最後の情報
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2009年10月7日 (水) 00:06時点における版
最後の情報/Last Known Informationとは、それが以前存在した領域から離れる直前の情報のことである。英語名から「LKI」と省略されることもある。
呪文や能力の解決によって発生する効果の処理に際し、あるオブジェクトが本来あるべき領域を離れている場合、そのオブジェクトの「最後の情報」を用いる。
- 例:トゲ撃ちゴブリン/Spikeshot Goblinの起動型能力の解決前に、それが場を離れた場合、場を離れる直前のパワーの値を参照する。
呪文や能力の解決時以外には最後の情報を利用することはできない。
- 例:梅澤の十手/Umezawa's Jitteを装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを割り振り、その戦闘ダメージが解決される前にこのクリーチャーが場を離れた場合、カウンターは乗らない。
また、常在型能力による効果は「最後の情報」を利用できない。
- 例:はじける子嚢/Saproling Burstからでた苗木トークンは、はじける子嚢が場を離れれば直ちに0/0になる。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 113 能力
- 113.7 能力の発生源は、それを作ったオブジェクトである。スタックにある起動型能力の発生源は、起動した能力を持つオブジェクトである。スタックにある、または誘発してスタックに積まれるのを待っている誘発型能力の発生源は、(遅延誘発型能力を除き)誘発した能力を持つオブジェクトである。遅延誘発型能力の発生源については、rule 603.7d-f 参照。
- 113.7a いったん起動し、または誘発したら、能力はその能力の発生源とは独立して スタックに存在する。以降、その能力の発生源を破壊したり除去したりしても、能力には影響を及ぼさない。いくつかの能力は、その能力が直接何かをするのではなく、その能力の発生源に何かをさせることに注意すること(例えば、「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。放蕩紅蓮術士はそれに1点のダメージを与える。」)。このような場合、起動型能力を宣言したり誘発型能力をスタックに置いたりする時点でその発生源の情報を参照する起動型能力や誘発型能力は、その能力がスタックに置かれる時点でそれらの情報をチェックする。それ以外の理由で発生源の情報を参照する能力は、その能力の解決時にその情報をチェックする。いずれにせよ、チェックする時点で発生源が既に元あった領域 にない場合、その能力の発生源の、その領域を離れる直前の情報を使う。すでに存在しなくなっていても、発生源がその処理を行う。
- 113.7 能力の発生源は、それを作ったオブジェクトである。スタックにある起動型能力の発生源は、起動した能力を持つオブジェクトである。スタックにある、または誘発してスタックに積まれるのを待っている誘発型能力の発生源は、(遅延誘発型能力を除き)誘発した能力を持つオブジェクトである。遅延誘発型能力の発生源については、rule 603.7d-f 参照。
- 113 能力