透け羽の霊命/Hyalopterous Lemure
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普段は4/3の地上クリーチャーだが、3/3飛行になることもできるクリーチャー。
リミテッドでは「5マナ3/3飛行は主力級」という定説が示す通り優秀な一枚。色拘束が弱い点も嬉しい。しかし構築ではさすがに力不足であり、この能力を活かせるのでなければ、素直に他のクリーチャーを入れるべきだろう。
- Lemures(単数形:Lemure)は一般に「レムルス」や「レムレース」と表記される、ローマの伝承にある死者の霊。元々は無害な先祖の霊であり、日本で言うお盆のようなイベントも存在していたが、時代が下ると悪霊とされてしまった。ファンタジーのノベルやゲームでもたびたび登場する。このカードも当初はそれに沿って悪霊としてデザインされていたのだが、アイスエイジ版ではイラストレーターが綴りをLemurと勘違いしてキツネザルの絵を書いてしまったため、このクリーチャーは悪霊ではなくキツネザルになってしまった[1][2][3]。
- 変更前のクリーチャー・タイプ「Lemure」の公式日本語訳も「キツネザル」になっていた。そのせいで、リメイク版である粘つく霊命/Viscid Lemuresの日本語名と食い違っている。
- この二つの単語が似ているのも当然で、キツネザルの英名「Lemur」の語源が「Lemure」なのである。
- この勘違いネタは非常識な図体/Preposterous Proportionsでも使われている。
- ドミナリア・リマスターでは新規イラストで正しく幽霊が描かれたが、逆に残念がるプレイヤーも多いとも。
「俺が間違っていた!ちっとも無害なんかじゃない!」(出典:ドミナリア・リマスター)
- ドミナリア・リマスターで再録された際に日本語名が与えられた。上記の粘つく霊命を踏襲した訳となっている。
[編集] 参考
- ↑ Hyalopterous Wha..?!(Arcana 2003年5月6日)
- ↑ Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日) - その14
- ↑ M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)