シールド
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運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。 | 運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。 | ||
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シールドでは配布された84枚の中からデッキを構築するフォーマットである。 | シールドでは配布された84枚の中からデッキを構築するフォーマットである。 | ||
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もし、除去が足りない場合は[[精神腐敗/Mind Rot]]といった[[手札破壊]]や[[本質の散乱/Essence Scatter]]といった[[カウンター]]で代用しよう。 | もし、除去が足りない場合は[[精神腐敗/Mind Rot]]といった[[手札破壊]]や[[本質の散乱/Essence Scatter]]といった[[カウンター]]で代用しよう。 | ||
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===綺麗なマナカーブを=== | ===綺麗なマナカーブを=== | ||
デッキ内の[[マナカーブ]]を留意することも重要である。3マナを頂点とした放物線を描くようなマナカーブ理想的とされる。 | デッキ内の[[マナカーブ]]を留意することも重要である。3マナを頂点とした放物線を描くようなマナカーブ理想的とされる。 | ||
低マナに寄り過ぎると息切れをしやすく、逆だと序盤に押される危険性がある。 | 低マナに寄り過ぎると息切れをしやすく、逆だと序盤に押される危険性がある。 | ||
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===できるだけ2色で=== | ===できるだけ2色で=== | ||
一般にほとんどのマナ基盤が[[基本土地]]であるリミテッドでは2色で組むのが望ましいとされる。 | 一般にほとんどのマナ基盤が[[基本土地]]であるリミテッドでは2色で組むのが望ましいとされる。 | ||
− | + | ただし、カードプールが貧弱だった場合、3色目を[[タッチ]]する程度にとどめ、[[不屈の自然/Rampant Growth]]などといった[[土地サーチカード]]や[[マナフィルター]]を活用しよう。 | |
===土地の枚数=== | ===土地の枚数=== | ||
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ただし、3マナを使ってたり、重くなってたりする場合は土地18枚でも構わない。上記の土地サーチやマナフィルターは土地1枚分として数えよう。 | ただし、3マナを使ってたり、重くなってたりする場合は土地18枚でも構わない。上記の土地サーチやマナフィルターは土地1枚分として数えよう。 | ||
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===先手を取るか、後手を取るか=== | ===先手を取るか、後手を取るか=== | ||
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しかし、[[ゼンディカー]]以降、低マナコストのパワーが強くなっているため後手有利の理論が通用しなくなっている。 | しかし、[[ゼンディカー]]以降、低マナコストのパワーが強くなっているため後手有利の理論が通用しなくなっている。 | ||
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− | + | チーム・シールドでは、トーナメントパック2つとブースターパック4つで3人分のデッキを([[世界選手権98]]では、[[第5版]]の[[スターターデッキ]]4つとブースターパック4つで4人分)作ることになる。基本土地を除き1人辺り約50枚と少ないが、カードプールが広いので[[単色デッキ]]や2色デッキが組みやすくなっている。 | |
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[[プレリリース・トーナメント]]で行われている[[双頭巨人戦]]のシールドではブースターパック8つで行う。 | [[プレリリース・トーナメント]]で行われている[[双頭巨人戦]]のシールドではブースターパック8つで行う。 |
2013年1月7日 (月) 06:38時点における版
シールド/Sealed Deckとは、未開封のブースターパックをその場で開け、40枚以上のデッキを構築する対戦形式。基本土地(基本氷雪土地除く)は好きなだけ支給される。デッキに使用しないカードはすべてサイドボードとなる。
通常、シールド戦はブースターパック6つで行われる。すべてのフォーマットの中でもっとも運の要素が大きい。
