糸車/Spinning Wheel

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[[マナリス/Manalith]]の系譜に連なる[[多色]][[マナ・アーティファクト]]と、[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]系列の[[タッパー]]が抱き合わさった[[アーティファクト]]。
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[[マナリス/Manalith]]の系譜に連なる[[多色]][[マナ・アーティファクト]]と、[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]系列の[[タッパー]]が抱き合わさった[[アーティファクト]]。前者の[[上位互換]]。
  
 
[[構築]]では力不足だが、[[リミテッド]]における[[マナ加速]]や多色化支援の候補に上がる一枚。[[エルドレインの王権]]特有の[[一徹]]の成立にも役立つ。タッパー[[能力]]の方は[[起動]]に5[[マナ]]も必要と本家よりも大きく劣る性能だが、終盤戦で1体の[[大型クリーチャー]]に蹂躙されそうな場面や、最後のひと押しで邪魔な[[ブロッカー]]をどかしたい場面では頼りになる。採用する際はそういった強みと[[テンポ]]を少なからず失う弱みを天秤にかけたい。むしろ「[[マナフラッド]]対策の付いたマナ・アーティファクト」と割り切るのも手か。
 
[[構築]]では力不足だが、[[リミテッド]]における[[マナ加速]]や多色化支援の候補に上がる一枚。[[エルドレインの王権]]特有の[[一徹]]の成立にも役立つ。タッパー[[能力]]の方は[[起動]]に5[[マナ]]も必要と本家よりも大きく劣る性能だが、終盤戦で1体の[[大型クリーチャー]]に蹂躙されそうな場面や、最後のひと押しで邪魔な[[ブロッカー]]をどかしたい場面では頼りになる。採用する際はそういった強みと[[テンポ]]を少なからず失う弱みを天秤にかけたい。むしろ「[[マナフラッド]]対策の付いたマナ・アーティファクト」と割り切るのも手か。
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モチーフは、童話『[[Wikipedia:ja:眠れる森の美女|眠れる森の美女]]』や[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ルンペルシュティルツヒェン|ルンペルシュティルツヒェン]]』に登場する「[[Wikipedia:ja:糸車|糸車]]」。前者では、王女が「15歳になると糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけられ、予言通りになるが、死ぬ代わりに[[魔法の眠り/Charmed Sleep|深い眠り]]につく。後者では、小人が娘に糸車で藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに[[初子さらい/Claim the Firstborn|最初に生まれる子供]]を渡すよう迫る。
 
モチーフは、童話『[[Wikipedia:ja:眠れる森の美女|眠れる森の美女]]』や[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ルンペルシュティルツヒェン|ルンペルシュティルツヒェン]]』に登場する「[[Wikipedia:ja:糸車|糸車]]」。前者では、王女が「15歳になると糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけられ、予言通りになるが、死ぬ代わりに[[魔法の眠り/Charmed Sleep|深い眠り]]につく。後者では、小人が娘に糸車で藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに[[初子さらい/Claim the Firstborn|最初に生まれる子供]]を渡すよう迫る。
  
このカードは最初、眠れる森の美女をモチーフに、[[クリーチャー]]を[[タップ]]する(眠らせる)アーティファクトとして作られたが、後にルンペルシュティルツヒェンにも糸車が登場することが見出され、[[金箔付け/Gild]]などと同じ「金/Gold」という[[カード名|名前]][[トークン]]を[[生成]]する(金を紡ぐ)能力が追加された。その後、[[食物]]・トークンとの重複から、金を紡ぐ能力は単純にマナを生み出す能力に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-check-part-3-2019-10-07 Eldraine Check, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033149/ エルドレイン・チェック その3]([[Making Magic]] [[2019年]]10月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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このカードは最初、眠れる森の美女をモチーフに、[[クリーチャー]]を[[タップ]]する(眠らせる)アーティファクトとして作られたが、後にルンペルシュティルツヒェンにも糸車が登場することが見出され、[[金箔付け/Gild]]などと同じ[[]][[トークン]]を[[生成]]する(金を紡ぐ)能力が追加された。その後、[[食物]]・トークンとの重複から、金を紡ぐ能力は単純にマナを生み出す能力に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-check-part-3-2019-10-07 Eldraine Check, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033149/ エルドレイン・チェック その3]([[Making Magic]] [[2019年]]10月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
==脚注==
 
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2020年1月12日 (日) 07:31時点における最新版


マナリス/Manalithの系譜に連なる多色マナ・アーティファクトと、氷の干渉器/Icy Manipulator系列のタッパーが抱き合わさったアーティファクト。前者の上位互換

構築では力不足だが、リミテッドにおけるマナ加速や多色化支援の候補に上がる一枚。エルドレインの王権特有の一徹の成立にも役立つ。タッパー能力の方は起動に5マナも必要と本家よりも大きく劣る性能だが、終盤戦で1体の大型クリーチャーに蹂躙されそうな場面や、最後のひと押しで邪魔なブロッカーをどかしたい場面では頼りになる。採用する際はそういった強みとテンポを少なからず失う弱みを天秤にかけたい。むしろ「マナフラッド対策の付いたマナ・アーティファクト」と割り切るのも手か。

[編集] 開発秘話

モチーフは、童話『眠れる森の美女』やグリム童話ルンペルシュティルツヒェン』に登場する「糸車」。前者では、王女が「15歳になると糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけられ、予言通りになるが、死ぬ代わりに深い眠りにつく。後者では、小人が娘に糸車で藁から金を紡いでやるが、それと引き換えに最初に生まれる子供を渡すよう迫る。

このカードは最初、眠れる森の美女をモチーフに、クリーチャータップする(眠らせる)アーティファクトとして作られたが、後にルンペルシュティルツヒェンにも糸車が登場することが見出され、金箔付け/Gildなどと同じトークン生成する(金を紡ぐ)能力が追加された。その後、食物・トークンとの重複から、金を紡ぐ能力は単純にマナを生み出す能力に変更された[1]

[編集] 脚注

  1. Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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