空僻の盆地/Glimmervoid Basin (次元カード)
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次元カード
Glimmervoid Basin / 空僻の盆地次元 ― ミラディン(Mirrodin)
プレイヤーが、単一の対象を持ちインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、そのプレイヤーはその呪文を、呪文やパーマネントや戦場に出ていないカードやプレイヤーのうちその呪文が対象とすることができ、対象にしていないそれぞれにつき1回コピーする。各コピーは、それらのうち別々のものを対象とする。
カオスが起こるたび、クリーチャー1体を対象とする。そのクリーチャーのコントローラーでない各プレイヤーはそれぞれ、そのクリーチャーのコピーであるトークンを1体生成する。
アーティスト:Lars Grant-West
墨流しのネフィリム/Ink-Treader Nephilimや先駆のゴーレム/Precursor Golemのような能力を持つ次元カード。だがクリーチャー限定のこれらのカードと違い、対象の性質を問わず、対象をとる全ての呪文をコピーする。
名誉回復/Vindicateでも唱えようものなら戦場が更地になる。だが不正な対象にはコピーされないので、被覆やプロテクション持ちを使って回避する戦略が可能。
カオス能力は、クリーチャーのコピー・トークンの生成。1つ目の能力と比べると地味なので、この能力目的で次元ダイスを振ることは無いだろう。ペナルティ能力持ちクリーチャーをコントロールしているならば対戦相手へコピーを送り付けることも狙える。
- プレインチェイスと機械兵団の進軍統率者デッキの両方で、日本語版カードは"each other ~"を「対象にしていないそれぞれ」と訳しているが、これは厳密には誤訳である。このotherはそれより前の名詞から考えて、誘発条件を満たしたときの対象から見て他、という意味である。「対象にしていない」という表現では今現在の対象から見て他という意味になってしまい(CR:115.9b,CR:608.2h)、対象の変更が行われたときに違う範囲にコピーしてしまう。
- 例えば、A,B,Cを対象にできる呪文がAを対象として唱えられたことで誘発した空僻の盆地の能力は、BとCについてコピーを行う。この能力の解決前に対象の変更により呪文の対象がBに変わっていたとしても、やはりコピーを行うのはBとCに対してである。日本語版に従うと、AとCになってしまう。
- 統率者2021に収録された光輝の演者/Radiant Performerでは、このような"other"を過去形を使って「対象にしたもの以外で」と表現している。これであれば現在の対象を見ない表現になったかもしれない。ただし、光輝の演者は「のみを対象としている」というCR:115.9cに従うカードであり、空僻の盆地は「単一の対象を持ち」というCR:115.9aに従うカードであるという違いはある。
[編集] 関連カード
次元タイプ「ミラディン(Mirrodin)」を有するカード(→次元タイプ#ミラディン参照)
[編集] ストーリー
ミラディン/Mirrodinの空僻地/Glimmervoidを次元カード化したもの(イラスト)。

