主の存在/Presence of the Master

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[[エンチャント]]呪文を封じ込めるエンチャント。[[レジェンド]]で初出し、エンチャントが一つのテーマである[[ウルザ・ブロック]]で[[再録]]された[[カード]]。
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[[エンチャント]][[呪文]]を封じ込めるエンチャント。[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]で初出し、エンチャントが1つのテーマである[[ウルザ・ブロック]]で[[再録]]された[[カード]]。
  
[[効果]]自体は面白いが、実際に使うとなるとなかなか難があるカード。
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[[戦場に出す]]ことさえできれば高い抑止力を持つが、4[[マナ]]という[[重い|重さ]]がネック。これよりも先にエンチャントを[[唱える|唱え]]られてしまったり、[[打ち消す|カウンター]]や[[除去]]を握られている可能性も高い。また根本的に、エンチャント自体をまったく入れない[[デッキ]]もあるわけで、無駄になりやすい。もっと[[軽い|軽量]]ならば[[怨恨/Rancor]]などの[[エターナルエンチャント]]対策にもなったかもしれない。
  
[[ビートダウン]][[デッキ]][[クリーチャー]]強化エンチャントを止めるには、この[[重い|重さ]]は厳しい。4[[マナ]]使える頃にはあらかた[[展開]]は終わっているだろう。[[コントロール]]系デッキの環境構築エンチャントを止めるにも、つらい。4マナ使える頃には、[[対戦相手|相手]][[打ち消し]]/[[除去]]体制も整ってしまう。
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*エンチャント呪文が唱えられるたびにそれを[[打ち消す]]というだけで、エンチャント呪文を唱えること自体は禁止しない。[[打ち消されない]]エンチャント呪文ならば問題なく戦場に出せる。また、打ち消される前提で唱えてもよいため、[[エンチャントレス (デッキ)|エンチャントレスデッキ]]ならば[[引く|ドロー]]だけでも狙える。
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**[[第5版]]以前のルールではエンチャントレスによるドローも防げた。当時のエンチャントレスのドローは「[[かけるのに成功したとき]]」だったため。
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*エンチャントが[[戦場に出る]]ことは禁じていない。[[補充/Replenish]]などで直接エンチャントを戦場に出すことはできる。
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*[[ムルタニの存在/Multani's Presence]]と組み合わせると、軽いエンチャントで[[サイクリング]]のように次々とカードを[[引く]]ことができる。
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*{{Gatherer|id=1629|レジェンド版のイラスト}}には、[[Wikipedia:ja:アルベルト・アインシュタイン|アインシュタイン]]が描かれている。同じレジェンドの[[Eureka]]の{{Gatherer|id=1525}}には、彼の提示した有名な公式「E=mc^2」が書かれている。
  
また根本的に、エンチャント自体をまったく入れないデッキもあるわけで、無駄になりやすい。よって[[サイドボード]]要員なのだが、重さがネックになったのか使われることはなかった。[[エターナルエンチャント]]対策――とりわけ[[怨恨/Rancor]]対策にもなるので、もう少し[[軽い|軽量]]ならばあるいは可能性もあったのかもしれない。
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==制作秘話==
 
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このカードは[[Steve Conard]]らレジェンド制作陣の遊んでいた[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]キャンペーンのコンセプトから着想を得たカードの1つである。「Presence of the Master」とは、Steveのデザインした「a deity's sphere of influence」(神の影響領域。アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ第2版のルール用語。神が影響力を有する分野を表し、信者に授ける呪文の内容を決定するデータ)を表したものだった。Steveは出来上がったイラストに描かれたアルバート・アインシュタインに少々むっとしたと語っている。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/feature/20 The History of Legends]参照)
*あくまで『必ず打ち消される』だけで、エンチャント呪文の使用自体を禁止するわけではない。打ち消されてかまわなければ普通にプレイできるし、打ち消されないエンチャント呪文があればそれはなんの影響もなく場に出せる。
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*また、エンチャントが[[]]に出ること自体は禁じていないので『エンチャントを直接場に出す』効果([[補充/Replenish]]など)を用いればエンチャントを出すことができる。
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*場に展開されることこそ防げるが、[[エンチャントレス#deck|エンチャントレス]]デッキに[[ドロー]]をされる事を防ぐことは出来ない。
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**[[第5版]]以前のルールなら防げた。当時のエンチャントレスのドローは「[[かけるのに成功したとき]]」だったからだ。
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*[[レジェンド]]版の[[絵|イラスト]]に注目。[[Wikipedia:ja:アルベルト・アインシュタイン|アインシュタイン]]のような人物が描かれている。[http://ww2.wizards.com/gatherer/CardDetails.aspx?id=1629 (画像)] 同じレジェンドの[[Eureka]]には彼の提示した有名な公式「E=mc^2」が書かれている。
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==参考==
 
==参考==
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-day-november-2003-2003-11-03 Card of the Day 2003/11/05]([http://abomination.jp/empire/Misc/CotD/CD200311.shtml 邦訳])
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1

2019年7月4日 (木) 21:49時点における最新版


Presence of the Master / 主の存在 (3)(白)
エンチャント

プレイヤー1人がエンチャント呪文を唱えるたび、それを打ち消す。


エンチャント呪文を封じ込めるエンチャント。レジェンドで初出し、エンチャントが1つのテーマであるウルザ・ブロック再録されたカード

戦場に出すことさえできれば高い抑止力を持つが、4マナという重さがネック。これよりも先にエンチャントを唱えられてしまったり、カウンター除去を握られている可能性も高い。また根本的に、エンチャント自体をまったく入れないデッキもあるわけで、無駄になりやすい。もっと軽量ならば怨恨/Rancorなどのエターナルエンチャント対策にもなったかもしれない。

[編集] 制作秘話

このカードはSteve Conardらレジェンド制作陣の遊んでいたダンジョンズ&ドラゴンズキャンペーンのコンセプトから着想を得たカードの1つである。「Presence of the Master」とは、Steveのデザインした「a deity's sphere of influence」(神の影響領域。アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ第2版のルール用語。神が影響力を有する分野を表し、信者に授ける呪文の内容を決定するデータ)を表したものだった。Steveは出来上がったイラストに描かれたアルバート・アインシュタインに少々むっとしたと語っている。(→The History of Legends参照)

[編集] 参考

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