パイ投げ/Just Desserts

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

パイ投げ/Just Desserts (1)(赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。パイ投げはそれにπ点のダメージを与える。(πは円周と直径の比率である。(それは3より僅かに大きい。))


パイを投げてπ(パイ=円周率)点のダメージ与える火力アンヒンジド分数に続き、無理数まで使用されてしまった。

端数の存在により、この呪文4回でタフネス12と1/2のクリーチャー破壊できるが、12点では足りずにもう1/2点必要という状況はまず存在しないだろう。そのため、機能的には2マナ3点火力と考えてもほぼ差し支えない。そう考えるとリミテッドコモン除去としてはシンプルで使いやすい性能である。

  • UnstableFAQによれば、計算が必要な場合はπの近似値である3.14を用いることが認められている。
    • この近似では、0.0015926…点の誤差が生じてしまうが、それが実際にアン・ゲームで問題となる0.5点刻みの壁を超えるには、32回の同一ターン中の連続使用が必要(3.14*32=100.48、3.1415*32=100.528)。ラースの灼熱洞/Furnace of Rathのようなダメージ2倍効果を5枚重ね張りすれば1回でも実現可能ではあるが、非現実的と言ってよいため気にせずともよいだろう。
      • 余談だが、この状況下ならタフネス99であるB.F.M. (Big Furry Monster)を焼けるようになる。3点火力なら96点となり3点足りないため豆知識として役に立つ。
  • π点のダメージがプレイヤーへ移し変えられると、ライフに端数が生じて面倒なことになる。対象がクリーチャーに限定されているのはそういった事情もあるのだろう。
    • 例えば、敵愾/Hostilityをコントロールしている状態でπ点のダメージを対戦相手に与えると、エレメンタルトークン3体に加えて「0.14体」のトークンが生成される。このトークンに関するルールは半トークンに準ずると思われる。すなわち、8つ集めればクリーチャー1体分(1.12体)にできる。P/Tは3×0.14/1×0.14=0.42/0.14である。
  • カード名は「just deserts(当然の報い、自業自得)」のもじり。パイだけにお菓子のデザート(dessert)とかけているわけだが、シャレを含めて訳すのが難しかったのか、公式日本語対訳では「パイ投げ」となっている。

[編集] フレイバー・テキスト

It's time to put the ‘die' in ‘diameter!'"
Flaky the Irrational
「円周率を死以上にしてやる!」
不合理なフレイキー

フレイバー・テキストの直訳は「diameter(直径)にdie(死ぬ)を入れてやる!」といったところ。日本語対訳はこれを上手く意訳している。もちろん円周率は4(し)以上ではない。

またフレイキーの二つ名は、このゴブリン/Goblinが道理の分からない(irrational)奴であるということと、πが無理数(irrational number)であることを掛けている。

[編集] 参考

QR Code.gif