忠実な聖戦士/Loyal Cathar
提供:MTG Wiki
Loyal Cathar / 忠実な聖戦士 (白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
Unhallowed Cathar / 不浄の聖戦士
〔黒〕 クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 兵士(Soldier)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
警戒
忠実な聖戦士が死亡したとき、次の終了ステップの開始時に、あなたのコントロール下でそれを変身させた状態で戦場に戻す。
Unhallowed Cathar / 不浄の聖戦士
〔黒〕 クリーチャー — ゾンビ(Zombie) 兵士(Soldier)
不浄の聖戦士ではブロックできない。
2/1一度死亡しても終了ステップ開始時にゾンビとして蘇る人間・クリーチャー。アラボーンの擲弾兵/Alaborn Grenadierなどの上位互換。
多少挙動は違うが、宿命の旅人/Doomed Travelerなどと同じ系統の能力と言える。死後は全般に弱体化するが、パワー2は保っており、アタッカーとしては十分。また、第2面になってから救助の手/Saving Graspなどで回収すれば使い回しも利く。この点、宿命の旅人などのトークン化カードにはない利点。
- 同じように死んでも蘇ってくる不死持ちたちと見比べると、ちょっと弱くなって帰ってくる点が少し残念。
- 弱くなって戻ってくる挙動は頑強に近い。
- 月霧/Moonmistを使われると、(フレイバー的に奇妙だが)強制的にゾンビにさせられるので注意。
- 「第2面が第1面の完全な弱体化版である両面カード」という珍しい一枚。それでいて(上述の月霧などの例を除き)完全なメリットとして働く挙動はデザインの妙と言えよう。
ルール
- これをコピーした変身する両面カードのクリーチャーが死亡した場合、それは終了ステップの開始時に第2面で戦場に戻る。
- これをコピーした変身する両面カードでないクリーチャーが死亡した場合、それは墓地に留まる。
- イニストラードを覆う影でルールが変更されるまでは、「変身させた状態で」だけを無視して戦場に戻ることができた。
ストーリー
このカードに描かれているのは、死後にグール/Ghoulとなってしまったアヴァシン教会/The Church of Avacynの聖戦士/Cathar(イラスト)。
第1面のフレイバー・テキストは、サリア/Thaliaに対する巡邏官ヴィジル/Visilの言葉。彼は人々を守るために自分が死ぬことも覚悟していたが、「死の後に迎えるもの」、すなわち「自分が邪悪なアンデッドとなってしまうこと」を恐れていた。第2面のフレイバー・テキストではサリアがヴィジルを励ましているが、その言葉も虚しく、彼はグールとなってしまったようだ。
「恐れずに戦いなさい。あなたの魂はアヴァシンの手によって守られ、邪悪に屈する事はありません。」― サリア、ヴィジル巡邏官に向けて
- 日本語版の第1面のフレイバー・テキストは誤訳。1文目のtrustはmyselfだけでなく、その後のto不定詞にもかかっている。また2文目の「It's ~ that …」は強調構文で、「I'm afraid of what comes after.」と同義(ofの目的語を強調している)。「私は自分が務めを果たすと信じています、たとえ死ぬことになろうとも。私が恐れているのは死ではなく、死の後に迎えるものなのです。」などと訳すべきだろう。
「私は自らを信じ、死すと言えども任務に赴いています。恐れがあれば、その後に続くことを迎える事になるのです。」― ヴィジル巡邏官、サリアに向けて
"I trust myself to do my duty, even unto death. It's what comes after that I'm afraid of."― Constable Visil, to Thalia