呪文書/Spellbook
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手札の上限のルールを壊すカード。クリンナップ・ステップにおいて、手札が何枚であっても捨てる必要がなくなる(7枚にする必要はない)。
しかし、単にそれだけのカードであり、普通のデッキで普通にプレイしていて、手札が8枚を越してしまう事などそうそう無いため、単純に採用できるカードとは到底言えない。逆に言えば、手札が溜まりやすく、8枚を超えることがよくあるデッキならば、これ1枚で、本来ディスカードで失うはずのハンド・アドバンテージを確保できるため有用と言える。著しく手札が溜まるバウンスステイシスなどはその一例。
- エクソダス当時では、このカードのテキストは「あなたのディスカード・フェイズを飛ばす。」というものだった。(ディスカード・フェイズは現在でいう最終フェイズにあたる。)それが飛ばされるため対戦相手がこちらのターン終了時に(終了ステップの開始時に)インスタント呪文や能力を使うことは不可能であり、「ターン終了時」に最も近い行動可能なタイミングはメイン・フェイズしかなかった。そのため、当時良く使われた転覆/Capsizeを使われても再び戦場に出すことができた。また、ネクロポーテンス/Necropotenceとの相性は180度変わってしまう。
- 日本語版のフレイバー・テキストは第8版と第7版で微妙に違う(原文は同じ)。第9版にはめぐりめぐってエクソダスの物が使われている。
- アルファから存在するレンの書庫/Library of Lengの簡潔版として作られたカードである。
- コンフラックスで、同じ能力を内蔵した土地の聖遺の塔/Reliquary Towerが登場した。0マナアーティファクトとマナも出せる土地のどちらが都合がよいかが採用基準になるだろう。
参考
- 0マナカード
- カード個別評価:エクソダス - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2010 - アンコモン
- カード個別評価:第10版 - アンコモン
- カード個別評価:第9版 - アンコモン
- カード個別評価:第8版 - アンコモン
- カード個別評価:第7版 - アンコモン