モミール・ベーシック
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==構築ルール== | ==構築ルール== | ||
− | *使用可能カードは[[基本土地]]([[基本氷雪土地]] | + | *使用可能カードは[[基本土地]]([[基本氷雪土地]]は使用不可)のみ。種類は問わないので、各基本土地12枚でも特定の基本土地60枚でもかまわない。 |
− | *[[デッキ]] | + | *[[デッキ]]は60枚の基本土地と[[Momir Vig, Simic Visionary Avatar]]のデッキでなくてはならない。 |
==戦略== | ==戦略== | ||
運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。 | 運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。 | ||
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:まず前提として、「土地の[[プレイ]]」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを[[展開]]されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いが[[プレイング]]の大半と言っても良い。 | :まず前提として、「土地の[[プレイ]]」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを[[展開]]されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いが[[プレイング]]の大半と言っても良い。 | ||
:*そのことから、[[マナ・クリーチャー]]や[[ハンド・アドバンテージ]]を得られるクリーチャーは有効性が高い。 | :*そのことから、[[マナ・クリーチャー]]や[[ハンド・アドバンテージ]]を得られるクリーチャーは有効性が高い。 | ||
:1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。 | :1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。 | ||
:*参考までに1マナ域のクリーチャーがマナ・クリーチャーである確率はほぼ1/19(5%程度)。2マナ域も同程度である。3マナ域では2.6%程度。 | :*参考までに1マナ域のクリーチャーがマナ・クリーチャーである確率はほぼ1/19(5%程度)。2マナ域も同程度である。3マナ域では2.6%程度。 | ||
− | :* | + | :*以前はX=2から起動する(X=3では起動しない)ことが多かったが、現在では、比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つ[[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth|エルドラージ・クリーチャー]]のマナ域に繋げるため、[[アゾリウスのギルド魔道士/Azorius Guildmage]]がいるX=2で起動した後はX=5程度まで手札を保持することも多い。 |
− | :** | + | :**アゾリウスのギルド魔道士は出たら勝ちと言えるカードではあるが、これが出る確率は1/1127(0.09%程度、[[アヴァシンの帰還]]現在)。この確率に縋るくらいなら2ターン目は土地を置くだけにしたほうが無難かもしれない。 |
;[[基本土地]]は全種類投入 | ;[[基本土地]]は全種類投入 | ||
:この[[フォーマット]]では一切呪文を[[唱える]]ことができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。 | :この[[フォーマット]]では一切呪文を[[唱える]]ことができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。 | ||
:有用な[[起動型能力]]を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。 | :有用な[[起動型能力]]を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。 | ||
− | :*[[パンプアップ]]持ちの有効活用に、[[沼]]と[[山]]をやや多めに入れる。 | + | :*[[パンプアップ]]持ちの有効活用に、[[沼/Swamp]]と[[山/Mountain]]をやや多めに入れる。 |
:**逆に[[土地渡り]]を考慮して序盤は沼などを置かないプレイングが重要になる。 | :**逆に[[土地渡り]]を考慮して序盤は沼などを置かないプレイングが重要になる。 | ||
− | :*[[島]]も生息条件に関わるカードが多く比重は重く、逆に[[平地]]・[[森]]は起動型能力(必要マナが少ない)を使うことが少ないので数枚しか入れない事が多い。 | + | :*[[島/Island]]も生息条件に関わるカードが多く比重は重く、逆に[[平地/Plains]]・[[森/Forest]]は起動型能力(必要マナが少ない)を使うことが少ないので数枚しか入れない事が多い。 |
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*[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/006681/ 第28回:《山》メイン5色]([[高橋優太]]の「このデッキを使え!」から) | *[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/006681/ 第28回:《山》メイン5色]([[高橋優太]]の「このデッキを使え!」から) | ||
*[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/010099/ 第45回:《山》メイン5色 Part2 ~勝つためのモミール講座~/モミールベーシック]([[高橋優太]]の「このデッキを使え!」から) | *[http://archive.mtg-jp.com/reading/decks/010099/ 第45回:《山》メイン5色 Part2 ~勝つためのモミール講座~/モミールベーシック]([[高橋優太]]の「このデッキを使え!」から) | ||
