アーテイ/Ertai
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− | + | *「アーテ'''ィ'''」は誤り。 | |
− | + | ==解説== | |
− | + | [[ドミナリア/Dominaria]]の[[AR]]4186年生まれ。[[トレイリア/Tolaria]]の[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy|アカデミー]]出身の[[人間/Human]]男性({{Gatherer|id=5146}})。天才肌で自信家。かなり口が悪い。魔術の才能は非常に高い。 | |
− | + | ==経歴== | |
+ | ===ウェザーライト・サーガ=== | ||
+ | [[バリン/Barrin]]の推薦により[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]号の一員となる。[[ラース/Rath]]脱出の際に次元の門を開くことに成功するが取り残され、[[グレヴェン・イル=ヴェク/Greven il-Vec]]に捕らえられてしまう。 | ||
− | = | + | [[ファイレクシア/Phyrexia]]軍の傘下になった後、機転によって[[エヴィンカー/Evincar]]候補となり、選定役である[[ベルベイ/Belbe]]と良い仲になったりもするが、最終的にエヴィンカーとなった[[クロウヴァクス/Crovax]]によって改造されてしまう({{Gatherer|id=25614}})。四本腕の異形となったアーテイはクロウヴァクスの腹心として[[ドミナリア/Dominaria]]侵攻に手を貸し、[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード/Gerrard]]を捕らえるが、虐待用のおもちゃにしていた[[スクイー/Squee]]によって“偶然”倒されると言う何とも微妙な最期を迎える。 |
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− | + | ===[[団結のドミナリア]]=== | |
− | + | ドミナリア侵攻で死してから約300年後、[[シェオルドレッド/Sheoldred (ストーリー)|シェオルドレッド/Sheoldred]]の手により蘇り[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の一員として再び侵略に手を貸す({{Gatherer|id=575984}})。トレイリアで学んだ魔術は蘇生によりさらに強化されており、かつての友への復讐を狙う。 | |
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− | + | 攫われた[[アロン・キャパシェン/Aron Capashen]]を追ってきた[[ベナリア/Benalia]]と[[ラノワール/Llanowar]]の連合軍と交戦し、[[ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought#ストーリー|ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought]]の力で一度は[[ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)|ヤヤ/Jaya]]達[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]をも圧倒するが、[[ケルド/Keld]]人が[[金色の大帆船/Golden Argosy]]で強襲してきたことにより形勢を逆転される。 | |
+ | また、自身を殺したスクイーの元へ向かい、彼の持つ[[スクイーのオモチャ/Squee's Toy|救済の宝球/Salvation Sphere]]を無力化しようとも目論む。一度は「完成」させたスクイーの体内に宝球を封じ込めることに成功するものの、偶然発生した爆発事故によりスクイーが再度死亡し計画は失敗する。 | ||
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+ | 最終局面である[[マナ・リグ/The Mana Rig]]防衛戦にも参戦、[[完成化したウェザーライト/Weatherlight Compleated|完成化したウェザーライト]]から飛び降りるというある種皮肉めいた登場を果たす。魔法で[[カーン/Karn]]の動きを封じた上で四本の腕で解体し、一度は彼に死を覚悟させる。しかし、再び[[金色の大帆船/Golden Argosy]]の襲撃に合い、[[アジャニ/Ajani]]の一太刀を受けてマナ・リグから落下していった。その後の生死は語られていない。 | ||
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+ | ;テンペスト | ||
+ | :古代ルーン文字/Ancient Runes、[[峡谷のドレイク/Canyon Drake]]、[[峡谷の山猫/Canyon Wildcat]]、[[寒け/Chill]]、[[対抗呪文/Counterspell]]、[[放逐/Dismiss]]、[[愚か者の秘本/Fool's Tome]]、[[ガス化/Gaseous Form]]、瞑想/Meditate、現実の錨/Reality Anchor、[[サルタリーの使者/Soltari Emissary]]、[[エンチャント奪取/Steal Enchantment]]、[[サラカスの予見者/Thalakos Seer]]、[[時の引き潮/Time Ebb]] | ||
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+ | :アーテイの計略/Ertai's Trickery、[[モルグのヒキガエル/Morgue Toad]]、[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny]] | ||
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+ | ;団結のドミナリア | ||
