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ハイタイド

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ハイタイド(High Tide)は、満潮/High Tideをキーカードとする青単色の大量マナ系チェイン・コンボデッキ。発祥はウルザ・ブロック参入後のエクステンデッドだが、のちにレガシーでも成立し、満潮が使用可能であった2025年3月から11月にかけてはパウパーにも存在していた。

概要

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High Tide / 満潮 (青)
インスタント
ターン終了時まで、プレイヤーがマナを引き出す目的で島(Island)をタップするたび、そのプレイヤーは追加で(青)を加える。
Time Spiral / 時のらせん (4)(青)(青)
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。
Merchant Scroll / 商人の巻物 (1)(青)
ソーサリー
あなたのライブラリーから青のインスタント・カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。

Thawing Glaciersなどで島/Islandを並べ、満潮/High Tideにより島の生み出す青マナの量を増加し、転換/Turnaboutやフリースペルで土地をアンタップさせ大量のマナを生み出す。最終的には大量マナから対戦相手のライブラリーアウトを狙う場合が多い。

青単色のため安定性が高く、カウンターを最大限に活かせるのも強み。また満潮/High Tideをはじめとしたインスタントをサーチする手段として、商人の巻物/Merchant Scrollの採用もフォーマットを問わず多い。

エクステンデッド

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ウルザ・ブロック参入直後のハイタイドデッキは精神力/Mind Over Matterを使用したMoMaの一種、ハイタイドモマが主流だったが、ウルザズ・レガシーで新たなフリースペルを数多く手にしたため、このタイプが生み出された。中でもドローとマナ加速を兼ねる時のらせん/Time Spiralや大あわての捜索/Frantic Searchは非常に凶悪である。

Palinchron / パリンクロン (5)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion)
飛行
パリンクロンが戦場に出たとき、土地を最大7つまでアンタップする。
(2)(青)(青):パリンクロンをオーナーの手札に戻す。
4/5
Frantic Search / 大あわての捜索 (2)(青)
インスタント
カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。土地を最大3つまでアンタップする。

満潮とパリンクロン/Palinchronの無限マナコンボが有名で、最後は大容量の天才のひらめき/Stroke of Geniusを撃ち込んでライブラリーアウトさせる。そのスピードは速く、最速3ターン、平均4ターンでコンボが決まる。

当時の環境では時のらせんが使用できたこともあり、息切れしにくい構成だったことも流行の一因。満潮によって4UUというマナ・コストも支払いやすく、フリースペル故にマナが加速され、しかも満潮で失ったハンド・アドバンテージまで回復できた。

その凶悪さゆえに時のらせんは1999年10月1日付けでエクステンデッドの禁止カードに指定されている。

サンプルリスト

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メインデッキ (60) サイドボード
クリーチャー (1) 4 知恵の蛇/Ophidian
1 パリンクロン/Palinchron 2 無のロッド/Null Rod
呪文 (36) 4 水流破/Hydroblast
3 商人の巻物/Merchant Scroll 4 紅蓮破/Pyroblast
4 時のらせん/Time Spiral 1 山/Mountain
1 渦まく知識/Brainstorm
1 神秘の教示者/Mystical Tutor
4 満潮/High Tide
2 秘儀の否定/Arcane Denial
4 衝動/Impulse
4 対抗呪文/Counterspell
3 大あわての捜索/Frantic Search
3 転換/Turnabout
4 意志の力/Force of Will
3 天才のひらめき/Stroke of Genius
土地 (23)
16 島/Island
3 Volcanic Island
4 Thawing Glaciers

レガシー

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レガシー環境でも同様なデッキは成立する。

Reset (青)(青)
インスタント
この呪文は対戦相手1人のターンの間で、そのプレイヤーのアップキープ・ステップの後にのみ唱えられる。
あなたがコントロールするすべての土地をアンタップする。
Brain Freeze / 思考停止 (1)(青)
インスタント
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。)

レガシー開始期のハイタイドデッキは、島のアンタップ手段としてResetを採用し、ストームを貯めてエンドカードの思考停止/Brain Freezeで対戦相手をライブラリーアウトさせるストーム系コンボデッキのソリダリティと呼ばれるタイプだった。

その後、時のらせん/Time Spiralが2011年1月1日に禁止を解除されて以降は、純正のハイタイドも復活した。

Time Spiral / 時のらせん (4)(青)(青)
ソーサリー
時のらせんを追放する。各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたは土地を最大6つまでアンタップする。
Candelabra of Tawnos (1)
アーティファクト
(X),(T):土地X個を対象とし、それらをアンタップする。

満潮/High Tideでマナを増幅しエクステンデッド以来の転換/Turnabout・時のらせんやCandelabra of Tawnosでアンタップ、大量マナを発生させる。エンドカードには青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenithが採用される。

サンプルリスト

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High Tide [1]
土地 (18)
12 島/Island
2 霧深い雨林/Misty Rainforest
4 沸騰する小湖/Scalding Tarn
クリーチャー (0)
呪文 (42)
1 青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith
4 渦まく知識/Brainstorm
3 Candelabra of Tawnos
3 狡猾な願い/Cunning Wish
2 狼狽の嵐/Flusterstorm
4 意志の力/Force of Will
4 満潮/High Tide
2 瞑想/Meditate
4 商人の巻物/Merchant Scroll
1 否定の契約/Pact of Negation
4 思案/Ponder
3 定業/Preordain
4 時のらせん/Time Spiral
3 転換/Turnabout
サイドボード (15)
1 青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith
1 思考停止/Brain Freeze
2 防御の光網/Defense Grid
1 残響する真実/Echoing Truth
1 狼狽の嵐/Flusterstorm
1 ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall
1 直観/Intuition
1 否定の契約/Pact of Negation
1 貪欲な罠/Ravenous Trap
1 断絶/Snap
2 外科的摘出/Surgical Extraction
1 転換/Turnabout
1 拭い捨て/Wipe Away

