ミシュラ/Mishra
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ミシュラ/Mishraはアンティキティーやウルザ・ブロックなどに登場する人物。名前の初出はリミテッド・エディションのミシュラのアンク/Ankh of Mishra。カードとしての初出は時のらせんの工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy。
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解説
ドミナリア/Dominariaの人間/Human男性。AR0年、ウルザ/Urzaの弟として誕生する。
エピソード
研究者肌の兄とは違い、人付き合いのよい子供だった。コイロスの洞窟でウィークストーンを手にしたが、対して兄の持つマイトストーンを奪おうとしたところから、この2人の工匠の道が分かたれる。
ミシュラは兄と別れた後、発掘したドラゴン・エンジンを率いて一大勢力を作り、兄であるウルザと対決する。その戦いはアルゴス/Argothの森で決着を見る。ミシュラがすでに人ではなく機械になっていたことにウルザは怒り、悲しみ、森と共に弟を吹き飛ばした。このときに尋常ならぬ爆発と魔力をふりまき、次元や人物に様々な影響を与え、また自身はプレインズウォーカーとして覚醒するのであった。この戦いは兄弟戦争/Brothers' Warとして、ドミニア/Dominia史における大きな事件となっている。
Planeshift・Apocalypse
ミシュラはゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylexの大爆発を何らかの経緯で生き延びていた。それからの四千年間、ファイレクシア/Phyrexiaの第七球層で肉挽き拷問台(flesh shredder)にかけられたまま、永劫の責め苦を受けていた。
4205AR、ファイレクシア陣営に寝返ったウルザの真意を確かめるため、ヨーグモス/Yawgmothは第七球層でミシュラに対面させ、ウルザの対応を窺った。拷問から解放して一緒に逃げてほしいとウルザに懇願するミシュラ、それに対しヨーグモスも2人が逃走しても容認しようと約束する。しかし、ウルザはミシュラに別れを告げて立ち去った。小説にその後のミシュラについて言及はない。(→ウルザの罪/Urza's Guilt#ストーリー参照)
- 公式記事Where Are They Now: Planeswalkers(Internet Archive)では、この時のウルザはミシュラが本物なのか、自分の想像の産物のどちらかなのか確証を持てていないと解釈している。
- 『アポカリプス・ストーリーガイド』(デュエリスト・ジャパンVol.15掲載)および『ドミニア年代記』第23回、第35回(ゲームぎゃざ掲載)は、ウルザとミシュラの再会について間違った解説をしている。記事は、ウルザは「ファイレクシアの最下層」で「ミシュラを発見」し、これが「ヨーグモスの罠」であり「ウルザはミシュラを取り戻したいがゆえに、ヨーグモスにより魂を支配されてしまった」と解説しているが、全て誤りである。
時のらせん
時の裂け目/Riftから若き日の姿、工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer ProdigyとしてAR46世紀に登場。
次元の混乱
公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、全く異なるストーリーを持つ。才能ある若き精霊術師(elementalist)としてウルザ/Urzaと共にトカシア/Tocasiaの教えを受けている。
登場
登場カード
- 工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy
- 採掘の神童、ミシュラ/Mishra, Excavation Prodigy
- マク・ファワを手懐ける者、ミシュラ/Mishra, Tamer of Mak Fawa
- ギックスに拾われし者、ミシュラ/Mishra, Claimed by Gix - ファイレクシアに下りし者、ミシュラ/Mishra, Lost to Phyrexia
- 高名な者、ミシュラ/Mishra, Eminent One
イラストに登場
- ウルザズ・サーガ
- 仕返し/Retaliation(イラスト)、内骨格器/Endoskeleton(イラスト)
- プレーンシフト
- ウルザの罪/Urza's Guilt(イラスト)
- ドミナリア
- アンティキティー戦争/The Antiquities War(手のみ)
- ジャッジ褒賞
- 似通った生命/Parallel Lives
- 兄弟戦争
- トカシアの歓待/Tocasia's Welcome、パワーストーンの分割/Splitting the Powerstone、厳しい授業/Stern Lesson、ウィークストーンの支配力/Weakstone's Subjugation、堕落/Corrupt、鋼と油の夢/Dreams of Steel and Oil、陰惨な実現/Gruesome Realization、やり場のない悔恨/Overwhelming Remorse、痛ましい苦境/Painful Quandary、苦々しい再会/Bitter Reunion、兄弟仲の終焉/Brotherhood's End、ミシュラの命令/Mishra's Command、ミシュラの支配/Mishra's Domination、ファイレクシアの幻視/Visions of Phyrexia(右の影)、拮抗する兄弟/Sibling Rivalry、勇壮な対決/Epic Confrontation、タグシンの広間/Hall of Tagsin
- 兄弟戦争統率者デッキ
- 兄弟戦争/The Brothers' War
- 統率者マスターズ
- 親身の教示者/Personal Tutor(ボーダーレス版)
カード名に登場
フレイバー・テキストに登場
ウルザとミシュラの理想は遥かに距離があるが、互いの創造物には驚くべき調和がある。― トカシアの日記
兄弟の少年時代、トカシアはコイロスの聖窟の探検に彼らを連れて行った。そこ、タグシンの広間で、ミシュラは神秘的なウィークストーンを発見したのだ。(出典:Weakstone)
車輪付きのエンジンより、脚付きのものの方がずっと生き生きして見えるのはどうしてだと思う?単純なことだ。脚付きのやつらは造られたのではなく、生まれてきているからだ。― ミシュラ(出典:ドラゴン・エンジン/Dragon Engine(第5版、第6版))
拷問台は若き日のミシュラが発明したもので、かっては彼の偉業の中でもっとも恐れられていた。(出典:拷問台/The Rack)
アシュノッドがゼゴンの防衛のために作っていた杖は、ミシュラに強い印象を与えた。だが、ミシュラはその杖は彼女の有り余る潜在能力の暗示に過ぎぬと気がついた。(出典:Staff of Zegon)
それ以前の戦いとは異なり、ウルザとミシュラの戦いでは、ドミニアそのものさえも戦争の犠牲となった。(出典:露天鉱床/Strip Mine)
ウルザとミシュラがアルゴスに来る前は、牧人たちはクリーチャーを暴走させないようにしていた。戦争の間は、暴走を奨励した。(出典:エルフの牧人/Elvish Herder)
ついに大地はミシュラの願いに身を任せた。
ミシュラが敗れる頃には、壁にばかり頼る愚かな魔法使いはいなくなっていた。(出典:破城槌/Battering Ram)