしたなら、カタカタ橋のトロールをタップし、あなたは3点のライフを得て、あなたはカードを1枚引く。
5マナで8/8に加えて速攻とトランプルという、強烈なマナレシオを持つトロール。ETB能力で対戦相手のもとでヤギ・トークンを生成する上、戦闘開始時にクリーチャーを生け贄に捧げられるとタップされ攻撃を制限されてしまうが、その場合でもライフとカードのアドバンテージを得ることができる。
全体火力と組み合わせれば邪魔されずに攻撃が可能。あるいは、静寂をもたらすもの/HushbringerでETB能力を封じればトークン生成自体が行われない。ただし除去耐性があるわけではないので、最悪の場合は対戦相手にチャンプブロック要員を与えるだけで終わってしまうことも。
対戦相手のコントロール下で死亡しやすい脆弱なクリーチャーを一度に複数体生み出せるのはユニークな点であり、それを逆手に取った利用法も考えられる。例えば虐殺のワーム/Massacre Wurmと組み合わせることで、ヤギ3体を虐殺し6点のライフロス、タフネス2以上のクリーチャーがいなければトロールが素通しになり8点ダメージの合計14点。怪物の代言者、ビビアン/Vivien, Monsters' Advocateを噛ませれば、-2忠誠度能力を起動後虐殺のワームを唱えることで同一ターン内で確実にコンボを決めることができる[1]。
- 生け贄に捧げた時のドローは強制である点に注意。不死の騎士/Deathless Knightや呪術師のほうき/Sorcerer's Broomなどで継続的にクリーチャーを供給されるとライブラリーアウトしかねない。
ルール
- 攻撃している状態で戦場に出ることができれば、クリーチャーを生け贄に捧げるタイミングが発生しないので確実に攻撃ができる。
- 生け贄に捧げることを選べるのはコントローラーの戦闘開始ステップなので、戦闘後メイン・フェイズに戦場に出せば、次の対戦相手のターンにブロッカーとして立たせておくことができる。
開発秘話
モチーフは、ノルウェーの童話『三びきのやぎのがらがらどん』に登場する「橋の下に住むトロール」。草を求めて橋を渡る三匹のヤギを食べようとするが、一番大きなヤギにやっつけられてしまう。
当初は、対戦相手に攻撃クリーチャー1体につき1点のライフを支払うよう求める能力を持っていたが、これが『三びきのやぎのがらがらどん』のトロールだと気づくプレイヤーは少なかったので、ヤギを含むデザインに変更された。同じく3体のトークンを生成する亜麻色の侵入者/Flaxen Intruderや狼の獲物/Wolf's Quarryと差別化するため、トークンは対戦相手のコントロール下で生成されるようになった[2]。
- ただし、童話のようにヤギがトロールを返り討ちにするのは困難。例えば高潔のあかし/Righteousness1枚では相打ちにすら届かない。
脚注
- ↑ ゴルガリ・ワーム:BO1は別のゲーム?(スタンダード)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」2020年11月17日)
- ↑ Eldraine Check, Part 1/エルドレイン・チェック その1(Making Magic 2019年9月23日 Mark Rosewater著)
参考
- 『エルドレインの王権』のトークン(Daily MTG 2019年9月19日)
- カード個別評価:エルドレインの王権 - レア