パウパー

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パウパーでは、2019年にパウパーが公認フォーマット化されたときから満潮/High Tideが禁止カードに指定されていたが、2025年3月に禁止解除されたことで環境に登場した。

Ideas Unbound / 留まらぬ発想 (青)(青)
ソーサリー — 秘儀(Arcane)
カードを3枚引く。次の終了ステップの開始時にカードを3枚捨てる。
Psychic Puppetry / 精神のくぐつ (1)(青)
インスタント — 秘儀(Arcane)
パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
連繋(秘儀(Arcane))(青)(あなたが秘儀呪文を唱えるに際し、あなたはこのカードを手札から公開して連繋コストを支払ってもよい。そうした場合、このカードの効果をその呪文に追加する。)

パウパーでは有力なフリースペルは軒並み禁止カードに指定されているため、精神のくぐつ/Psychic Puppetryと秘儀呪文を組み合わせたぐるぐるストームの形をとる。

序盤は島/Islandを並べつつ、商人の巻物/Merchant Scrollやパズルの欠片/Pieces of the Puzzleといったサーチ・ドローでコンボパーツを探す。コンボの準備が整ったら対戦相手の終了フェイズに万の眠り/Gigadrowseを大量に複製して、相手の土地はもちろんありとあらゆるパーマネントをタップすることで妨害を封じておく。

満潮で島1枚から2マナ以上の青マナを出せるようにして、留まらぬ発想/Ideas Unboundや深遠の覗き見/Peer Through Depthsなどに精神のくぐつを連繋し、島をアンタップして青マナを増やしつつ次のドロー呪文を引き込み、チェイン・コンボを継続させていく。既存の夜明けの反射/Dawn's Reflectionなどを使うぐるぐるストームと違い、2枚目以降の精神のくぐつも別の島をアンタップできるため、腐らないのが特徴。

コンボのフィニッシャーは思考の流れ/Stream of Thought。大量のマナからの複製でライブラリーアウトさせることもできるし、チェインの途中に自分を対象にしてライブラリーの不要なカードを削りつつ秘儀呪文をライブラリーに戻してコンボを続ける潤滑油にすることもできる。思考の流れが1枚しかなくても、複製解決前に本体を巻き戻し/Unwindや交錯の混乱/Muddle the Mixtureで打ち消すことで、複製で回収することができる。

さらに自分のライブラリーがほぼ空(4枚以下)であり、手札に精神のくぐつがn枚・思考の流れが1枚・3ドロー呪文(ロリアンの発見/Lórien Revealedもしくは留まらぬ発想)が1枚あれば無限マナも成立する。

  1. n枚の島をタップして青マナを出す。
  2. 精神のくぐつ1枚に精神のくぐつ(n-1)枚を連繋して手札から唱え、n枚の島をアンタップする。
  3. 手札から思考の流れを唱え、墓地の精神のくぐつ・思考の流れ・3ドローを空になっているライブラリーに積む。
  4. 手札の3ドロースペルを唱えて、ライブラリーの精神のくぐつ・思考の流れ・3ドローを手札に引き込む。

1.~4.の間にマナが1点でも余っていればこのループを任意の回数繰り返すことで青の無限マナとなるため、あとは思考の流れの無限複製と綿密な分析/Deep Analysis1枚を対戦相手に撃ち込むことでターンを返すことなく勝利できる。綿密な分析は基本的にフラッシュバックする形になるが、ライフを支払う必要があるためレッドネスバーンのような0マナインスタント火力が多いデッキ相手には敗着となる可能性がある。そこで、上述のコンボルートで無限マナを成立させている場合には、

  1. 手札から思考の流れを唱え、墓地の思考の流れ・3ドロー・好きなカードを空になっているライブラリーに積む。
  2. 手札の3ドロースペルを唱えて、ライブラリーの思考の流れ・3ドロー・好きなカードを手札に引き込む。

という手順を任意の回数繰り返せることに着目し、打ち消しをかき集めてから対戦相手に手札から綿密な分析を撃ち込み続ける(このルートでは溶岩の投げ矢/Lava Dartが対戦相手の墓地に落ちない点もありがたい)ことでも勝利できる。

その後、2025年11月10日の禁止制限告知で満潮/High Tideが再度禁止カードに指定されたことで消滅した。

サンプルリスト

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High Tide Combo(Pauper) [2]
土地 (15)
15 島/Island
クリーチャー (0)
呪文 (45)
4 渦まく知識/Brainstorm
1 綿密な分析/Deep Analysis
1 万の眠り/Gigadrowse
4 見えざる糸/Hidden Strings
4 満潮/High Tide
4 留まらぬ発想/Ideas Unbound
4 ロリアンの発見/Lórien Revealed
4 商人の巻物/Merchant Scroll
2 交錯の混乱/Muddle the Mixture
4 深遠の覗き見/Peer Through Depths
3 パズルの欠片/Pieces of the Puzzle
4 定業/Preordain
4 精神のくぐつ/Psychic Puppetry
2 思考の流れ/Stream of Thought
サイドボード (15)
3 ボーラスの占い師/Augur of Bolas
4 被覆/Envelop
2 万の眠り/Gigadrowse
3 水流破/Hydroblast
3 断絶/Snap

参考

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