歴史家の加護/Historian's Boon
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Historian's Boon / 歴史家の加護 (3)(白)
エンチャント
エンチャント
歴史家の加護や、トークンでもこれでもないエンチャント1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたがコントロールしている英雄譚(Saga)の最後の章能力が誘発するたび、飛行と警戒を持つ白の4/4の天使(Angel)クリーチャー・トークン1体を生成する。
エンチャントを戦場に出す度に1/1、英雄譚を読み切る度に4/4で警戒を持つフライヤーのトークンを生成するエンチャント。
空位の玉座の印章/Sigil of the Empty Throneの系統の中でも、とりあえずこれが出た時点で兵士が出る即効性は利点。しかし1/1の大量展開だけではインパクトに欠けるので、やはり英雄譚を積極的に活用したい。特に、神河:輝ける世界で登場した、1枚から計3回誘発させられる変身する英雄譚や、団結のドミナリアで登場した、即座に天使・トークン生成もできる先読付きの英雄譚は相性が良い。
どうせ先読を持つ英雄譚だけでは統率者戦用の100枚デッキを組めるだけの数も揃わないので、クリーチャー・エンチャントを用いて盤面の数を更に増やしたり、対象の条件が緩い回収手段を併用しておき、継続的に生成を維持できるようにデッキを組んでおきたい。もちろん、他のエンチャントを参照するタイプのカードとは恩恵を共にするため、シナジーを生み出す手段は多岐に渡る。
- 空位の玉座の印章と違って戦場に出るたびの誘発なのでリアニメイトなどの踏み倒しでも誘発数を稼げるが、トークンは条件外なのでエンチャントのコピートークンや役割トークンには対応していない。ただし、これ自体のコピーを生成した場合ならば兵士生成が誘発する。
- 天使・トークンを生成する能力は、同時にスタックに置かれようとするその他の能力がすべてスタックに置かれた後にスタックに置かれ、先に解決する。これはこの能力が最終章能力が誘発することに誘発しているからである(CR:603.3b)。あなたのターンに誘発した対戦相手のコントロールする誘発型能力に対しても、歴史家の加護の能力の方が先に解決される。
- 例えば、この能力が主に誘発する戦闘前メイン・フェイズの開始時であれば、メイン・フェイズが始まったことやメイン・フェイズのターン起因処理によって誘発した他のすべての能力よりも上に置かれることになる。前者には連合の秘宝/Coalition Relicやエラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyardなど、後者にはアトラクションの観覧や英雄譚の章能力がある。この能力に加えてそれらがどのプレイヤーのコントロール下で誘発していたとしても、天使・トークンの生成の方が先になる。