非常識な図体/Preposterous Proportions
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Preposterous Proportions / 非常識な図体 (5)(緑)(緑)
ソーサリー
ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは+10/+10の修整を受け警戒を得る。
緑の全体強化としては踏み荒らし/Overrunの系譜に当たるが、その修整値は恐ろしいほどに上昇。回避能力は与えないものの、1・2体も攻撃が通れば致命傷に繋がるのでクリーチャーの数で上回っている状況では文字通りのエンドカードになるし、回避能力を持つ小型クリーチャーを多少コントロールしているなら止めようの無いフィニッシャーを作り出すことも可能。仮に止めきられてもほぼ確実にチャンプブロックになり、警戒も付与するので守りも疎かにせず、一方的に戦場を更地かそれに近い惨状まで追い込むことが出来る。重いのは否定できないが除去を自由に採用できず、クリーチャー同士の睨み合いになりやすいリミテッドではカットの意味も含めて確保しておきたい。
活力の風/Vitalizing Windが構築で採用されていたことを考えれば、こちらも構築で採用できる可能性はありそうだが、当時よりも低いマナ域のカードパワーも向上しているのもあって流石に7マナは重すぎる。単に横並びさせて全体強化で押しつぶすだけなら登場時のスタンダードには踏み荒らしの他にも全速前進/Full Steam Aheadなどの選択肢が存在しており、実際に見られるかどうかはオーバーキルにならずに済む相方を見つけられるかどうか次第というところ。
- ボーダーレス版のイラストでは巨大なワオキツネザルが大暴れしており、フレイバーテキストは透け羽の霊命/Hyalopterous Lemureから続く「悪霊/Lemure≠キツネザル/Lemur」による「巨大な悪霊だと思ったら巨大キツネザルだった」というネタである。日本語版はLemuresをキツネザルと誤訳しており、ネタが分からなくなっていると同時にある意味ネタに則っているとも言える。
「君が言うのはおそらく巨大キツネザルのことだろう、悪意ある精神を持ったあの……って、なんなんだあれは!?」― 気取り屋ユーライア、最後の言葉
"I think you mean giant lemures, a type of malevolent spirit that . . . OH GODS, WHAT IS THAT?!"― Uriah the Smug, last words