Timmy, Power Gamer

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そう、まさに「[[Timmy, Johnny, and Spike|パワー大好きティミー(Timmy)]]」のために作られた[[カード]]である。
 
そう、まさに「[[Timmy, Johnny, and Spike|パワー大好きティミー(Timmy)]]」のために作られた[[カード]]である。
  
いくら[[タップ]]が必要ないとはいえ、普通に使っては[[エルフの笛吹き/Elvish Piper]]にも負けている。そこでポイントになるのが、「[[クリーチャー]]1体」という表記である。手札にあるのは「クリーチャー・[[カード]]」であって「クリーチャー」ではないので、厳密に解釈すればこれは何も[[戦場に出す]]ことはできない。しかしこれは[[アングルード]]なので、「クリーチャー1体分を構成するカードすべてを[[戦場]]に出す」と読み替える(のが妥当)。
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複数のターンを跨いで運用するには[[エルフの笛吹き/Elvish Piper]]などに効率で大きく劣っている。彼には[[タップ]]が必要ない強みこそあるが、それを活かすために[[戦場]]に出た直後、もしくは連続して[[能力]][[起動]]しようとすると大量の[[マナ]]が必要になり、そうなると彼に頼るまでもなく大抵の[[ファッティ]][[唱える|唱え]]られてしまう。なかなかに難しいジレンマを抱えたカード。
  
もちろん、普通なら「クリーチャー1体分を構成するカード」は「クリーチャー・カード1枚」でしかない。その唯一の例外は、2枚1組の[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]。というわけで、これは4マナで手札から[[B.F.M.(Big Furry Monster)]]を出すためのカードである。[[アンヒンジド]]が出た今なら[[S.N.O.T.]]を3枚、戦場に出ているS.N.O.T.にくっつけて出してもよいかもしれない。
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しかし他のカードとの比較さえしなければ彼自身の能力はなかなかに優秀であり、現実のティミーにとって最大の敵ともいえる[[マナ・コスト]]の問題をクリアできるのは大きい。[[アン・ゲーム]]環境では戦場に出る前から仕事をする[[Infernal Spawn of Evil]]や、最強の[[パワー]]を持つ[[無限の精霊/Infinity Elemental]]が良き相方となってくれるだろう。
  
*上記のルールに関する準公式裁定は[http://www.asahi-net.or.jp/~CN9M-SGR/mtg/unglued/ungl-j.txt アングルードFAQ日本語版](外部リンク)を参照。
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*現在は[[オラクル]]更新により訂正されているが、最初に印刷された[[アングルード]]版テキストでは[[手札]]にある[[クリーチャー]]・カードではなく「クリーチャー1体」を[[戦場]]に出すと表記されている。これをアン・ゲーム的に解釈すると「クリーチャー1体分を構成するカードすべてを戦場に出す」と読み替えることができ、2枚1組の[[B.F.M. (Big Furry Monster)]]や2~4枚目の[[S.N.O.T.]]をまとめて出すことができた。
*「Timmy/Johnny/Spike」とは、R&Dがカード開発にあたってターゲットとするユーザーのタイプを三つに大別して定義したもの。詳しくは[[Timmy, Johnny, and Spike]]を参照のこと。
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**このルールに関する[[エラッタ]]前の準公式裁定は[http://www.asahi-net.or.jp/~CN9M-SGR/mtg/unglued/ungl-j.txt アングルードFAQ日本語版](外部リンク)を参照。
*{{Gatherer|id=|イラスト}}の人物のモデルは[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]の元社員[[Joe Grace]]。Joeは[[R&D]]でも有数のティミーであった。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtgcom/feature/225 Get It?]参照)
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*[[R&D's Secret Lair]]が戦場に出ている状態でアングルード版のカードを使うと訂正前の能力になるが、テキストを読み替えることも不可能になる。手札にあるのは「クリーチャー・カード」であって「クリーチャー」ではないので、何も[[戦場に出す]]ことはできない。
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**もっとも根本的な問題として、R&D's Secret Lairが出ていたらアングルード版の彼は現在の[[ルール]]に存在しない[[タイプ]]「Summon Legend」を持つ謎のカードとして扱われるので、彼自身が唱えられなくなってしまうのだが。
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*「Timmy/Johnny/Spike」とは、[[開発部]]がカード開発にあたってターゲットとするユーザーのタイプを三つに大別して定義したもの。詳しくは[[Timmy, Johnny, and Spike]]を参照のこと。
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*アングルード版{{Gatherer|id=9786}}の人物のモデルは[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]の元社員[[Joe Grace]]。Joeは開発部でも有数のティミーであった。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/get-it-2004-08-16 Get It?]参照)
  
==フレイバー・テキスト==
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==[[フレイバー・テキスト]]==
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;[[アングルード]]
 
{{フレイバーテキスト|"Just wait till I get my Leviathan...."}}
 
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{{フレイバーテキスト|"俺のリバイアサンを引くまで待ってくれ..."}}
 
