今のうちに出よう/Get Out
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インスタント
以下から1つを選ぶ。
・エンチャントやクリーチャーである呪文1つを対象とする。それを打ち消す。
・あなたがオーナーでありエンチャントやクリーチャーである1つか2つを対象とする。それらをあなたの手札に戻す。
クリーチャーやエンチャントを、打ち消すか再利用するかを選べるモード持ちインスタント。
本質の散乱/Essence Scatterの色拘束が強くなった代わりに、エンチャント呪文も対象に取れる様になりセルフバウンスのモードも付いた形。青が濃い構築を要求されるが、青では除去困難なエンチャントを、章能力やクラスのレベルアップ、ETBを誘発させる暇を与えず着地前に対処できる選択肢は嬉しい所。
セルフバウンスのモードは状況を選ぶ所があるものの、リミテッドでは部屋と違和感のテーマで、スタンダードではティムール果敢や白青黒のエンチャントレスデッキなどでセルフバウンスを多用するデッキの存在する環境であり、この町は狭すぎる/This Town Ain't Big Enoughの水増し要員に妨害手段も兼ねさせる能動的な運用ができる。対象の条件はあなたがオーナーである事なので、コントロールを奪われたパーマネントの奪還に使える事も忘れないように。
- 日本語ではかなり柔らかい翻訳になっているが、英語版のカード名、"Get out"は「今すぐ出ていけ!」くらいの強い意味をもつ言葉である。ホラーでは切羽詰まると放送禁止の四文字が付く。スラングでは「信じられない!」という意味もある。
ストーリー
ダスクモーン:戦慄の館の注目のストーリーの1枚(イラスト)。
ヴァルガヴォス/Valgavothの牙が放浪者/The Wandererへと迫る中、背後の壁に小さくも場違いな光がきらめいた。ヴァルガヴォスは不意に動きを止めると、小さく苦しそうな息の音を立て、再び身体を伸ばして広げた。胸を見下ろすと、そこから刀の先端が突き出ていた。
刃が引き抜かれヴァルガヴォスが退くと、両手で刀を持ち、荒く息をつく魁渡/Kaitoがその背後から現れ、さらに背後の壁には青白い光でできた扉があった。扉が勢いよく開きアルキスト・プロフト/Alquist Proftが現れると、一行は扉――人工的な領界路/Omenpathを通って館からの脱出に成功した。
- 第6話 死んではいけない(Daily MTG 2024年8月30日)