束の間の開口/Temporal Aperture

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[[ライブラリー]]の一番上の[[カード]]を[[マナ・コスト]]を[[支払う|支払わず]]に[[プレイ]]できる[[アーティファクト]]。ただし、これを[[解決]]するときにライブラリーを[[シャッフル]]するため、[[教示者|チューター]]などと組み合わせて特定の[[呪文]]を[[プレイ]]することはできない。
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[[ライブラリーの一番上]][[カード]]を[[公開する|公開し]]、[[マナ・コスト]]を[[支払う|支払わず]]に[[プレイ]]できる[[アーティファクト]]。ただし、これを[[解決]]するときにライブラリーを[[切り直す]]ため、[[教示者]]などの[[ライブラリー操作]]と組み合わせて特定のカードをプレイすることはできない。
  
[[起動コスト]]は非常に[[重い]]が、マナ・コストを無視してプレイできるため、5[[マナ]]以上のカードが出ればむしろ得になる。また、そのカードをプレイできれば単純に[[カード・アドバンテージ]]を得たことになるので、[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]など単純な[[ドロー]]と比べてもそれほど重くないと言える。
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[[起動コスト]]は非常に[[重い]]が、マナ・コストを無視してプレイできるため、5[[マナ]]以上のカードが出ればむしろ得になる。また、そのカードをプレイすれば[[カード・アドバンテージ]]を得ることになるので、[[ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome]]などの[[引く|ドロー]]と比べてもそれほど重くないと言える。
  
[[コスト]]のことも含め、これを有効に使える[[デッキ]]は限られている。[[土地]]が出ることもあるので、できれば自分の[[ターン]]での[[起動]]が理想。しかしそうなると、[[打ち消す|カウンター]]などを搭載しているデッキでは5マナが無駄になってしまう。極力自分のターンで、しかも状況を選ばず使えるカードを多く入れているデッキでなければ、これはさほどうまく機能しないのである。以上の点から、[[マナ]]をふんだんに使うことができ、威力の高い重い呪文が多い[[赤茶単]]に採用されていた。
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[[コスト]]のことも含め、これを有効に使える[[デッキ]]は限られている。[[土地]]が出ることもあるので、できれば自分の[[ターン]]での[[起動]]が理想。しかしそうなると、[[打ち消す|カウンター]]などを搭載しているデッキでは5マナが無駄になってしまう。極力自分のターンで、しかも状況を選ばず使えるカードを多く入れているデッキでなければ、これはさほどうまく機能しない。以上の点から、マナをふんだんに使うことができ、威力が高く重い[[呪文]]が多い[[赤茶単]]に採用されていた。
  
*以前の[[ルール・テキスト]]では、[[公開する|公開した]]カードは、[[能力]]の[[解決]]後には[[裏向き]]に戻っていた。そのため、裏向きのカードをプレイするという少々奇妙な状態だった。2009年1月30日の[[オラクル]]変更により、(期限付きで)公開した状態でプレイするようになり、この状態が解消された。
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*以前の[[ルール文章]]では、公開したカードは、[[能力]]の[[解決]]後には[[裏向き]]に戻っていた。そのため、裏向きのカードをプレイするという少々奇妙な状態だった。[[2009年]]1月30日の[[オラクル]]変更により、(期限付きで)公開した状態でプレイするようになり、この状態が解消された。
 
*ある意味[[精神の願望/Mind's Desire]]の原型。
 
*ある意味[[精神の願望/Mind's Desire]]の原型。
 
*読み方は「つかのまのかいこう」。間違っても「たばのあいだのひらきぐち」ではない。→[[変な読み方]]
 
