特徴的クリーチャー
提供:MTG Wiki
特徴的クリーチャー(Characteristic creatures)は、各色を代表するクリーチャー・タイプの一つ。特徴的部族(Characteristic tribes)、特徴的種族(Characteristic races)などとも呼ばれる。
解説
Merfolk Looter / マーフォークの物あさり (1)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)
(T):カードを1枚引き、その後カードを1枚捨てる。
1/1各色に1種類ずつ存在する(黒のみ2種類)。一覧は以下の通り。
いずれも人型種族で、小型クリーチャーであることが多い。稀少度は主にコモン。多くのカード・セットで大量に収録されているが、フレイバー的にそぐわないなどの理由で1枚も存在しないセットも少なくない。タイプ的サポートが最も多く作られるクリーチャー・タイプでもある[1]。
- 各色を代表するクリーチャー・タイプにはもう一つ、象徴的クリーチャーも存在する。こちらはレアか神話レアの大型クリーチャーであることが多い。
- 公式記事では当初「特性的クリーチャー」と訳されていたが[2]、ルール用語の特性と紛らわしいためか、訳語が変更された。
各色の変遷
- 白
- 初期は人間というクリーチャー・タイプ自体が存在せず、兵士などがこの地位にあった。ミラディン・ブロックで人間が導入されてからは、白が最も多く人間を擁する色となっている。
- ゼンディカー・ブロックおよび戦乱のゼンディカー・ブロックではコーが白の種族、人間は5色の種族だが、特徴的クリーチャーはマジックに馴染みのないプレイヤーでも分かる存在でなければならず、マジックオリジナルのコーは特徴的クリーチャーになり得ないとされている[3]。
- カラデシュ・ブロックでドワーフを白の種族、人間を5色の種族としたのは一種の実験であったが、ドワーフが特徴的クリーチャーになるほどの反響は得られなかった[4]。
- 黒
- ゾンビも吸血鬼もリミテッド・エディションの時点で存在していたが、後者はレアの大型クリーチャーとして使われることが多く、どちらかと言えば象徴的クリーチャーに近かった。基本セット2010から吸血鬼はコモンの小型クリーチャーとして多数収録されるようになり、黒の特徴的クリーチャーは2種類になった。
- 赤
- 初期はゴブリンとオーク、コボルド、ドワーフなどが混在していたが、ミラージュ・ブロックから主にゴブリンが使われるようになった。
脚注
- ↑ Odds & Ends: Hour of Devastation, Part 2/こぼれ話:『破滅の刻』 その2(Making Magic 2017年7月31日 Mark Rosewater著)
- ↑ Building a Better Monster/よりよい怪物の作り方(Making Magic 2013年11月11日 Mark Rosewater著)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ Blogatog(Mark Rosewaterのブログ)
参考
- A Few More Words from R&D/開発部語辞典2016(Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著)
- 象徴的クリーチャー
- 用語集