満潮/High Tide
デッキ名ともなっているハイタイドデッキのキーカード。1ターンに限定されるが、島からのマナを増幅させることが可能になる。
出た当時は「ほとばしる魔力/Mana Flareの弱いやつ」という感想が一般的だった。実際のところは1マナと非常に軽く、相手が青でない場合もあるのでそれなりに強力。エクステンデッドでのウルザズ・サーガのフリースペルの登場により一気に脚光を浴びることになる。
エクステンデッドでは、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyが禁止カードになったあと、精神力/Mind Over Matterを唱えるためのカードとしても使われた(→ハイタイドモマ)。
パウパーでは公認フォーマット化と同時に禁止カードに指定されており、禁止解除後はハイタイドのキーカードとして採用されていたが、最終的に再び禁止カードへと戻った。(後述)
- 亜種に黒でソーサリーの沸き立つ汚泥/Bubbling Muckがある。
- Mark Rosewaterいわくこのカードは折れに、沸き立つ汚泥/Bubbling Muckは曲げにあたるとのこと[1]。
- ドミナリア・リマスターに再録された際に日本語名が与えられた。
- リアリティ・フラクチャーでは、山版の融潮/Molten Tideを準備呪文として持つ焼尽の詩人/Pyre Rhymerが登場した。
禁止指定
[編集]2019年6月27日、パウパーの公認フォーマット化に伴い、パウパーで禁止カードに指定された[2]。なお、公認前のMagic OnlineにおけるPauperではフォールン・エンパイア版が存在しなかったので使用できなかった。テーブルトップのカジュアルイベントで(使用可否が紙準拠の)パウパーが行われたことも僅かにあり、そちらでも満潮が強い時期はあまりなかったが、予防措置的に禁止リストに入れられた形であった[3]。
その後、2025年3月31日より、パウパーで禁止解除される[4]。スペル主体のコンボデッキを環境の選択肢に加えたいこと、既に多くのフリースペルが禁止されており環境の高速化や対策カードの存在により対処も困難でないこと、ハイタイドデッキ自体が他フォーマットで人気があることの3点から、試験的に禁止解除された[3]。その後、6月の禁止制限告知では、満潮を採用したハイタイドのプレイ・パターンの問題に触れられ、試験的な禁止解除が延長された[5]。
そして、2025年11月10日の禁止制限告知で、パウパーの禁止カードに指定された[6]。禁止解除から時間が経ち、ハイタイドの勝率が高くなりメタゲームの上位に近づいてきたこと、ハイタイドのプレイパターンに時間がかかり、トーナメントの進行に悪影響を与えていること、ハイタイドに干渉できないデッキはゲームスピードを上げるしかないため、パウパー全体に高速デッキが増加したこと、これらを踏まえて「『ハイタイド』はフォーマットをより良くしたり楽しいものにしただろうか?」という問いに「No」という答えになった[7]。
脚注
[編集]- ↑ Blogatog(2025年7月5日)
- ↑ Pauper Comes to Paper/パウパーがペーパーにやって来る(2019年6月27日 Blake Rasmussen著)
- ↑ 3.0 3.1 Explanation of Pauper Bans for March 31, 2025/2025年3月31日のパウパーの禁止についての説明(Daily MTG 2025年3月31日 Gavin Verhey著)
- ↑ Banned and Restricted Announcement – March 31, 2025/2025年3月31日 禁止制限告知(Daily MTG 2025年3月31日)
- ↑ Banned and Restricted Announcement – June 30, 2025/2025年6月30日 禁止制限告知
- ↑ Banned and Restricted Announcement – November 10, 2025/2025年11月10日 禁止制限告知
- ↑ Explanation of the Pauper High Tide Ban for November 10, 2025/2025年11月10日のパウパーにおける《満潮》禁止についての説明