ペミンのオーラ/Pemmin's Aura

構築では主にアンタップ能力を使った無限マナコンボに使われる。戦闘に関して変異種と同じような融通性を与え、さらにマナは掛かるものの、被覆とタフネス強化の能力のため、これをつけたクリーチャーはかなり除去しづらく、特にリミテッドではかなりの脅威になる。

本家と違いこれ自身は対象になってしまう点には注意。

パワー/タフネス修整の能力に関して、変異種は能力そのものが2つに分かれているため、どちらを起動するのかをあらかじめ選ばないといけないが、こちらは1つにまとまっているので、どちらの修整を与えるのかは解決時に選べる。つまり対戦相手の対応を見てから与える修整を決められるため、その点では変異種より融通が利く。
当時は戦闘ダメージをスタックに乗せてからタフネスを上げることで、相打ちを回避し、戦闘したクリーチャーを一方的に破壊するようなプレイングが可能であった。基本セット2010発売時のルール変更により現在は不可。
相手のクリーチャーにつけてタフネスを下げることで除去になる。青い除去としては確実性が高い部類であり、珍しいといえる。

開発秘話

どんなクリーチャーでも変異種/Morphlingになれるをコンセプトに、「Morphling Suit（変異種スーツ）」という仮称で開発が進められたカード。

Mark Gottliebが「I am Superman.」のアナグラムから「Pemmin's Aura」と命名した。このため、変異種は「Superman」のニックネームで呼ばれることになった。

Mark Gottliebがアポカリプス以来、久方振りにカード名やフレイバー・テキストの作成に関与したのがスカージであり、その中でもこれはMarkが唯一命名したカードである。