巣を守る者、アトラ・パラーニ/Atla Palani, Nest Tender

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[[卵]][[ドルイドの誓い/Oath of Druids]][[PIG]]能力を付与する[[伝説のクリーチャー]]
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[[卵]]の[[ロード (俗称)|ロード]]的な[[伝説のクリーチャー]]。卵が[[死亡]]した際、[[ドルイドの誓い/Oath of Druids]][[変身/Polymorph]]のように[[ライブラリー]]から後続を[[戦場に出す]]「孵化」を行う[[誘発型能力]]を持つ。また自身で卵・[[トークン]]を[[生成]]もできる。
  
[[シナジー]]が卵限定という実質ほぼ[[防衛]]持ち縛りになってしまう守備的な性質に寄ってしまうので自然と[[コンボ]]運用になる。[[対戦相手]]としても卵から何が飛び出してくるのか分かったものではないので軽々しく[[地上クリーチャー]]で[[攻撃]]するのを躊躇させる作用もある。[[タップ能力]]で卵を自ら[[生成]]できるので[[熱情/Fervor]]系などの[[速攻]]付与手段があると、踏み倒したい[[大型クリーチャー]]の攻撃も加速されて相性が良い。
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比較的[[軽い]][[コスト]]かつ確実性のある条件で、クリーチャーを直接戦場に出すことができる、なかなか強力な能力を持つ優秀な[[システムクリーチャー]]。当然、これによって強力なクリーチャーをコストを踏み倒して使う[[コンボ]]的運用に特化することになるだろう。卵自体は戦力としてはほとんど役に立たないが、[[対戦相手]]としては卵から何が飛び出してくるのか分かったものではないので[[地上クリーチャー]]で[[攻撃]]するのを躊躇せざるを得ず、[[ブロッカー]]という意味では額面以上に優秀。
  
これで目当てのクリーチャーを確実に引き当てるコンボデッキを組むには、自身がクリーチャーなのでデッキに複数枚積むとこれ自身がはずれ枠になってしまうのが難点。デッキにこれを入れる必要が無い[[統率者戦]]でこそ欠点を克服できる。逆に卵か[[多相]]の類でデッキ内のクリーチャーを固める事ができれば[[死亡]]する度に[[ライブラリー]]内の卵が尽きるまで次のクリーチャーを絶え間なく供給し続けられるので、[[サクリファイス]]系の様な運用のデッキにする事も可能。特に[[鏡の精体/Mirror Entity]]は自発的に一挙に大量の[[死亡誘発]]をさせる事が出来るので強力。
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ただし、[[オース]]や[[エルドラージ変身]]のような[[コンボデッキ]]を組もうとすると、どうしてもこれ自身や他の卵・クリーチャーが「はずれ」としてノイズになってしまうのが難点で、結局は既存のオースやエルドラージ変身を組めばよいという結論になりがち。デッキにこれを入れる必要が無い[[統率者戦]]では欠点が克服されて扱いやすくなる。
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発想を逆転させて、卵(か[[多相]])の類でデッキ内のクリーチャーを固めると、[[死亡]]しても死亡しても次の卵が現れるという[[ループ]]を構成できる。一度に複数クリーチャーに多相を与える[[揮発性鉤爪/Volatile Claws]][[鏡の精体/Mirror Entity]]などとのコンボも期待がかかり、特に鏡の精体は死亡させる手段も兼ねており大量の[[死亡誘発]]をさせる事が出来るので強力。[[色]]を増やしてよいならば[[秘儀での順応/Arcane Adaptation]]や[[人工進化/Artificial Evolution]]とも組み合わせてみたい。
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*[[熱情/Fervor]]などの[[速攻]]付与手段があるとなおよい。自身の[[タップ能力]]と踏み倒した[[大型クリーチャー]]の攻撃が加速されるようになるので、あるのとないのとでは奇襲性が段違い。
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*ゲームシステム上仕方ないとはいえ、特に奇妙な挙動が起こりやすいカード。例えば、[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]が「孵化」したら、鳥・トークンと[[ドラゴンの卵/Dragon Egg]]が孵った、などということがザラに起こる。そういう部分も含めて楽しみながら使いたい。
  
 
==ルール==
 
==ルール==

2020年10月2日 (金) 21:44時点における版


Atla Palani, Nest Tender / 巣を守る者、アトラ・パラーニ (1)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)

(2),(T):防衛を持つ緑の0/1の卵(Egg)クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたがコントロールしている卵が1体死亡するたび、クリーチャー・カードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ公開する。そのカードを戦場に出し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。

2/3

ロード的な伝説のクリーチャー。卵が死亡した際、ドルイドの誓い/Oath of Druids変身/Polymorphのようにライブラリーから後続を戦場に出す「孵化」を行う誘発型能力を持つ。また自身で卵・トークン生成もできる。

比較的軽いコストかつ確実性のある条件で、クリーチャーを直接戦場に出すことができる、なかなか強力な能力を持つ優秀なシステムクリーチャー。当然、これによって強力なクリーチャーをコストを踏み倒して使うコンボ的運用に特化することになるだろう。卵自体は戦力としてはほとんど役に立たないが、対戦相手としては卵から何が飛び出してくるのか分かったものではないので地上クリーチャー攻撃するのを躊躇せざるを得ず、ブロッカーという意味では額面以上に優秀。

ただし、オースエルドラージ変身のようなコンボデッキを組もうとすると、どうしてもこれ自身や他の卵・クリーチャーが「はずれ」としてノイズになってしまうのが難点で、結局は既存のオースやエルドラージ変身を組めばよいという結論になりがち。デッキにこれを入れる必要が無い統率者戦では欠点が克服されて扱いやすくなる。

発想を逆転させて、卵(か多相)の類でデッキ内のクリーチャーを固めると、死亡しても死亡しても次の卵が現れるというループを構成できる。一度に複数クリーチャーに多相を与える揮発性鉤爪/Volatile Claws鏡の精体/Mirror Entityなどとのコンボも期待がかかり、特に鏡の精体は死亡させる手段も兼ねており大量の死亡誘発をさせる事が出来るので強力。を増やしてよいならば秘儀での順応/Arcane Adaptation人工進化/Artificial Evolutionとも組み合わせてみたい。

  • 熱情/Fervorなどの速攻付与手段があるとなおよい。自身のタップ能力と踏み倒した大型クリーチャーの攻撃が加速されるようになるので、あるのとないのとでは奇襲性が段違い。
  • ゲームシステム上仕方ないとはいえ、特に奇妙な挙動が起こりやすいカード。例えば、ルフ鳥の卵/Rukh Eggが「孵化」したら、鳥・トークンとドラゴンの卵/Dragon Eggが孵った、などということがザラに起こる。そういう部分も含めて楽しみながら使いたい。

ルール

ストーリー

アトラ・パラーニ/Atla Palaniは、イクサラン/Ixalan太陽帝国/The Sun Empireに住む人間シャーマン。女性(イラスト)。

アトラはすべての生命を尊いものだと考えている。特に、孵化する前の生き物を。アゾカン/Atzocanの貴族パラーニ/Palani家の一員であるアトラは、深く独特な絆に恵まれている――彼女は、の中にいる恐竜たちと繋がりを結ぶことができるのだ。孵る前の彼らを励まし導くことで、アトラは太陽帝国と恐竜たちとの関係が揺らがないことを確かなものにしている。

登場カード

フレイバー・テキストに登場

基本セット2021
巻き添え/Run Afoul

参考

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