大群の笛吹き、トーテンタンズ/Totentanz, Swarm Piper

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[[エルドレインの森]][[リミテッド]]における[[黒赤]]の[[基柱カード]]。同テーマが扱うネズミ・トークンは通常は[[ブロック制限|ブロックできない]]1/1という貧弱な存在だが、接死付与により強気に[[攻撃]]できる[[アタッカー]]として振る舞える。
 
[[エルドレインの森]][[リミテッド]]における[[黒赤]]の[[基柱カード]]。同テーマが扱うネズミ・トークンは通常は[[ブロック制限|ブロックできない]]1/1という貧弱な存在だが、接死付与により強気に[[攻撃]]できる[[アタッカー]]として振る舞える。
  
1回2[[マナ]]と乱発するとそれなりに[[テンポ]]は持っていかれるが、「[[ブロック]]したら[[起動]]されて相討ちにされるかもしれない」というプレッシャーをかけることで[[対戦相手]]は[[ブロック]]しづらくなるので、起動回数は節約しやすい。もちろん[[大食の害獣/Voracious Vermin]]のようなトークンでないネズミにも有効である。
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1回2[[マナ]]と乱発するとそれなりに[[テンポ]]は持っていかれるが、「[[ブロック]]したら[[起動]]されて相討ちにされるかもしれない」というプレッシャーがかかることで[[対戦相手]]は[[ブロック]]しづらくなるので、起動回数は節約しやすい。もちろん[[大食の害獣/Voracious Vermin]]のようなトークンでないネズミにも有効である。
  
 
もう一つの能力であるトークン生成も優秀で、ネズミ以外も相討ち覚悟の攻撃がしやすくなるほか、[[協約]]のタネも用意しやすくなる。当然、接死付与に繋げることもできる。クリーチャー1体を2回分の[[生け贄]]にできるので[[サクリファイス]]戦術とも相性が良いが、同[[セット]]の生け贄[[ギミック]]は協約に偏っているのが難点か。ただし[[おとぎ話]]枠から[[吸血の儀式/Vampiric Rites]]を入手できれば使い勝手が大きく増す。また、運が良ければ[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]による[[戦場]]の[[コントロール (俗語)|コントロール]]も狙えるだろう。
 
もう一つの能力であるトークン生成も優秀で、ネズミ以外も相討ち覚悟の攻撃がしやすくなるほか、[[協約]]のタネも用意しやすくなる。当然、接死付与に繋げることもできる。クリーチャー1体を2回分の[[生け贄]]にできるので[[サクリファイス]]戦術とも相性が良いが、同[[セット]]の生け贄[[ギミック]]は協約に偏っているのが難点か。ただし[[おとぎ話]]枠から[[吸血の儀式/Vampiric Rites]]を入手できれば使い勝手が大きく増す。また、運が良ければ[[ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment]]による[[戦場]]の[[コントロール (俗語)|コントロール]]も狙えるだろう。
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ある日、[[エルドレイン/Eldraine#エッジウォール/Edgewall|エッジウォール/Edgewall]]にて道が陥没し、彼は地下の神秘的な空間へと落下する。そこで彼を見つめていたのは数百もの赤い瞳であった――だが、そのネズミ達は彼をディナーにするのではなく、より深くへと続く道へ案内した。
 
ある日、[[エルドレイン/Eldraine#エッジウォール/Edgewall|エッジウォール/Edgewall]]にて道が陥没し、彼は地下の神秘的な空間へと落下する。そこで彼を見つめていたのは数百もの赤い瞳であった――だが、そのネズミ達は彼をディナーにするのではなく、より深くへと続く道へ案内した。
  
