敬慕される腐敗僧/Venerated Rotpriest
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クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ドルイド(Druid)
毒性1(このクリーチャーから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは追加で毒(poison)カウンター1個を得る。)
あなたがコントロールしているクリーチャー1体が呪文の対象になるたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは毒カウンター1個を得る。
あなたのクリーチャーが呪文の対象になるたび、対戦相手に毒カウンターを与えるファイレクシアン・ドルイド。
呪文のコントローラーを問わず誘発するため、自分から積極的に毒カウンターを与えにいけるだけでなく、対戦相手への除去に対する反撃にもなる。
1マナと軽い点も強みであり、序盤から複数体を並べて誘発回数を稼ぐことができる。毒性持ちであるため、最序盤でブロッカーを用意できていない対戦相手には呪文無しでも毒カウンターを与えにいける。
タフネス2であるため、1ターン目の祭典壊し/End the Festivitiesで誘発させる前に処理されることがないのも魅力である。とはいえ、サイズの絶対値は1マナ相応の小型であるため、自分から誘発させる場合はタイヴァーの抵抗/Tyvar's Standのような除去耐性を与える呪文を用いて脆さをカバーするとよいだろう。警備の抜け道/Security Bypassのような回避能力を付与するカードを用いて誘発と毒性の双方で毒カウンターを与えにいくのもよい。コピーでも誘発できるので、フォーマットが許すならば大地の裂け目/Ground Riftのようなストーム呪文との併用も視野に入る。
スタンダードでは主にセレズニア・ポイズンの1マナ枠として採用されている。また、登場直後には陽気な呪文盗み、アイヴィー/Ivy, Gleeful Spellthief、嵐追いのドレイク/Stormchaser Drakeといった相性の良いクリーチャーと並べ、とんずら/Slip Out the Backや渦巻く霧の行進/March of Swirling Mistといった除去耐性付与インスタントで対戦相手のアタッカーや除去を躱しつつ毒殺するシミック腐敗僧[1]が話題を呼んだが、単体のキーカードに頼るという不安定さから環境入りには至らなかった。
イクサラン:失われし洞窟参入後のスタンダードでは、前環境のセレズニア・ポイズンをベースにしつつ、前述した渦巻く霧の行進による瞬殺コンボも狙うバント・トキシックがドメイン・ランプの対抗馬として環境に浮上している。
- MTGアリーナのBO1においては、2~3ターン目以降の動きがおぼつかない手札でも1ターン目に腐敗僧を出せば相手がシミック腐敗僧とのゲームを嫌がって投了するケース(→やる気デストラクション)もあり、赤単スライと共にクエスト消化のお供として使われる。
- 2つ目の能力の誘発条件については、対象#対象になるたびを参照。
参考
- ↑ シミック腐敗僧:毒が引き出す隠れた実力、カードの真価(スタンダード)(マジック日本公式サイト 岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2023年2月16日)