バンブルフラワー夫人/Ms. Bumbleflower
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伝説のクリーチャー — 兎(Rabbit) 市民(Citizen)
警戒
あなたが呪文1つを唱えるたび、対戦相手1人を対象とし、クリーチャー1体を対象とする。そのプレイヤーはカード1枚を引く。そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、そのクリーチャーは飛行を得る。この能力が解決されたのがこのターン内の2回目なら、あなたはカード2枚を引く。
友好の証/Peace Offeringのメイン統率者。呪文を唱えるたび対戦相手1人にドローを贈呈し、クリーチャー1体に+1/+1カウンターと飛行を与える伝説の兎・市民。ターン2回目の解決ならば自分が2ドローできる。
呪文を唱えるたびにクリーチャーを強化できるが、対戦相手にドローを許すのは対等な対価とは言い難い。2回解決されれば自分もドローできカード・アドバンテージ差はなくなるので、展開したらなるべくターンに1回のみ呪文を唱えることは避けたい。
多人数戦ではカードを引かせる対戦相手を分散させることで、相対的に脅威を小さくできる。彼女のデッキである友好の証はその上で地割れ潜み/Chasm Skulkerや精神の病を這うもの/Psychosis Crawlerなどでカードを引くことで自分が優位になるようにし、十三嗜好症/Triskaidekaphileやシミックの隆盛/Simic Ascendancy、二十本指のカエル/Twenty-Toed Toadなどで特殊勝利を狙うなかなか曲者のデッキである。
相手のドローを妨害したり優位に変えるカードは他にも船殻破り/Hullbreacherや聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinxなど豊富にあるのでデッキ強化に使うと良いだろう。
- 対象を選ぶ際に適正な対戦相手1人とクリーチャー1体が選べない場合、能力はスタックから取り除かれる。
- 解決時にどちらかが不正な対象だったなら、適正な対象にのみ処理を行う。すべての対象が不正な対象なら、能力は立ち消えスタックから取り除かれる。立ち消えた能力は解決された数に入らない。
- 日本語版カード名は誤訳。統率者デッキ冊子の背景設定によれば彼女に配偶者はいないので夫人は正しくない。「婦人」の誤変換か。
関連カード
サイクル
ブルームバロウ統率者デッキのメイン統率者サイクル。ボーダーレス仕様となっている。稀少度は神話レア。
- 茨の吟遊詩人、べロ/Bello, Bard of the Brambles(赤緑)
- 渓間の声、ジニア/Zinnia, Valley's Voice(青赤白)
- バンブルフラワー夫人/Ms. Bumbleflower(緑白青)
- 根花のヘイゼル/Hazel of the Rootbloom(黒緑)
ストーリー
バンブルフラワー/Bumbleflowerはブルームバロウ/Bloomburrowのラビットフォーク(イラスト1、イラスト2)。
優雅で親切で気前がいいバンブルフラワー夫人/Ms. Bumbleflowerは、三本木市/Three Tree Cityで最も人気のある宿屋のオーナーであり、その看板メニューである「終わりのないシチュー」の考案者である。この巨大鍋は常に暖炉にあり、宿泊客は自由に取ったり具材を追加したりすることができる。バンブルフラワー夫人は宿屋の片付けをしたり、食料品の買い出し中に友好的な会話を楽しんでいるところをよく目撃される。彼女の優しい性格のためか、はたまた町のみんなの顰蹙を買うのを恐れてか、どんなに屈強で騒々しい客でさえ彼女を怒らせることはしない。
バンブルフラワー夫人は宿屋を母親から受け継いだ。母親は引退した海賊で、アニマルフォークが休める安全な場所としてこの宿を立ち上げた。バンブルフラワー夫人の元には今も母の友人たちが頻繁に訪れ、過去の冒険話をしてくれたり、宿回りの手伝いをしてもらったりもする。フォックスグローブ氏/Mr. Foxgloveが愛の告白をなかなか切り出せないのも、きっとこうした筋骨隆々の友人たちに身辺を固められてるせいだろう―バンブルフラワー夫人は彼の思いに気づいていないようだが。