僧院の速槍/Monastery Swiftspear

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[[果敢]]・[[速攻]]持ちの[[ウィニー]][[クリーチャー]]。[[怒り狂うゴブリン/Raging Goblin]]などの[[上位互換]]。
 
[[果敢]]・[[速攻]]持ちの[[ウィニー]][[クリーチャー]]。[[怒り狂うゴブリン/Raging Goblin]]などの[[上位互換]]。
  
[[赤]]は[[火力]]によるクリーチャー[[除去]]や[[ブロック制限]]を得意とする[[色]]であるため、邪魔な[[ブロッカー]]を排除しつつ[[強化]]できる果敢は、赤の戦略とよくかみ合っている。また、赤のウィニークリーチャーとしては珍しく1マナで1/2と[[タフネス]]偏重になっているため、果敢[[能力]]も相まって最序盤での攻防にもある程度耐えうるスペックを持っている。
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[[赤]]は[[火力]]によるクリーチャー[[除去]]や[[ブロック制限]]を得意とする[[色]]であるため、邪魔な[[ブロッカー]]を排除しつつ[[強化]]できる果敢は、赤の戦略とよくかみ合っている。また、赤のウィニークリーチャーとしては珍しく1[[マナ]]で1/2と[[タフネス]]偏重になっているため、果敢[[能力]]も相まって最序盤での攻防にもある程度耐えうるスペックを持っている。
  
登場直後から[[モダン]]や[[エターナル]]の[[Delver-Go|URデルバー]]や[[バーン]]といった軽量スペルを多用するデッキで使用されている。
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[[タルキール覇王譚]]登場直後から[[スタンダード]]の[[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|スライ]]で採用される他、[[モダン]]や[[エターナル]]の[[Delver-Go|青赤デルバー]]や[[バーン]]といった[[軽い|軽量]][[呪文]]を多用する[[デッキ]]で使用されている。[[果敢 (デッキ)|果敢デッキ]]では4枚確定の枠として有名で、1ターン目の理想の動きとなる。[[死の影|ラクドス・シャドウ]]のパーツとしても利用価値がある。
  
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[[リミテッド]]で[[構築]]ほど速攻や果敢が活躍しづらいが、赤白アグロのような果敢を[[インスタント]]で誘発できる手段の多いデッキでは採用圏内。
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[[兄弟戦争]]で[[再録]]。変わらず[[スライ/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|赤単アグロ]]の1マナ域として活躍する。
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*[[ダブルマスターズ2022]]で[[コモン]]で再録され、[[パウパー]]で使えるようになった。後述の[[#禁止指定|禁止指定]]まで、[[バーン#パウパー|バーン]]や[[赤単ブリッツ]]で採用されていた。
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*[[タルキール覇王譚]]で{{Gatherer|id=388222}}を描いた[[Steve Argyle]]がYoutubeで完成までの過程を公開している<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=H_A-a2bWt2U Steve Argyle - Monastery Swiftspear](Steve ArgyleのYoutubeチャンネル [[2014年]]9月13日)</ref>。
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*ダブルマスターズ2022のボーダーレス版[[フレイバー・テキスト]]では[[マルドゥ族/The Mardu Horde]]の一員が後手に回っている。上記の速攻系デッキでの活躍を考慮すれば、[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]の所属でありながら「迅速さ」を重視するマルドゥを圧倒してしまうのも説得力がある。
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{{フレイバーテキスト|「動く気配なし。我々が先手を打てそう――」|マルドゥの略奪者、ガイザ}}
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==禁止指定==
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[[2023年]]12月4日より、[[パウパー]]で[[禁止カード]]に指定される<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/december-4-2023-banned-and-restricted-announcement December 4, 2023 Banned and Restricted Announcement]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037447/ 2023年12月4日 禁止制限告知]([[Daily MTG]] [[2023年]]12月4日 [[Dan Musser]]著)</ref>。これを採用した[[赤単カルドーサ]]などの[[赤単色デッキ]]の1[[ゲーム]]目における勝率が極めて高く、[[サイドボード]]に大量の対策カードを投入しないといけない不健全な状況を引き起こしていたため<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/explanation-of-pauper-bans-for-december-4-2023 Explanation of Pauper Bans for December 4, 2023]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037448/ 2023年12月4日のパウパーの禁止についての説明]([[Daily MTG]] [[2023年]]12月4日 [[Gavin Verhey]]著)</ref>。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
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*[[カード名百科事典#僧院|僧院]]([[カード名百科事典]])
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*[[カード個別評価:兄弟戦争]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:タルキール覇王譚]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:タルキール覇王譚]] - [[アンコモン]]
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード
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*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[アンコモン]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2021年#Valentine's Day 2021|Secret Lair Drop Series: Valentine's Day 2021]]

2023年12月11日 (月) 17:57時点における最新版


Monastery Swiftspear / 僧院の速槍 (赤)
クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)

速攻
果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)

1/2

果敢速攻持ちのウィニークリーチャー怒り狂うゴブリン/Raging Goblinなどの上位互換

火力によるクリーチャー除去ブロック制限を得意とするであるため、邪魔なブロッカーを排除しつつ強化できる果敢は、赤の戦略とよくかみ合っている。また、赤のウィニークリーチャーとしては珍しく1マナで1/2とタフネス偏重になっているため、果敢能力も相まって最序盤での攻防にもある程度耐えうるスペックを持っている。

タルキール覇王譚登場直後からスタンダードスライで採用される他、モダンエターナル青赤デルバーバーンといった軽量呪文を多用するデッキで使用されている。果敢デッキでは4枚確定の枠として有名で、1ターン目の理想の動きとなる。ラクドス・シャドウのパーツとしても利用価値がある。

リミテッド構築ほど速攻や果敢が活躍しづらいが、赤白アグロのような果敢をインスタントで誘発できる手段の多いデッキでは採用圏内。

兄弟戦争再録。変わらず赤単アグロの1マナ域として活躍する。

「動く気配なし。我々が先手を打てそう――」
マルドゥの略奪者、ガイザ

[編集] 禁止指定

2023年12月4日より、パウパー禁止カードに指定される[2]。これを採用した赤単カルドーサなどの赤単色デッキの1ゲーム目における勝率が極めて高く、サイドボードに大量の対策カードを投入しないといけない不健全な状況を引き起こしていたため[3]

[編集] 脚注

  1. Steve Argyle - Monastery Swiftspear(Steve ArgyleのYoutubeチャンネル 2014年9月13日)
  2. December 4, 2023 Banned and Restricted Announcement/2023年12月4日 禁止制限告知Daily MTG 2023年12月4日 Dan Musser著)
  3. Explanation of Pauper Bans for December 4, 2023/2023年12月4日のパウパーの禁止についての説明Daily MTG 2023年12月4日 Gavin Verhey著)

[編集] 参考

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