浄化プロジェクトを懸けた戦い/Struggle for Project Purity
提供:MTG Wiki
エンチャント
浄化プロジェクトを懸けた戦いが戦場に出るに際し、「ブラザーフッド」か「エンクレイヴ」のうち1つを選ぶ。
・ブラザーフッド ― あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれカード1枚を引く。あなたはこれにより引かれたカード1枚につき1枚のカードを引く。
・エンクレイヴ ― プレイヤー1人が1体以上のクリーチャーであなたを攻撃するたび、そのプレイヤーはその数の2倍の個数のRAD(rad)カウンターを得る。
固定語によってブラザーフッドかエンクレイヴのどちらに加勢するかを選ぶエンチャント。
ブラザーフッドに加勢した場合はあなたのアップキープごとに対戦相手がそれぞれ1枚ドロー、その枚数分だけ自分もドロー。2人対戦では事実上相手の引くタイミングが変化した吠えたける鉱山/Howling Mineであり、選択肢があるとはいえ2マナ重い。やはり多人数戦で使いたいところだが、あまりカード・アドバンテージを得すぎてヘイトを稼いでしまうと対戦相手に結託されてしまう。これによるドローだけを数えても対戦相手全体の合計と自身の得るカード・アドバンテージは(4人対戦の場合)1+1+1:3となり、合算した場合は相対的にはカード・アドバンテージに繋がらないため引いたカードで対戦相手同士の均衡を崩しておき、最悪でも1vs3は避けられるように工夫しておきたい。
エンクレイヴに加勢した場合はあなたを攻撃したプレイヤーに、あなたを狙う攻撃クリーチャーの倍の数のRADカウンターを押しつける。ライブラリーが100枚の統率者戦ではこれだけでライブラリーアウトに追い込むのは難しく、デッキによっては切削が対戦相手に利してしまう危険もあるが、その場合はブラザーフッドに加勢すればよい。いわゆる「自分を攻撃することにリスクを付与し、間接的に他のプレイヤー同士につぶし合わせる」タイプのエンチャントであり、特に小型クリーチャーを並べるタイプのデッキに対しては効果の高い忌避剤として機能する。ただし、その手のデッキは高速ビートダウンも多く、初期ライフが大きい統率者戦で4マナが間に合わないことはあるまいが、最序盤に削られることは防げない点には注意。
どちらのモードも癖が強く、特にエンクレイヴは機能しない相手には逆効果にすらなりかねないため、考え無しに採用するべきとは言い難い。青らしく対戦相手の印象を操作し、政治交渉も交えたプレイングが重要となるエンチャント。得られるアドバンテージは決して小さくなく、特に誰かと結託している状況でブラザーフッドに加勢すると多大なアドバンテージに繋ぎやすい。
- 単語を選ぶルールについては固定語を参照。