コンスピラシー・ドラフト

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コンスピラシー・ドラフト/Conspiracy Draftは、総合ルールで定められているカジュアル変種ルールの一つ。

目次

解説

特殊なカード・セットコンスピラシー・シリーズ(→#専用セット)を用いた多人数戦ブースター・ドラフトドラフト中に効果を発揮する能力を持ったカードや、デッキとは別にゲームに投入できる策略カードを用いるのが特徴。

ルール

ドラフトのルール

基本的なルールはブースター・ドラフトの項を参照。

  • プレイヤーブースター・パックを1つ開封し、すべてのカードがドラフト(ピック)され終わるまでの行程を、ドラフト・ラウンド/draft roundと呼ぶ。ドラフトは通常3つのドラフト・ラウンドからなる。
  • 第1、第3ドラフト・ラウンドでは、ブースター・パックは左隣のプレイヤーに渡す。第2ドラフト・ラウンドでは、ブースター・パックは右隣のプレイヤーに渡す。
  • ドラフトの間、プレイヤーは自分がその時点でドラフトしているブースター・パック内のカードと、自分がそれまでにドラフトしたカード、後述する公開されているカード、後述する表向きでドラフトされたカードだけしか見ることはできない。プレイヤーは能力にそう書かれていない限り、ドラフトしたカードを他のプレイヤーに公開してはならない。
  • ドラフト、ならびにドラフト中やドラフト後に行なえる処理全てが終わった後で、プレイヤーがドラフトしたカードはそのプレイヤーのカードプールとなる。
  • ドラフト中に処理を行う能力を持つカードが存在する。
    • ドラフト中は、アクティブ・プレイヤー優先権のシステムは存在しない。ドラフト中、複数のプレイヤーが同時に何か処理を行ないたいと思い、かつ順番が決められなかった場合、その処理は無作為の順番で行なわれる。
    • カードの中には、ドラフトされるに際して公開し、数字といった情報を記録するように指示しているものがある(隠れ潜む自動機械/Lurking Automatonなど)。この情報はゲーム中、他の能力によって参照されることがある。どのプレイヤーも、ドラフト中、またはゲーム中にこの情報を見ることができる。情報を記録したあと、そのドラフトされたカードは裏向きでそのプレイヤーのドラフトしたカードの束に加えられる。
    • カードの中には、表向きでドラフトするというものがある。これらのカードはドラフトが完了するか、効果によって裏向きになるか、そのカードがそのプレイヤーのドラフトしたカードの束を離れるまでの間表向きである。このカードは表向きなので、全てのプレイヤーはこのカードを見ることができる。

ゲームルール

基本的なルールは多人数戦のルールに準ずる。詳細は多人数戦の項を参照。

策略のルール

詳細は策略の項を参照。

専用セット

参考

引用:総合ルール 20240730.0

総合ルールビューアが不具合により表示できないため、日本公式サイトより引用

905 コンスピラシー・ドラフト/Conspiracy Draft
905.1 コンスピラシー・ドラフト 変種ルールは、ドラフト(プレイヤーが未開封のブースター・パックからカードを選んでデッキを作成するというリミテッド・プレイのやり方)と、それに続く多人数戦からなる。コンスピラシー・ドラフト 変種ルールでは、通常、『マジック:ザ・ギャザリング ― コンスピラシー』『コンスピラシー:王位争奪』のブースター・パックを用いる。
905.1a ドラフトは通常3つのドラフト・ラウンドからなる。各ドラフト・ラウンドで、各プレイヤーはブースター・パック1つを開封し、そこから1枚のカードを自分の目の前の裏向きの束の上に置くことによってドラフトし、そしてそれ以外のカードを次のプレイヤーに渡す。その後、各プレイヤーは渡されたブースター・パックからカード1枚をドラフトし、残りのカードを渡す。この手順を、ドラフト・ラウンド内に存在するすべてのカードがドラフトされるまで続ける。
905.1b 第1、第3ドラフト・ラウンドでは、ブースター・パックは左隣のプレイヤーに渡す。第2ドラフト・ラウンドでは、ブースター・パックは右隣のプレイヤーに渡す。
905.1c ドラフトの間、プレイヤーは自分がその時点でドラフトしているブースター・パック内のカードと、自分がそれまでにドラフトしたカード、rule 905.2b に基づいて公開されているカード、rule 905.2c に基づいてオモテ向きでドラフトされたカードだけしか見ることはできない。プレイヤーは能力にそう書かれていない限り、ドラフトしたカードを他のプレイヤーに公開してはならない。
905.1d ドラフト、ならびにドラフト中やドラフト後に行える処理全てが終わった後、プレイヤーがドラフトしたカードはそのプレイヤーのカード・プールとなる。プレイヤーはそれらのカードと好きな枚数の基本 土地・カードを用いて自分のデッキを作成する。rule 100.2b、rule 100.4b 参照。
905.2 カードの中には、ドラフト中に働く能力を持つものが存在する。
905.2a ドラフト中は、アクティブ・プレイヤーや優先権のシステムは存在しない。ドラフト中、複数のプレイヤーが同時に何か処理を行いたいと思い、かつ順番が決められなかった場合、その処理は無作為の順番で行われる。
905.2b カードの中には、ドラフトされるに際して公開し、数字や色といった情報を記録するように指示しているものがある。この情報はゲーム中、他の能力によって参照されることがある。どのプレイヤーも、ドラフト中、またはゲーム中にこの情報を見ることができる。情報を記録したあと、そのドラフトされたカードは裏向きでそのプレイヤーのドラフトしたカードの束に加えられる。
905.2c カードの中には、オモテ向きでドラフトするというものがある。これらのカードはドラフトが完了するか、効果によって裏向き になるか、そのカードがそのプレイヤーのドラフトしたカードの束を離れるまでの間オモテ向きである。このカードはオモテ向きなので、全てのプレイヤーはこのカードを見ることができる。
905.3 コンスピラシー・ドラフトのゲームは多人数戦である。通常の多人数戦は「複数への攻撃」選択ルールを用い、「影響範囲限定」選択ルールを用いない、無差別戦 変種ルールを用いる。rule 806〔「無差別戦」変種ルール〕参照。
905.4 ゲームの開始時、デッキを切り直す前に、各プレイヤーは好きな枚数の策略・カードを自分のサイドボードから統率領域に置く。
905.4a 秘策を持つ策略・カードは統率領域に裏向きに置かれる。プレイヤーは優先権を持つとき、自分がコントロールしている裏向きの策略・カードをオモテ向きにしてもよい。rule 702.106〔秘策〕参照。
905.5 策略・カードのオーナーは、ゲームの開始時にそれを統率領域に置いたプレイヤーである。策略・カードのコントローラーは、そのオーナーである。
905.6 開始プレイヤーが決定したら、各プレイヤーは自分のライフの総量を20点にし、手札を7枚引く。
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