破壊的な流動/Destructive Flow
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(4人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Destructive Flow}} | {{#card:Destructive Flow}} | ||
− | 自動的に[[基本でない土地]]を壊していく[[エンチャント]] | + | 自動的に[[基本でない土地]]を壊していく[[エンチャント]]。 |
− | + | 3[[マナ]]にしてはかなり強力な[[マナ拘束]]を掛けられるが、これ自身が[[黒赤緑]]の3[[色]]であるのが難点。[[あなた|自分]]の使う[[多色土地]]も傷つけてしまうし、それを嫌って[[基本土地]]重視で[[デッキ]]を組むと3色を安定して出すのが難しくなる。[[マナ・アーティファクト]]や[[マナ・クリーチャー]]も併用できるとはいえ、こちらの[[マナ基盤]]も多少不安定にせざるを得なくなってしまうことは意識する必要がある。 | |
[[スタンダード]]当時は[[ドメイン|ダークドメイン]]と呼ばれる[[土地破壊]]型[[5色デッキ]]で使われた。[[緑]]の[[土地]][[サーチ]][[呪文]]と組み合わせれば、マナ基盤を安定させつつ自分の被害を少なくできるという理屈である。[[インベイジョン・ブロック]]の末期は、[[ペインランド]]と[[タップインデュアルランド]]を計12枚入れた3色[[デッキ]]も珍しくなく、これが出てしばらく経つと土地が2つ3つしか残らないということも多かった。 | [[スタンダード]]当時は[[ドメイン|ダークドメイン]]と呼ばれる[[土地破壊]]型[[5色デッキ]]で使われた。[[緑]]の[[土地]][[サーチ]][[呪文]]と組み合わせれば、マナ基盤を安定させつつ自分の被害を少なくできるという理屈である。[[インベイジョン・ブロック]]の末期は、[[ペインランド]]と[[タップインデュアルランド]]を計12枚入れた3色[[デッキ]]も珍しくなく、これが出てしばらく経つと土地が2つ3つしか残らないということも多かった。 | ||
− | + | [[2007年]]初旬の[[エクステンデッド]]では[[ダークステロイド]]や[[Flow Rock]]に組み込まれていた。こちらは、[[フェッチランド]]と[[基本土地]]を利用することで自分は被害を受けづらくしている。また全体的に[[軽い]]構成で[[展開]]も早いことから、[[対戦相手]]の展開を妨害している間にすばやく勝負を決めてしまえるなら、多少自分のマナ基盤も被害を受けようとも構わない、という理屈。 | |
− | *基本土地中心のデッキ相手にはさっぱり効かないため、[[カジュアルプレイ|カジュアル]][[ | + | *基本土地中心のデッキ相手にはさっぱり効かないため、[[カジュアルプレイ|カジュアル]]環境や小規模な大会などでは必然的に使いにくい。高額[[レア]]ではないが[[トーナメント]]志向の[[カード]]と言える。 |
**なお、[[Magic Online]]ではかなりの高額レアであり、エクステンデッド当時の相場は、まず1枚20ドルを切ることは無かった。 | **なお、[[Magic Online]]ではかなりの高額レアであり、エクステンデッド当時の相場は、まず1枚20ドルを切ることは無かった。 | ||
+ | |||
+ | *[[カレイドスコープ]]では[[2011年]]5月25日からフォーマット廃止まで[[禁止カード]]に指定されていた。多色限定[[環境]]ではちょっと反則ということか。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
20行: | 22行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *[[土地破壊カード]] | + | *[[土地破壊カード]] |
+ | *[[基本でない土地への対策カード]] | ||
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]] | ||
__NOTOC__ | __NOTOC__ |
2023年3月5日 (日) 21:09時点における最新版
3マナにしてはかなり強力なマナ拘束を掛けられるが、これ自身が黒赤緑の3色であるのが難点。自分の使う多色土地も傷つけてしまうし、それを嫌って基本土地重視でデッキを組むと3色を安定して出すのが難しくなる。マナ・アーティファクトやマナ・クリーチャーも併用できるとはいえ、こちらのマナ基盤も多少不安定にせざるを得なくなってしまうことは意識する必要がある。
スタンダード当時はダークドメインと呼ばれる土地破壊型5色デッキで使われた。緑の土地サーチ呪文と組み合わせれば、マナ基盤を安定させつつ自分の被害を少なくできるという理屈である。インベイジョン・ブロックの末期は、ペインランドとタップインデュアルランドを計12枚入れた3色デッキも珍しくなく、これが出てしばらく経つと土地が2つ3つしか残らないということも多かった。
2007年初旬のエクステンデッドではダークステロイドやFlow Rockに組み込まれていた。こちらは、フェッチランドと基本土地を利用することで自分は被害を受けづらくしている。また全体的に軽い構成で展開も早いことから、対戦相手の展開を妨害している間にすばやく勝負を決めてしまえるなら、多少自分のマナ基盤も被害を受けようとも構わない、という理屈。
- 基本土地中心のデッキ相手にはさっぱり効かないため、カジュアル環境や小規模な大会などでは必然的に使いにくい。高額レアではないがトーナメント志向のカードと言える。
- なお、Magic Onlineではかなりの高額レアであり、エクステンデッド当時の相場は、まず1枚20ドルを切ることは無かった。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
- 探索するフェルダグリフ/Questing Phelddagrif
- 堕落した者アーテイ/Ertai, the Corrupted
- ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny
- 破壊的な流動/Destructive Flow
- 発光カヴー/Radiant Kavu
[編集] ストーリー
破壊的な流動/Destructive Flowはファイレクシア/Phyrexiaの侵略の第2段階、ラースの被覆/Rathi Overlayでラース/Rathから次元転移して来た大量の流動石/Flowstoneがドミナリア/Dominariaの風景を完全に変えてしまう様子を描いている(イラスト)。