- 内訳として、「大型エキスパンション×6」、「大型エキスパンション×3+小型エキスパンション×3」、「大型エキスパンション×2+小型エキスパンション×2+小型エキスパンション×2」が主流である。
- 2009年2月(コンフラックスのプレリリース・トーナメント・発売記念パーティ)まではトーナメントパック1つ、ブースターパック2つ(トーナメントパックがない場合はブースターパック5つ)で行われていた。カードのダブり方や、レアカードの強化などで戦術が違ってきている。
ルール適用度において競技レベル以上の場合、シールド戦では専用のデッキ登録用紙へのカード登録をし、デッキに使用するカードを記入する。デッキ登録後、ランダムでパックを交換する方式もあるので、制限時間内に間違いなくパックのカードを記入することが大切である。
- 「盾/Shield」ではなく「封をされた/Sealed」という意味。
- 多めに土地を確保しておき、苦手な色に当たった場合に色変えをするという戦略もある。
- 黎明期では、スターターデッキに土地が入っているので、基本土地は各人最大5枚までしか追加で支給されなかった(例:山2枚+沼3枚)。
目次 |
デッキ構築の定石
運の要素が強いとされるシールドでも構築の定石が存在する。
強いカードを使う
シールドでは配布された84枚の中からデッキを構築するフォーマットである。
勝利を引き寄せるエンドカードは必ず入れるべきである。
また、予言/Divinationといったエンドカードをたぐり寄せるドローカードや墓暴き/Disentombといった除去されても再利用できるカードも重要である。
除去カードは重要
クリーチャーとの戦闘がメインであるため除去は必須とされる。
ただし、垂直落下/Plummetといった除去が限定されるカードはサイドにしまっておくのが無難である。
もし、除去が足りない場合は精神腐敗/Mind Rotといった手札破壊や本質の散乱/Essence Scatterといったカウンターで代用しよう。
綺麗なマナカーブを
デッキ内のマナカーブを留意することも重要である。3マナを頂点とした放物線を描くようなマナカーブ理想的とされる。
低マナに寄り過ぎると息切れをしやすく、逆だと序盤に押される危険性がある。
できるだけ2色で
一般にほとんどのマナ基盤が基本土地であるリミテッドでは2色で組むのが望ましいとされる。
ただし、カードプールが貧弱だった場合、3色目をタッチする程度にとどめ、不屈の自然/Rampant Growthなどといった土地サーチカードやマナフィルターを活用しよう。
土地の枚数
一般的には土地17枚、呪文23枚が適正とされる。
ただし、3マナを使ってたり、重くなってたりする場合は土地18枚でも構わない。上記の土地サーチやマナフィルターは土地1枚分として数えよう。
先手を取るか、後手を取るか
シールドではテンポよりカードパワー1枚分の強さが重要視される。そのため、カード・アドバンテージをもつ後攻を取ることが有利とされてきた。
しかし、ゼンディカー以降、低マナコストのパワーが強くなっているため後手有利の理論が通用しなくなっている。
さまざまなバリエーション
スーパーシールド
使用するブースターパックを通常の倍の12パックで行うシールドをスーパーシールドと呼ぶ。2011年のマジック・ウイークエンド・パリでのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのプレーオフや、バトル・オブ・チャンピオンに採用された。
カードプールが必然的に広くなるため、派手な展開になりやすい。デッキすべてを交換する戦術も可能である。
スタンダードシールド
現在スタンダードで使用できるエキスパンションから各1パックを使うシールド。グランプリ神戸12のサイドイベントで行われ、基本セット2012、ミラディンの傷跡、ミラディン包囲戦、新たなるファイレクシア、イニストラード、闇の隆盛が使われる。
4 Booster Sealed
Magic Onlineでは、使用するブースターパックを4個で行う形式もある。 カードプールが通常よりも狭くなるため、デッキは40枚でなく30枚以上となっている。
- 他にも、カードプールが全員同じデュプリケイテッド・シールドや、各エキスパンションのブースターを1つずつ使うデカデント・シールド、最もカードプールが狭い1パックシールドなどが非公式にある。
チーム・シールド
チーム・シールドでは、トーナメントパック2つとブースターパック4つで3人分のデッキを(世界選手権98では、第5版のスターターデッキ4つとブースターパック4つで4人分)作ることになる。基本土地を除き1人辺り約50枚と少ないが、カードプールが広いので単色デッキや2色デッキが組みやすくなっている。
プレリリース・トーナメントで行われている双頭巨人戦のシールドではブースターパック8つで行う。
参考
- はじめてのシールドデッキ (タカラトミー、文:真木孝一郎)
- 高橋 優太のリミテッドマニュアル:シールド構築編 (タカラトミー、文:高橋優太)
- 10項目で学ぶシールドデッキの作り方(文:Olivier Ruel)
- 第25回:シールドのメモ帳(渡辺雄也の「リミテッドのススメ」から)
- 藤田憲一の「スーパーシールド」も楽じゃない!?
- リミテッド
- ドラフト
- トーナメント用語