ひきつる人形/Twitching Doll
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アーティファクト クリーチャー — 蜘蛛(Spider) 玩具(Toy)
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。ひきつる人形の上に巣(nest)カウンター1個を置く。
(T),ひきつる人形を生け贄に捧げる:ひきつる人形の上にあるカウンター1個につき1体の、到達を持つ緑の2/2の蜘蛛(Spider)クリーチャー・トークンを生成する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
自身を生け贄に捧げることで、自身に乗っているカウンターの数だけ[[[蜘蛛]]・クリーチャー・トークンを生成できる蜘蛛・玩具のアーティファクト・クリーチャー。
基本的にはマナ・クリーチャーとして色マナを生み出す度に乗るカウンターの数を参照することになるが、種類は指定されていないので他のカウンターもしっかり数に含めてくれる。緑お得意の+1/+1カウンターの他、キーワード・カウンターなども蜘蛛の数に繋がる。倍増の季節/Doubling Seasonとの相性は抜群で、自身に乗るカウンターの数を増やした挙句、生成される蜘蛛の数も倍増される。ファウンデーションズにあちらが再録されたので、スタンダードでも利用できる組み合わせ。
ただしマナ能力も蜘蛛の生成もタップ・シンボルを起動コストに含み、速攻なども持たないので少々出足は遅め。小型アーティファクト・クリーチャーということで場持ちは今ひとつ、トークンの生成もソーサリー・タイミング限定と隙が大きい。折角カウンターを溜め込み、次のターンに満を持して起動と思ったらその前に除去されるなんてこともしばしば。所詮は2マナの小型クリーチャーということで避雷針になって貰ってもよいが、勝ち筋の1つに考えるのであれば、ある程度は守れる手段も併用しておきたいところ。マナ・クリーチャーとしてもトークンの生成手段としてもやや半端な性能であり、ファウンデーションズでラノワールのエルフ/Llanowar Elvesが登場したのもあってやや肩身は狭いイメージがある。
リミテッドではほぼノータイムでピックしてよい存在。除去を自由に採用できないのでカウンターを溜め込む間の隙もカバーしやすくなるし、最低限2回も色マナを出してから生け贄にするだけでも2/2到達が2体となり、元が2マナとあってコスト・パフォーマンスはかなり良好な部類。これ自身も最低限熊なので腐る心配も無く、もちろんマナ・クリーチャー故に事故を防ぎやすくなるのもありがたい限り。
参考
- トークン・カード(マジック米国公式サイト日本語版 カードイメージギャラリー)
- カード個別評価:ダスクモーン:戦慄の館 - レア