無情な行動/Heartless Act
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インスタント
以下から1つを選ぶ。
・カウンターが置かれていないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体を対象とし、それの上からカウンター最大3個を取り除く。
2つのモードを持つ黒のインスタント。クリーチャー1体を破壊するか、クリーチャーからカウンターを取り除くかを選べる。
2マナの黒の単体除去は対象に何らかの制限があるのが常だが、これは「カウンターが置かれていないクリーチャー」と、かなり範囲が広い。またカウンターが置かれているクリーチャーに対しても完全に腐ることはなく、特に+1/+1カウンターが複数置かれているクリーチャーは大きくサイズを下げることができる。
スタンダードでは、黒を含むデッキで広く採用候補となる。世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the Worldがクリーチャー化した土地やハイドロイド混成体/Hydroid Krasisに対しても2番目のモードで干渉可能。
パイオニア以下でも黒系に広く採用される他、カードプール上十分組める除去の豊富な黒単色デッキでも一定の活躍をしている。
リミテッドでは、カウンターが多用される環境であることを考慮しても優秀な除去。カウンターを取り除くことが一種のコンバット・トリックとして働く場面もあるだろう。対応して壮麗牝馬/Splendor Mareをサイクリングされるなどで立ち消えになってしまう点には注意したい。
- イコリア:巨獣の棲処シーズンのWPNプロモパックにはこのカードのダークフレーム版プロモーション・カードが封入された[1]。
ルール
- モードは無情な行動を唱える際に選ぶ。後からその選択を変更することはできない。
- 2番目のモードでどのカウンターを取り除くかは、無情な行動の解決時にあなたが選ぶ。異なる種類のカウンターを合計3個まで選んでもよい。
ストーリー
イコリア:巨獣の棲処の注目のストーリーの4枚目。
クードロ/Kudro将軍はルーカ/Lukkaの野望に耳を貸さず、極めて残酷な命令を下した――ルーカと絆を結んだ有翼の猫の処刑だ(イラスト)。恐怖と嫌悪から、ビビアン/Vivienはドラニス/Drannithとの戦いのために眷者/Bonderたちを集めることに同意した[2]。
「やるかやられるかだ。」― クードロ将軍
- 小説『Ikoria: Lair of Behemoths – Sundered Bond』における描写はこれと異なる。有翼の猫はルーカの婚約者、ジリーナ/Jirinaを乗せてドラニスに戻り、捕らえられてしまう。クードロは娘ジリーナに、大衆の前で猫を処刑するよう命じた。大衆が、そして何よりもクードロ自身が、ジリーナは怪物の味方なのではないかと疑っているのだ。しかし、彼女には命の恩人に手をかけることはできなかった。クードロは自ら剣を取り、猫に振り下ろした。
- 小説において、ビビアンは眷者たちと行動を共にしてはいるものの、ドラニスと敵対することはない。
脚注
- ↑ 『イコリア:巨獣の棲処』特別版カードイメージギャラリー(マジック米国公式日本語版)
- ↑ The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards(Feature 2020年4月3日 Wizards of the Coast著)