+ | :アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn | ||
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+ | ===登場作品=== | ||
+ | ;ウェザーライト・サーガ | ||
+ | *[[Rath and Storm]] (小説) | ||
+ | *[[Nemesis]] (小説) | ||
+ | *[[Planeshift]] (小説) | ||
+ | *[[Apocalypse]] (小説) | ||
+ | ;[[団結のドミナリア]] | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-4-brutal-blow-2022-08-15 Episode 4: A Brutal Blow]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036233/ メインストーリー第4話:手酷い一撃](Magic Story [[2022年]]8月15日 Langley Hyde著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/death-and-salvation-2022-08-16 Death and Salvation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036236/ サイドストーリー:死と救済](Magic Story 2022年8月16日 [[Dan Sheehan]]著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/episode-5-whisper-wind-2022-08-18 Episode 5: A Whisper in the Wind]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DMU/0036246/ メインストーリー第5話:風の中の囁き](Magic Story 2022年8月18日 Langley Hyde著) | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-youll-find-dominaria-united-2022-09-01 The Legends You'll Find in Dominaria United]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036280/ 『団結のドミナリア』にて待ち受ける伝説たち](Feature 2022年9月1日 [[Roy Graham]]著) | ||
+ | ==余談== | ||
+ | *当初のストーリーではウェザーライトが[[メルカディア/Mercadia]]からドミナリアに帰還する時、[[次元/Plane]]だけではなく時間も超えてしまい、ファイレクシアに支配された未来のドミナリアに到着してしまう。そこでレジスタンスの長となった老人アーテイと再会するという筋書きであり、ラースに取り残されるのはその伏線であった(すなわち、[[ファイレクシアン]]になるはずではなかった)。 | ||
+ | **上記の短編集[[Rath and Storm]]の最後に登場する老人"The Master"は老アーテイのほのめかしである。ウェザーライト・サーガ本筋でアーテイが若くして死んだことでRath and Stormとの矛盾を感じた[[Ethan Fleischer]]の提案により、[[団結のドミナリア]]でアーテイが再登場することになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/dominaria-united-states-design-part-1-2022-08-29 Dominaria United States of Design, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036272/ 『団結のドミナリア』デザイン演説 その1]([[Making Magic]] [[2022年]]8月29日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2023年3月31日 (金) 21:44時点における最新版
アーテイ/Ertaiは、ウェザーライト・サーガ初出のキャラクター。カードとしてはエクソダスの熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adeptが初出。
- 「アーティ」は誤り。
目次 |
[編集] 解説
ドミナリア/DominariaのAR4186年生まれ。トレイリア/Tolariaのアカデミー出身の人間/Human男性(イラスト)。天才肌で自信家。かなり口が悪い。魔術の才能は非常に高い。
[編集] 経歴
[編集] ウェザーライト・サーガ
バリン/Barrinの推薦によりウェザーライト/Weatherlight号の一員となる。ラース/Rath脱出の際に次元の門を開くことに成功するが取り残され、グレヴェン・イル=ヴェク/Greven il-Vecに捕らえられてしまう。
ファイレクシア/Phyrexia軍の傘下になった後、機転によってエヴィンカー/Evincar候補となり、選定役であるベルベイ/Belbeと良い仲になったりもするが、最終的にエヴィンカーとなったクロウヴァクス/Crovaxによって改造されてしまう(イラスト)。四本腕の異形となったアーテイはクロウヴァクスの腹心としてドミナリア/Dominaria侵攻に手を貸し、ジェラード/Gerrardを捕らえるが、虐待用のおもちゃにしていたスクイー/Squeeによって“偶然”倒されると言う何とも微妙な最期を迎える。
[編集] 団結のドミナリア
ドミナリア侵攻で死してから約300年後、シェオルドレッド/Sheoldredの手により蘇り新ファイレクシア/New Phyrexiaの一員として再び侵略に手を貸す(イラスト)。トレイリアで学んだ魔術は蘇生によりさらに強化されており、かつての友への復讐を狙う。
