うろつく霊捕らえ/Prowling Geistcatcher
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クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
あなたがこれ以外のクリーチャー1体を生け贄に捧げるたび、それを追放する。そのクリーチャーがトークンだったなら、うろつく霊捕らえの上に+1/+1カウンター1個を置く。
うろつく霊捕らえが戦場を離れたとき、これによって追放されているすべてのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。
あなたが生け贄に捧げたクリーチャーを追放領域に捕らえておき、これが戦場を離れるときに解放する人間・ならず者。トークンクリーチャーは状況起因処理で消滅してしまうが、代わりに+1/+1カウンターを得る。
一言で表すと、生け贄によって失われるクリーチャーを有効に再利用するクリーチャー。ただし生け贄がカードとして実体があるものかトークンかで振る舞いが異なるので、ある程度それを意識する必要がある。
生け贄がカードのクリーチャーである場合、これが失われたときに過去に生け贄とされたクリーチャーが全て戻ってくることになるので一種のリアニメイトのようなものだし、またこれが除去されても戦場のクリーチャーの頭数が減らない(どころか追放されている数によっては増える)ため、除去に対する変則的な耐性がある、ともいえる。戻ってくるクリーチャーは単純な頭数だけでも悪くないし、「自身の生け贄をコストに含む能力」持ちを再利用できることにもつながる。
生け贄がトークンクリーチャーの場合、トークンは戻ってこられないため前述の用途では使えない。代わりにこれ自体の恒久的強化が発生するので、巨大クリーチャーを得るための能力と言える。トークンの多くは1/1なので、それを失った分これが+1/+1されると考えれば打点は維持されたままと言えるが、頭数が減ることやこれ自体が回避能力を持たないことから、やや扱いは難しいか。
これ自体には「クリーチャーを生け贄に捧げる」能力はないので別途サクり台を用意する必要はある。当然収録されたアンデッド解放/Undead Unleashedはそのようなカードが満載で、グールの夜遊び/Ghouls' Night Outや研究室の総ざらい/Empty the Laboratoryでクリーチャー・カードをため込みアドバンテージに繋げたい。他にも生ける屍/Living Deathを使うと自身だけ戦場と墓地のクリーチャーをまとめて戦場に出し直すことができる。
- クリーチャー化していた非クリーチャー・パーマネント・カードを生け贄に捧げた場合も、それを追放し、2つ目の能力で戦場に戻すことができる。予示されていたインスタント・ソーサリーなど非パーマネント・カードだった場合は戦場に戻ることはない。
- 対戦相手がオーナーであったクリーチャーを生け贄に捧げた場合も、それらを対戦相手の墓地から追放することができる。
- うろつく霊捕らえと同時に生け贄に捧げられたクリーチャーに対しても1つ目の能力は誘発する。その場合2つ目の能力も同時に誘発するので、1つ目の能力が先に解決されるようにスタックに積めば戦場に戻すことができる。