アングラス/Angrath

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彼の故郷は旅立った時から殆ど変わっておらず、自身の鋳造所も健在であった。そこで働く二人のミノタウルス――愛する娘たちも。喜びの涙が燃える皮膚をつたい、蒸発していった。
 
彼の故郷は旅立った時から殆ど変わっておらず、自身の鋳造所も健在であった。そこで働く二人のミノタウルス――愛する娘たちも。喜びの涙が燃える皮膚をつたい、蒸発していった。
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===[[War of the Spark: Ravnica]]===
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[[次元間の標/Interplanar Beacon]]によって[[ラヴニカ/Ravnica]]に呼び出されたプレインズウォーカーの一人。またも不滅の太陽に囚われてしまい、娘の下に帰るため[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]と敵対する。不滅の太陽が停止した後も[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]に協力しボーラスとの最終決戦に参加した。
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魔法を使った隙を[[永遠衆/Eternal]]に狙われた[[ダブリエル・ケイン/Davriel Cane]]を放り投げて助けたり、戦いが終わった後に救えなかった人々のことを嘆く[[テヨ・ベラダ/Teyo Verada]]に彼なりの慰めの言葉をかけるなど、ゲストのプレインズウォーカーの中では見せ場が多い。
  
 
==登場==
 
==登場==

2019年9月25日 (水) 23:40時点における版

アングラス/Angrathイクサラン・ブロックのキャラクター。カードとしてはイクサランの相克炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chainedおよびミノタウルスの海賊、アングラス/Angrath, Minotaur Pirateが初出。

目次

解説

ミノタウルスプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。非常に大柄で、4本角の牛の頭部を持つ(イラスト1イラスト2)。

肉体そのものが内部から高熱を発しているのが大きな特徴。体表面は金属のように赤熱し、喉の奥には炎が燃え、鼻孔からは絶えず蒸気が立ち上っている。「炎鎖/The Flame-Chained」の二つ名が示す通り、戦闘では赤熱する鎖を魔法で自在に操り、敵を捕らえる。

経歴

前日譚

アングラスの故郷は、イクサラン・ブロック時点で未登場の次元/Planeであることが明かされている。彼にはルミ/Rumi、ジャミラ/Jamiraという名の2人の娘がおり、普段は鍛冶師として働き、休日に多元宇宙/Multiverseを旅しては娘たちにお土産を持ち帰っていた。

14年前のある週末、イクサラン/Ixalanを訪れたアングラスは、プレインズウォークを阻害する何らかの力によって自分がこの次元に閉じ込められてしまったことを知る。太陽帝国/The Sun Empireに拒絶され、川守り/The River Heraldsに攻撃され、最終的に彼は鉄面連合/The Brazen Coalitionの悪名高き海賊船、「悪鬼の微笑み」号/Devil's Smileに居場所を見つけた。彼は爪弾き者やならず者から成る雑多な乗組員に受け入れられ、その肉体と魔法の才をラドクリフ/Radcliff船長の襲撃と略奪に役立てていたが、やがて乗組員たちは明らかに船長よりもアングラスに敬愛を寄せるようになった。彼は反乱を率いて素早くほぼ無血で片をつけ、ラドクリフを魚鉤で船首に吊るした。新船長となったアングラスは船の名を「悪鬼の鎖」号/Devil's Chainsに変え、彼らの悪名は急激に高まった。

そして彼は、イクサランからプレインズウォークできない原因が不滅の太陽/The Immortal Sunにあると考えるに至った。こうして、イクサランにおける彼の探索航が始まった。

問われる自信/A Question of Confidence

太陽海岸/The Sun Coastで海賊を追い返していた騎士ファートリ/Huatliは、突如地面へと投げ出された。彼女を乗せた恐竜が、焼けつく鎖に足を引っ張られて転倒したのだ。木陰から現れた鎖の主の姿はファートリを驚かせた――それはイクサランには存在しない種族、ミノタウルスであった。