進んだ先の地下遺跡にて、彼は巨大な悪魔的ネズミ「[[下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer King#ストーリー|駆け抜け侯/Lord Skitter]]」と出会う。その怪物は地上をげっ歯類の楽園にする野望を企てており、トーテンタンズは将来の地位を約束されるとともにネズミを操る力を手に入れた。ただし、飢えたネズミ共に餌を与えなければ駆け抜け候の守護は消え、自分が餌にされてしまう。彼は万物をネズミの餌食にすべく笛を吹く――まずはエッジウォールからだ!
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進んだ先の地下遺跡にて、彼は巨大な悪魔的ネズミ「[[下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer King#ストーリー|駆け抜け侯/Lord Skitter]]」と出会う。その怪物は地上をげっ歯類の楽園にする野望を企てており、トーテンタンズは将来の地位を約束されるとともにネズミを操る力を手に入れた。ただし、ネズミ共に餌を与えなければ駆け抜け候の加護を飢えた本能が凌駕し、自分が餌にされてしまう。彼は万物をネズミの餌食にすべく笛を吹く――まずはエッジウォールからだ!
  
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*『全高10話』によると、最終的にはパイプをエッジウォール市民に奪われ、逆にネズミに襲われてしまったとのこと。
 
*モチーフは、ドイツの童話『[[Wikipedia:ja:ハーメルンの笛吹き男|ハーメルンの笛吹き男]]』。詳細はモチーフを同じとする[[群れの笛吹き男/Piper of the Swarm]]を参照。
 
*モチーフは、ドイツの童話『[[Wikipedia:ja:ハーメルンの笛吹き男|ハーメルンの笛吹き男]]』。詳細はモチーフを同じとする[[群れの笛吹き男/Piper of the Swarm]]を参照。
 
*実は[[機械兵団の進軍]]時点で彼の活動は示唆されている。エッジウォールを訪れた[[ランクル/Rankle]]が無数のネズミが溢れ出すのを目撃しており、それを笛吹きの仕業だと考えていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-adventures-of-rankle-master-of-love March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MOM/0036864/ サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険](Magic Story [[2023年]]3月22日 [[Jenna Helland]]著)</ref>。
 
*実は[[機械兵団の進軍]]時点で彼の活動は示唆されている。エッジウォールを訪れた[[ランクル/Rankle]]が無数のネズミが溢れ出すのを目撃しており、それを笛吹きの仕業だと考えていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-adventures-of-rankle-master-of-love March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MOM/0036864/ サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険](Magic Story [[2023年]]3月22日 [[Jenna Helland]]著)</ref>。
 
**ただしトーテンタンズではなく、上記した群れの笛吹き男が犯人である可能性も否定できない。
 
**ただしトーテンタンズではなく、上記した群れの笛吹き男が犯人である可能性も否定できない。
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*Totentanzとはドイツ語で「[[Wikipedia:ja:死の舞踏|死の舞踏]]」の意味。[[Dance of the Dead]]のドイツ語版もこの名前である。
 
===[[カード名]]に登場===
 
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;[[エルドレインの森]]
 
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:[[抑圧/Oppression]]
 
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===登場記事・登場作品===
 
===登場記事・登場作品===
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*[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/ten-stories-tall Ten Stories Tall]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037269/ 全高10話]([[Making Magic]] 2023年9月25日 [[Mark Rosewater]]著)
 
*MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期)
 
*MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期)
 
*『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語)
 
*『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語)
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==脚注==
 
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2024年5月27日 (月) 17:28時点における最新版


Totentanz, Swarm Piper / 大群の笛吹き、トーテンタンズ (1)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock) バード(Bard)

大群の笛吹き、トーテンタンズや、あなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないクリーチャー1体が死亡するたび、「このクリーチャーではブロックできない。」を持つ黒の1/1のネズミ(Rat)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
(1)(黒):あなたがコントロールしていて攻撃しているネズミ1体を対象とする。ターン終了時まで、それは接死を得る。

2/3

トークンでない自軍クリーチャーやこれ自身が死亡するとネズミ・トークンを生成する伝説の人間邪術師。ネズミへの接死付与も可能。

エルドレインの森リミテッドにおける黒赤基柱カード。同テーマが扱うネズミ・トークンは通常はブロックできない1/1という貧弱な存在だが、接死付与により強気に攻撃できるアタッカーとして振る舞える。

