フレイバー

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同2011年に[[開発部]]が公表した[[新世界秩序]]では、対処すべきことのひとつとして[[新世界秩序#理解上の複雑さ/Comprehension Complexity|理解上の複雑さ]]が挙げられていた。「そのカードが何を行うのか」をプレイヤーが理解する助けとしてフレイバーによるイメージが役に立つことから、[[基本セット2013]]ごろからは特に「resonant」である(深い、共鳴する、呼び覚ますという意味。日本では「'''芳醇'''」と訳されている([https://mtg-jp.com/search/?q=%E8%8A%B3%E9%86%87 日本公式サイトを「芳醇」で検索])ことを意識してデザインされている。
 
同2011年に[[開発部]]が公表した[[新世界秩序]]では、対処すべきことのひとつとして[[新世界秩序#理解上の複雑さ/Comprehension Complexity|理解上の複雑さ]]が挙げられていた。「そのカードが何を行うのか」をプレイヤーが理解する助けとしてフレイバーによるイメージが役に立つことから、[[基本セット2013]]ごろからは特に「resonant」である(深い、共鳴する、呼び覚ますという意味。日本では「'''芳醇'''」と訳されている([https://mtg-jp.com/search/?q=%E8%8A%B3%E9%86%87 日本公式サイトを「芳醇」で検索])ことを意識してデザインされている。
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このように、フレイバーはゲームにおいて無意味なものではない。'''[[カラーパイ]]'''に基づく[[色の役割]]の研究が進み、「その色らしい」雰囲気の[[効果]]([[青]]は相手を凍らせる、など)が割り当てられているのも「フレイバーが地盤となってゲーム要素を規定している」ことの一環である。
  
 
===フレイバー表現の拡張===
 
===フレイバー表現の拡張===

2021年12月13日 (月) 17:29時点における版

フレイバー(Flavor)とは、「風味」を意味する語。転じて、カードの雰囲気を表すために使用される。マジックの要素のうち、フレイバーを特に愛するプレイヤー群はヴォーソスという通称で呼ばれる。

概要

マジック:ザ・ギャザリングダンジョンズ&ドラゴンズのようなファンタジー世界に影響されたトレーディングカードゲームであり、その雰囲気に魅了されたプレイヤーコレクターも多い。マナ・シンボルからして、それぞれのの雰囲気を表している。

カードの構成要素

最古のセットであるリミテッド・エディションより、ルール的な意味を持たないおよびフレイバー・テキストがカードに風味を添えてきた。銀枠ではそれらがゲーム的な意味を持つこともある。

クリーチャー・タイプもかつては一部を除いてフレイバーを表すことが主目的であったが、部族にゲーム的に意味を持たされることも次第に多くなっていった。

上記およびカード名背景世界は現在、主にクリエイティブ・チームによって担当されている。

エキスパンション・シンボルも、ささやかながらセットの雰囲気を伝えるのに一役買っている。

芳醇なセット

2005年神河救済にて、キーワード能力とは違って似た種類の能力をひとまとめのメカニズム名でわかりやすく呼ぶために能力語という概念が登場。

また、フレイバーを始点としたカードデザインの手法としてトップダウン・デザインがある。個々のカードに適用されることもあれば、2011年以降のイニストラード・ブロックの成功を受けてからは次元/Planeカードセットそのものをトップダウンで制作することも増えた。

同2011年に開発部が公表した新世界秩序では、対処すべきことのひとつとして理解上の複雑さが挙げられていた。「そのカードが何を行うのか」をプレイヤーが理解する助けとしてフレイバーによるイメージが役に立つことから、基本セット2013ごろからは特に「resonant」である(深い、共鳴する、呼び覚ますという意味。日本では「芳醇」と訳されている(日本公式サイトを「芳醇」で検索)ことを意識してデザインされている。

このように、フレイバーはゲームにおいて無意味なものではない。カラーパイに基づく色の役割の研究が進み、「その色らしい」雰囲気の効果は相手を凍らせる、など)が割り当てられているのも「フレイバーが地盤となってゲーム要素を規定している」ことの一環である。

フレイバー表現の拡張

2019年発売のエルドレインの王権以降、「プロジェクト・ブースター・ファン」の一貫としてショーケース・フレームが登場。特殊なカードがそのセットの雰囲気を彩る。

2020年発売のイコリア:巨獣の棲処以降、他IPとのコラボにあたって名前が2行に渡るカード群が現れるようになった。これらは2行目に書かれたものが正式なカード名であり、1行目に書かれたコラボ用の名前はフレイバー・テキストとして扱われる。

2021年発売のフォーゴトン・レルム探訪ではフレイバー語も登場した。

参考

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