大渦を操る者、イドリス/Yidris, Maelstrom Wielder
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伝説のクリーチャー — オーガ(Ogre) ウィザード(Wizard)
トランプル
大渦を操る者、イドリスがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、このターン、あなたがあなたの手札から呪文を唱えるに際し、それらは続唱を得る。(あなたがその呪文を唱えたとき、コストがそれより低い土地でないカードが追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放したカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
マジック:ザ・ギャザリング史上2枚目の青黒赤緑カードである伝説のクリーチャー。統率者2016の無規律な反乱/Entropic Uprisingのメイン統率者である。トランプルと、プレイヤーに戦闘ダメージを与えたターンに手札から唱えた呪文に続唱を与える能力を持つ。
4色とはいえ4マナ5/4という恵まれたサイズで、トランプルによって戦闘ダメージを与えやすいため、自身の持つ能力を誘発させやすくなっている。
ヴィンテージ並みのパワーカードが飛び交うこともある統率者戦での続唱の強さは、大渦の放浪者/Maelstrom Wandererデッキが証明済みのことで、特別なデッキ構築をしなくてもどんどんアドバンテージをとれる強力な能力。また特定のマナ域のカードを絞ることで、意図して続唱により唱えやすくすることもできる。
複数のクリーチャーを相手にしてもトランプルで強引に戦闘ダメージを通せるが、除去耐性や回避能力は持たないため戦闘や除去によって死にやすい点には注意。他のカードで支援しよう。
- このサイクルのカードはそれぞれデザインでかなり気を使ったカードだが、秩序の色である白が抜けたこれは、何が出るかわからない混沌の能力を続唱でうまく表現している。
[編集] ルール
- イドリスの能力が解決されたターンにあなたがあなたの手札から唱えた呪文は、唱えた時点でイドリスが戦場にいなくとも続唱を得る。
- 1ターンの間にイドリスの誘発型能力が2回以上解決されたなら、あなたがあなたの手札から唱えた呪文はその回数分の続唱を得ることになる。各続唱はそれぞれ個別に誘発する。
- 1ターンの間に複数の呪文をあなたがあなたの手札から唱えた場合、それらはすべて続唱を得る。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
統率者2016の4色の伝説のクリーチャーサイクル。全てマナ総量が4。
- エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaper
- 大渦を操る者、イドリス/Yidris, Maelstrom Wielder
- 不撓のサスキア/Saskia the Unyielding
- メレティスのキナイオスとティロ/Kynaios and Tiro of Meletis
- 法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors' Voice
[編集] ストーリー
イドリス/Yidrisは、アラーラ/Alaraのグリクシス/Grixis出身のオーガ(イラスト)。
不安定な変異のために不治/The Incurableとなった者の一人。魔道士であったが、自身の呪いを解くことはできなかった。衝合/Confluxによりグリクシスが他の断片/Shardと融合して一つになった際、バント/Bant出身の騎士たちにより、イドリスは次元/Planeの中心で荒れ狂う剥き出しのマナの嵐である大渦/The Maelstromへと追いやられたが、想像を絶する大渦の威力により、その変異は安定し、イドリスは自ら混沌を生み出す導き手となった。
- 白が支配的であるバントの騎士と敵対したと言うのも、白抜き4色のフレーバーに合っている。
[編集] 参考
- It's Time to Talk Commander (2016 Edition)!/『統率者(2016年版)』の話をしよう(Magic Story 2016年10月26日 Magic Creative Team著)
- 大渦/The Maelstrom(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:統率者2016 - 神話レア
- Secret Lair Drop Series: Showcase: Streets of New Capenna