1回2マナと乱発するとそれなりにテンポは持っていかれるが、「ブロックしたら起動されて相討ちにされるかもしれない」というプレッシャーがかかることで対戦相手ブロックしづらくなるので、起動回数は節約しやすい。もちろん大食の害獣/Voracious Verminのようなトークンでないネズミにも有効である。

もう一つの能力であるトークン生成も優秀で、ネズミ以外も相討ち覚悟の攻撃がしやすくなるほか、協約のタネも用意しやすくなる。当然、接死付与に繋げることもできる。クリーチャー1体を2回分の生け贄にできるのでサクリファイス戦術とも相性が良いが、同セットの生け贄ギミックは協約に偏っているのが難点か。ただしおとぎ話枠から吸血の儀式/Vampiric Ritesを入手できれば使い勝手が大きく増す。また、運が良ければゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentによる戦場コントロールも狙えるだろう。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

エルドレインの森の2伝説のクリーチャーサイクル稀少度アンコモンリミテッド指針アンコモンでもあり、それぞれの2色のアーキタイプと童話に対応している。

[編集] ストーリー

トーテンタンズ/Totentanzエルドレイン/Eldraine人間/Human。男性(イラスト)。

彼はネズミの彫刻がされた笛で数多くの曲を奏でていたが、境界地/The Boundary Landsの集落という集落を周ってもまるでおひねりを得られなかった。恐らく、それは彼が聞き手を軽蔑していたことと、隠しきれない憎しみがあったからなのだろう。

ある日、エッジウォール/Edgewallにて道が陥没し、彼は地下の神秘的な空間へと落下する。そこで彼を見つめていたのは数百もの赤い瞳であった――だが、そのネズミ達は彼をディナーにするのではなく、より深くへと続く道へ案内した。

進んだ先の地下遺跡にて、彼は巨大な悪魔的ネズミ「駆け抜け侯/Lord Skitter」と出会う。その怪物は地上をげっ歯類の楽園にする野望を企てており、トーテンタンズは将来の地位を約束されるとともにネズミを操る力を手に入れた。ただし、ネズミ共に餌を与えなければ駆け抜け候の加護を飢えた本能が凌駕し、自分が餌にされてしまう。彼は万物をネズミの餌食にすべく笛を吹く――まずはエッジウォールからだ!

  • 『全高10話』によると、最終的にはパイプをエッジウォール市民に奪われ、逆にネズミに襲われてしまったとのこと。
  • モチーフは、ドイツの童話『ハーメルンの笛吹き男』。詳細はモチーフを同じとする群れの笛吹き男/Piper of the Swarmを参照。
  • 実は機械兵団の進軍時点で彼の活動は示唆されている。エッジウォールを訪れたランクル/Rankleが無数のネズミが溢れ出すのを目撃しており、それを笛吹きの仕業だと考えていた[1]
    • ただしトーテンタンズではなく、上記した群れの笛吹き男が犯人である可能性も否定できない。
  • Totentanzとはドイツ語で「死の舞踏」の意味。Dance of the Deadのドイツ語版もこの名前である。

[編集] カード名に登場

エルドレインの森
トーテンタンズの歌/Song of Totentanz

[編集] フレイバー・テキストに登場

エルドレインの森
密告/Rat Outかじりつく大合唱/Gnawing Crescendo

[編集] イラストに登場

エルドレインの森
密告/Rat Out、駆け抜け侯の祝福/Lord Skitter's Blessing、かじりつく大合唱/Gnawing Crescendo、トーテンタンズの歌/Song of Totentanz(手のみ)
おとぎ話
抑圧/Oppression

[編集] 登場記事・登場作品

[編集] 脚注

  1. March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love/サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険(Magic Story 2023年3月22日 Jenna Helland著)

[編集] 参考

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