攫われたアロン・キャパシェン/Aron Capashenを追ってきたベナリア/Benaliaとラノワール/Llanowarの連合軍と交戦し、ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnoughtの力で一度はヤヤ/Jaya達プレインズウォーカー/Planeswalkerをも圧倒するが、ケルド/Keld人が金色の大帆船/Golden Argosyで強襲してきたことにより形勢を逆転される。
また、自身を殺したスクイーの元へ向かい、彼の持つ救済の宝球/Salvation Sphereを無力化しようとも目論む。一度は「完成」させたスクイーの体内に宝球を封じ込めることに成功するものの、偶然発生した爆発事故によりスクイーが再度死亡し計画は失敗する。
最終局面であるマナ・リグ/The Mana Rig防衛戦にも参戦、完成化したウェザーライトから飛び降りるというある種皮肉めいた登場を果たす。魔法でカーン/Karnの動きを封じた上で四本の腕で解体し、一度は彼に死を覚悟させる。しかし、再び金色の大帆船/Golden Argosyの襲撃に合い、アジャニ/Ajaniの一太刀を受けてマナ・リグから落下していった。その後の生死は語られていない。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
- 熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept
- 堕落した者アーテイ/Ertai, the Corrupted
- 復活したアーテイ/Ertai Resurrected
- Ertai(ヴァンガード)
[編集] カード名に登場
- ウェザーライト
- アーテイの使い魔/Ertai's Familiar
- テンペスト
- アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
[編集] イラストに登場
- テンペスト
- 古代ルーン文字/Ancient Runes、アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling、瞑想/Meditate、現実の錨/Reality Anchor
- ネメシス
- 要塞の機械技師/Stronghold Machinist、要塞の生物学者/Stronghold Biologist
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery
- アポカリプス
- スクイーの仕返し/Squee's Revenge
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
[編集] フレイバー・テキストに登場
- ウェザーライト
- 中断/Abeyance、拒絶/Abjure、上天の閃光/Aether Flash、火炎放射/Cone of Flame、青二才のジン/Fledgling Djinn、有為転変/Flux、パラダイム・シフト/Paradigm Shift、精神の渦/Psychic Vortex、復習/Relearn、テフェリーのヴェール/Teferi's Veil、いかづち/Thunderbolt、トレイリアの幻惑者/Tolarian Entrancer
- テンペスト
- 古代ルーン文字/Ancient Runes、峡谷のドレイク/Canyon Drake、峡谷の山猫/Canyon Wildcat、寒け/Chill、対抗呪文/Counterspell、放逐/Dismiss、愚か者の秘本/Fool's Tome、ガス化/Gaseous Form、瞑想/Meditate、現実の錨/Reality Anchor、サルタリーの使者/Soltari Emissary、エンチャント奪取/Steal Enchantment、サラカスの予見者/Thalakos Seer、時の引き潮/Time Ebb
- エクソダス
- 移ろいの門/Erratic Portal
- ネメシス
- オラクシド/Oraxid
- プレーンシフト
- アーテイの計略/Ertai's Trickery、モルグのヒキガエル/Morgue Toad、ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny
- 第10版
- ブラッドロック・サイクロプス/Bloodrock Cyclops
- 団結のドミナリア
- アーテイの嘲笑/Ertai's Scorn
[編集] 登場作品
- ウェザーライト・サーガ
- Rath and Storm (小説)
- Nemesis (小説)
- Planeshift (小説)
- Apocalypse (小説)
- Episode 4: A Brutal Blow/メインストーリー第4話:手酷い一撃(Magic Story 2022年8月15日 Langley Hyde著)
- Death and Salvation/サイドストーリー:死と救済(Magic Story 2022年8月16日 Dan Sheehan著)
- Episode 5: A Whisper in the Wind/メインストーリー第5話:風の中の囁き(Magic Story 2022年8月18日 Langley Hyde著)
- The Legends You'll Find in Dominaria United/『団結のドミナリア』にて待ち受ける伝説たち(Feature 2022年9月1日 Roy Graham著)
[編集] 余談
- 当初のストーリーではウェザーライトがメルカディア/Mercadiaからドミナリアに帰還する時、次元/Planeだけではなく時間も超えてしまい、ファイレクシアに支配された未来のドミナリアに到着してしまう。そこでレジスタンスの長となった老人アーテイと再会するという筋書きであり、ラースに取り残されるのはその伏線であった(すなわち、ファイレクシアンになるはずではなかった)。
- 上記の短編集Rath and Stormの最後に登場する老人"The Master"は老アーテイのほのめかしである。ウェザーライト・サーガ本筋でアーテイが若くして死んだことでRath and Stormとの矛盾を感じたEthan Fleischerの提案により、団結のドミナリアでアーテイが再登場することになった[1]。
[編集] 脚注
- ↑ Dominaria United States of Design, Part 1/『団結のドミナリア』デザイン演説 その1(Making Magic 2022年8月29日 Mark Rosewater著)