*読み方は「つかのまのかいこう」。間違っても「たばのあいだのひらきぐち」ではない。→[[変な読み方]]
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*「Temporal」は「束の間の」と訳されているが、これ以降は「時間の」が[[カード名]]の[[テンプレート|定訳]]となっている({{WHISPER検索/カード名|Temporal}})。一方、同じ「束の間の」と訳されている単語に「Fleeting」があり、そちらの訳語は「束の間の、俊足の、一瞬の」とカードごとにまちまちなため、カード名の混同に注意({{WHISPER検索/カード名|Fleeting}})。
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*[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]における魔法のアイテム「ワンド・オヴ・ワンダー/Wand of Wonder」をモデルとした[[トップダウン・デザイン]]のひとつ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/going-baldurs-gate-part-2-2022-05-30 Going Baldur's Gate, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036085/ バルダーズ・ゲートに行こう その2]([[Making Magic]] [[2022年]]5月30日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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**のちにD&Dとの[[コラボ]]で本家[[ワンド・オヴ・ワンダー/Wand of Wonder]]も[[マジック]]に登場することとなった。
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==ストーリー==
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'''時間開口装置'''/''Temporal Aperture''は、最初の[[トレイリア/Tolaria]]の[[アカデミー/Academy]]で[[ウルザ/Urza]]が作成した時間遡行機械({{Gatherer|id=5548}})。後にこの装置の爆発がトレイリアに時間災害を引き起こす(→[[カーンの経時隔離/Karn's Temporal Sundering#ストーリー]]参照)。
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*小説[[Time Streams]]では「Temporal Aperture」の名称では呼ばれていなかったが、[[ドミナリア]]期の記事[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/dominaria-card-day-karns-temporal-sundering-2018-03-30 Dominaria Card of the Day: Karn's Temporal Sundering]で装置の名前と確定した。
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==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==

2022年7月15日 (金) 23:47時点における最新版


Temporal Aperture / 束の間の開口 (2)
アーティファクト

(5),(T):あなたのライブラリーを切り直し、その後、一番上のカードを1枚公開する。ターン終了時まで、そのカードがあなたのライブラリーの一番上にあり続けるかぎり、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開した状態でプレイするとともに、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。(そのマナ・コストに(X)が含まれる場合、Xは0である。)


ライブラリーの一番上カード公開しマナ・コスト支払わずプレイできるアーティファクト。ただし、これを解決するときにライブラリーを切り直すため、教示者などのライブラリー操作と組み合わせて特定のカードをプレイすることはできない。

起動コストは非常に重いが、マナ・コストを無視してプレイできるため、5マナ以上のカードが出ればむしろ得になる。また、そのカードをプレイすればカード・アドバンテージを得ることになるので、ジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeなどのドローと比べてもそれほど重くないと言える。

コストのことも含め、これを有効に使えるデッキは限られている。土地が出ることもあるので、できれば自分のターンでの起動が理想。しかしそうなると、カウンターなどを搭載しているデッキでは5マナが無駄になってしまう。極力自分のターンで、しかも状況を選ばず使えるカードを多く入れているデッキでなければ、これはさほどうまく機能しない。以上の点から、マナをふんだんに使うことができ、威力が高く重い呪文が多い赤茶単に採用されていた。

  • 以前のルール文章では、公開したカードは、能力解決後には裏向きに戻っていた。そのため、裏向きのカードをプレイするという少々奇妙な状態だった。2009年1月30日のオラクル変更により、(期限付きで)公開した状態でプレイするようになり、この状態が解消された。
  • ある意味精神の願望/Mind's Desireの原型。
  • 読み方は「つかのまのかいこう」。間違っても「たばのあいだのひらきぐち」ではない。→変な読み方
  • 「Temporal」は「束の間の」と訳されているが、これ以降は「時間の」がカード名定訳となっている(カード名を「Temporal」で検索)。一方、同じ「束の間の」と訳されている単語に「Fleeting」があり、そちらの訳語は「束の間の、俊足の、一瞬の」とカードごとにまちまちなため、カード名の混同に注意(カード名を「Fleeting」で検索)。

[編集] ストーリー

時間開口装置/Temporal Apertureは、最初のトレイリア/Tolariaアカデミー/Academyウルザ/Urzaが作成した時間遡行機械(イラスト)。後にこの装置の爆発がトレイリアに時間災害を引き起こす(→カーンの経時隔離/Karn's Temporal Sundering#ストーリー参照)。

[編集] 脚注

  1. Going Baldur's Gate, Part 2/バルダーズ・ゲートに行こう その2Making Magic 2022年5月30日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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