*[http://mtg-jp.com/reading/formats/001290/ 第10回:Master of Momir Basic~モミールの達人~]([[高橋優太]]の「このフォーマットを極めろ!」から) | *[http://mtg-jp.com/reading/formats/001290/ 第10回:Master of Momir Basic~モミールの達人~]([[高橋優太]]の「このフォーマットを極めろ!」から) | ||
*[http://mtg-jp.com/reading/variety/003066/ 行弘賢の「MOを遊びつくせ!」第2回:モミール・ベーシック] | *[http://mtg-jp.com/reading/variety/003066/ 行弘賢の「MOを遊びつくせ!」第2回:モミール・ベーシック] | ||
+ | *[[Magic Online Momir Vig Basic Event Deck]] | ||
+ | *[[フォーマット]] |
2013年8月23日 (金) 23:21時点における版
モミール・ベーシック/Momir BASICとは、Magic Online認定フォーマットの1つ。Magic Online VanguardのMomir Vig, Simic Visionary Avatarと基本土地のみが使用可能なフォーマット。
要するにMomir Vigから出てきたトークンのみで戦うわけで、その性質から、構築やリミテッドなどに比べ、運の要素が極めて強い。
Momir Vigが使用可能になって以来、主にカジュアル・ルームでプレイされていた物が正式にサポートされた。
目次 |
構築ルール
- 使用可能カードは基本土地(基本氷雪土地は使用不可)のみ。種類は問わないので、各基本土地12枚でも特定の基本土地60枚でもかまわない。
- デッキは60枚の基本土地とMomir Vig, Simic Visionary Avatarのデッキでなくてはならない。
戦略
運の要素が大きいのは言うまでもないが、それでも基本となる戦略は存在する。ただし、それら基本とされていることでも、決して正確な計算に基づいたものではなく、また新しいセットがサポートされるたびに変わっていくことに注意。また、諸説存在する。
- 能力をX=1から起動しない
- まず前提として、「土地のプレイ」「Momir Vigの能力を起動」の両方を行えるのは、手札が2枚以上残っているのが条件である。当然、より大きなマナ域でその状態を保持したいが、そのためには序盤は土地のプレイのみを行い、手札の消費を抑える必要がある。つまりその間は一方的にクリーチャーを展開されるリスクを犯すことになり、その兼ね合いがプレイングの大半と言っても良い。
- そのことから、マナ・クリーチャーやハンド・アドバンテージを得られるクリーチャーは有効性が高い。
- 1マナのクリーチャーに、盤面に大きな影響を与えるものは少ないため、カード消費を抑えてマナを伸ばす方が良い(マナ・クリーチャーの確率は概ね低い)。
- 参考までに1マナ域のクリーチャーがマナ・クリーチャーである確率はほぼ1/19(5%程度)。2マナ域も同程度である。3マナ域では2.6%程度。
- 以前はX=2から起動する(X=3では起動しない)ことが多かったが、現在では、比較的高確率かつ圧倒的な支配力を持つエルドラージ・クリーチャーのマナ域に繋げるため、アゾリウスのギルド魔道士/Azorius GuildmageがいるX=2で起動した後はX=5程度まで手札を保持することも多い。
- アゾリウスのギルド魔道士は出たら勝ちと言えるカードではあるが、これが出る確率は1/1127(0.09%程度、アヴァシンの帰還現在)。この確率に縋るくらいなら2ターン目は土地を置くだけにしたほうが無難かもしれない。
- 基本土地は全種類投入
- このフォーマットでは一切呪文を唱えることができないため、クリーチャーのサイズと能力だけで戦うことになる。
- 有用な起動型能力を持つクリーチャーは各色に存在するため、それぞれの色のマナを使えるようにしておく方が、戦場に出たクリーチャーが腐りにくい。
その他
強烈なデメリットを持つなど、単純に使うようにデザインされていないクリーチャーを引き当てると、即敗北あるいは大幅に不利になることも多い。
それらのマナ域で、能力を一切起動しないわけにはいかないだろうから、基本的に対処の方法は皆無である。
X | 出たクリーチャー | 結果 |
---|---|---|
2 | 誘うワーム/Tempting Wurm | 対戦相手が大量の土地を戦場に出せる。 |
3 | 田舎の破壊者/Countryside Crusher | 次の自分のアップキープにライブラリーがすべて削られる。 |
4 | 荒廃の巨人/Desolation Giant | 自分の他のクリーチャーが壊滅する(再生可能)。 |
5 | 地ならし屋/Leveler | ライブラリーがすべて削られる。 |
荒廃の天使/Desolation Angel | 自分の土地が壊滅する。 | |
空を飲み込むもの/Sky Swallower | 自分の他のパーマネントが全て対戦相手のものになる。 | |
アニマの賢者/Sages of the Anima | カードが引けなくなる。 | |
6 | 世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon | 自分のパーマネントがこれだけになる。クリーチャーは状況起因処理で消滅。 |
7 | 触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable | 誘発型能力により即座にゲームに敗北する。 |
8 | 深海の生息者/Denizen of the Deep | 自分の他のクリーチャーが壊滅する。 |
また、基本セット2014現在、X=13、X=14のクリーチャーは存在しない。
参考
- 第28回:《山》メイン5色(高橋優太の「このデッキを使え!」から)
- 第45回:《山》メイン5色 Part2 ~勝つためのモミール講座~/モミールベーシック(高橋優太の「このデッキを使え!」から)
- 第10回:Master of Momir Basic~モミールの達人~(高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」から)
- 行弘賢の「MOを遊びつくせ!」第2回:モミール・ベーシック
- Magic Online Momir Vig Basic Event Deck
- フォーマット