鎖を解かれしもの、ポルクラノス/Polukranos, Unchained

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Polukranos, Unchained / 鎖を解かれしもの、ポルクラノス (2)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) ハイドラ(Hydra)

鎖を解かれしもの、ポルクラノスは+1/+1カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。これは+1/+1カウンターが代わりに12個置かれた状態で脱出する。
鎖を解かれしもの、ポルクラノスの上に+1/+1カウンターが置かれている間にこれがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、これの上からそれに等しい数の+1/+1カウンターを取り除く。
(1)(黒)(緑):他のクリーチャー1体を対象とする。鎖を解かれしもの、ポルクラノスはそれと格闘を行う。
脱出 ― (4)(黒)(緑),あなたの墓地から他のカード6枚を追放する。

0/0

皮肉にもエルズペス/Elspethと同様に神々の戦を利用して脱出したポルクラノス/Polukranos。首を切り落としても倍の数になって復活する伝説のゾンビハイドラ

今回はダメージ+1/+1カウンターの消費で受ける黒緑の0/0クリーチャーであり、格闘起動型能力となっている。何よりも4マナ6/6という優秀なマナレシオを持つのが強み。ダメージでどんどんサイズは縮まっていくものの、ダメージそれ自体は受けないという性質から接死などには耐性がある。1度でも戦闘で敵を葬れば悪くはなく、起動型能力の格闘もそのサイズを活かしやすい。脱出時は12/12で出てくるためその辺のドラゴン天使程度1、2回上から殴り倒せるだろう。

ダメージによらない除去への耐性は無いものの、野放しにはできないマナレシオのクリーチャーが脱出を持っている事自体が売りで、脱出時は脅威度が跳ね上がる。1枚で対処を迫るレベルの強さがあるのでドレッジ系のデッキにおけるフィニッシャーの立ち位置になり得る。逆に墓地肥やし手段の少ないデッキでは脱出コストの6枚追放は安定した捻出が難しい。 テンポは犠牲になるが、進化する未開地/Evolving Wilds寓話の小道/Fabled Passageのようなフェッチランドを使ったり、睡蓮の原野/Lotus Field等で土地を墓地へ送ると脱出しやすくなる。

除去してもサイズを増して復活する特徴から、中途半端なP/Tで残ってしまうと相手に無視されやすい。この場合は別途生け贄に捧げる手段を用意するか、伝説のクリーチャーである事を利用して手札から上書きしてしまうのも有効。墓地肥やしになり、脱出の弱点である追放除去対策にもなるため、伝説のカードとしては珍しく、複数投入に明確な利点を持つ。

この手のカードのお約束として、オーラ装備品などで素のP/T強化したり上書きすれば格闘し続けることも可能になる。ただし、+1/+1カウンターがない状態では軽減されないため、強化量によっては焼け石に水な点には注意。直後のイコリア:巨獣の棲処では変容という相性のよいメカニズムが登場している。元のP/Tが固定化され気兼ね無く格闘を行なえるようになる他、変容によりカード名が上書きされるため、ポルクラノスをもう1体出すことも可能になる。特に永遠の頂点、ブロコス/Brokkos, Apex of Foreverは、マナカーブに沿った5マナで6/6という良好なマナレシオに加えてトランプル付与、おまけに墓地からも変容コストで復帰できるという特徴から非常に相性がよい。

ローテーション後のスタンダードでは時間稼ぎ要員としてスゥルタイ根本原理に採用されている。このデッキが苦手とするディミーア・ローグに対して強いところも利点。

リミテッドでは4マナ6/6自体が強いが、対戦相手墓地対策を持たない場合長期戦になればゲームを終わらせる力を持つ。

ルール

関連カード

開発秘話

元々はMark Gottliebによってレア伝説のクリーチャーとしてデザインされた。テーロス還魂記のデザイン終盤に、セット全体の総単語数が多すぎるという問題を解決するためにレアのカードの単語数を減らす俎上に乗せられたが、より単語数の少ない神話レアと入れ替えることによってテキストはそのままで収録された[1]

  • その影響によってテーロス還魂記の2色の組み合わせで黒緑だけレアが存在せず、は他の単色と比べてレアが1枚多く神話レアが1枚少ない。

ストーリー

一度はエルズペス/Elspethに討たれたものの、死の国/The Underworldからの脱出を果たしたポルクラノス/Polukranos

詳細はポルクラノス/Polukranosを参照。

参考

  1. 単語強盗『テーロス還魂記』の章(Daily MTG 2020年1月7日)
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