その男は鎖で恐竜を絞め殺すと、アングラスと名乗り、不滅の太陽の在り処を吐かねばお前も殺すと告げて攻撃を開始した。アングラスは終始戦いを優位に進めた。駆けつけたインティ/Intiに気を取られた隙に不意を突かれ、一時ファートリの攻勢を許しはしたが、変幻自在の鎖はすぐに彼女とインティを捕らえた。だがそのとき、死の実感がファートリのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを点した。彼女はカラデシュ/Kaladeshへとプレインズウォークしようとし、イクサランの不思議な力によって元いた場所へと引き戻された。

アングラスは驚いた。この女は自分と同じプレインズウォーカーだったのだ。彼は笑い、協力してこの次元から脱出しようと持ちかけて手を差し伸べたが、我に返ったファートリはアングラスを斬りつけ、彼が怯んでいる間にインティとともに逃げた。

イクサラン・ブロック

オラーズカ/Orazcaを目指す道中で、偶然にもファートリと再会する。今度こそ「閉じこめられたプレインズウォーカー仲間」として助け合おうと説得し、共にオラーズカを目指す。しかし粗暴なアングラスと高貴なファートリとではどうにも折り合いがつかず、ファートリがティシャーナ/Tishanaと交わしていた先約もあり、彼女に出し抜かれてしまう。ファートリの恐竜による拘束をどうにか抜け出し不滅の太陽の元にたどり着くと、そこにはファートリを始め、川守りのティシャーナ、薄暮の軍団/The Legion of Dusk吸血鬼、更にはヴラスカ/Vraska一味の海賊達までもが集結しており、まさに一触即発の状況であった。

緊張が高まる中、不意に不滅の太陽が消失してしまう。突然の出来事に驚愕するも、彼は素早く、しかしありったけの罵詈雑言を吐き捨てながら、故郷の次元へとプレインズウォークした。

彼の故郷は旅立った時から殆ど変わっておらず、自身の鋳造所も健在であった。そこで働く二人のミノタウルス――愛する娘たちも。喜びの涙が燃える皮膚をつたい、蒸発していった。

War of the Spark: Ravnica

次元間の標/Interplanar Beaconによってラヴニカ/Ravnicaに呼び出されたプレインズウォーカーの一人。またも不滅の太陽に囚われてしまい、娘の下に帰るためニコル・ボーラス/Nicol Bolasと敵対する。不滅の太陽が停止した後もゲートウォッチ/The Gatewatchに協力しボーラスとの最終決戦に参加した。

魔法を使った隙を永遠衆/Eternalに狙われたダブリエル・ケイン/Davriel Caneを放り投げて助けたり、戦いが終わった後に救えなかった人々のことを嘆くテヨ・ベラダ/Teyo Veradaに彼なりの慰めの言葉をかけるなど、ゲストのプレインズウォーカーの中では見せ場が多い。

登場

登場カード

カード名に登場

イクサラン
アングラスの匪賊/Angrath's Marauders
イクサランの相克 プレインズウォーカーデッキ
アングラスの伏兵/Angrath's Ambusherアングラスの憤怒/Angrath's Fury
灯争大戦
アングラスの暴力/Angrath's Rampage

フレイバー・テキストに登場

イクサラン
アングラスの匪賊/Angrath's Marauders、乗っ取り/Hijack竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
イクサランの相克 プレインズウォーカーデッキ
燃え殻の痩せ地/Cinder Barrens
イクサランの相克
煌めく障壁/Gleaming Barrier
灯争大戦
アン一門の侵略者/Ahn-Crop Invader、アングラスの暴力/Angrath's Rampage

イラストに登場

イクサラン
乗っ取り/Hijack
イクサランの相克 プレインズウォーカーデッキ
アングラスの憤怒/Angrath's Fury
灯争大戦
アングラスの暴力/Angrath's Rampage

登場作品・登場記事

イクサラン・ブロック
ラヴニカのギルド灯争大戦

参考

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