{{フレイバーテキスト|"俺のリバイアサンを引くまで待ってくれ..."}}
  
*よりにもよって[[リバイアサン/Leviathan]]。実際にこれの[[能力]]で出すのにはかなり向かないので、気合が入ったティミーの方のみ試して頂きたい。
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:*よりにもよって[[リバイアサン/Leviathan]]。実際にこれの[[能力]]で出すのにはかなり向かないので、気合が入ったティミーの方のみ試して頂きたい。
*[[アンヒンジド]]で登場した[[Johnny, Combo Player]]も似たようなセリフを発した。
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:**誰よりも派手な体験を求めるティミーのことなので、「出したはいいが[[タップ|寝ている]]だけ」のリバイアサンで満足するとは思えない。何か派手な利用手段が控えているのだろうか。
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:*後年に登場した他の[[#関連カード|伝説のゲーマーサイクル]]もそれぞれ似たようなセリフを発している。
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;[[Unsanctioned]]
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{{フレイバーテキスト|"Just wait till I get my [[ギガントサウルス/Gigantosaurus|Gigantosaurus]]...."}}
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:*[[Unsanctioned]]で21年半ぶりに[[再録]]され、{{Gatherer|id=479462|新規イラスト}}および新規フレイバー・テキストを獲得。彼も進歩したようで、これで出すのに向かない(そして久しく収録されていない)リバイアサンではなく、[[色拘束]]を無視できる点でこの能力と好相性の[[ギガントサウルス/Gigantosaurus]]を[[デッキ]]に入れている。また、イラストでは[[恐竜]]のコスプレまでしている。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/145 壁紙・待受]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/wallpaper-week-timmy-power-gamer-2009-03-13 壁紙・待受]
 
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*[[Timmy, Johnny, and Spike]]
 
*[[Timmy, Johnny, and Spike]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アングルード]] - [[レア]]

2022年12月23日 (金) 19:04時点における最新版


Timmy, Power Gamer (2)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ゲーマー(Gamer)

(4):あなたの手札にあるクリーチャー・カード1枚を戦場に出す。

1/1

そう、まさに「パワー大好きティミー(Timmy)」のために作られたカードである。

複数のターンを跨いで運用するにはエルフの笛吹き/Elvish Piperなどに効率で大きく劣っている。彼にはタップが必要ない強みこそあるが、それを活かすために戦場に出た直後、もしくは連続して能力起動しようとすると大量のマナが必要になり、そうなると彼に頼るまでもなく大抵のファッティ唱えられてしまう。なかなかに難しいジレンマを抱えたカード。

しかし他のカードとの比較さえしなければ彼自身の能力はなかなかに優秀であり、現実のティミーにとって最大の敵ともいえるマナ・コストの問題をクリアできるのは大きい。アン・ゲーム環境では戦場に出る前から仕事をするInfernal Spawn of Evilや、最強のパワーを持つ無限の精霊/Infinity Elementalが良き相方となってくれるだろう。

  • 現在はオラクル更新により訂正されているが、最初に印刷されたアングルード版テキストでは手札にあるクリーチャー・カードではなく「クリーチャー1体」を戦場に出すと表記されている。これをアン・ゲーム的に解釈すると「クリーチャー1体分を構成するカードすべてを戦場に出す」と読み替えることができ、2枚1組のB.F.M. (Big Furry Monster)や2~4枚目のS.N.O.T.をまとめて出すことができた。
  • R&D's Secret Lairが戦場に出ている状態でアングルード版のカードを使うと訂正前の能力になるが、テキストを読み替えることも不可能になる。手札にあるのは「クリーチャー・カード」であって「クリーチャー」ではないので、何も戦場に出すことはできない。
    • もっとも根本的な問題として、R&D's Secret Lairが出ていたらアングルード版の彼は現在のルールに存在しないタイプ「Summon Legend」を持つ謎のカードとして扱われるので、彼自身が唱えられなくなってしまうのだが。
  • 「Timmy/Johnny/Spike」とは、開発部がカード開発にあたってターゲットとするユーザーのタイプを三つに大別して定義したもの。詳しくはTimmy, Johnny, and Spikeを参照のこと。
  • アングルード版イラストの人物のモデルはウィザーズ社の元社員Joe Grace。Joeは開発部でも有数のティミーであった。(→Get It?参照)

[編集] フレイバー・テキスト

アングルード
"Just wait till I get my Leviathan...."
"俺のリバイアサンを引くまで待ってくれ..."
  • よりにもよってリバイアサン/Leviathan。実際にこれの能力で出すのにはかなり向かないので、気合が入ったティミーの方のみ試して頂きたい。
    • 誰よりも派手な体験を求めるティミーのことなので、「出したはいいが寝ているだけ」のリバイアサンで満足するとは思えない。何か派手な利用手段が控えているのだろうか。
  • 後年に登場した他の伝説のゲーマーサイクルもそれぞれ似たようなセリフを発している。
Unsanctioned
"Just wait till I get my Gigantosaurus...."

[編集] 関連カード

「アン」シリーズに収録されている伝説のゲーマーのメガサイクル。ヴォーソス以外はいずれもマナ・コストが(2)(M)(M)、1/1で、4マナ起動できる起動型能力を持つ。

その能力にはそれぞれTimmy, Johnny, and Spikeの嗜好が反映されている。

[編集] 参考

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