疫病スリヴァー/Plague Sliver
提供:MTG Wiki
Plague Sliver / 疫病スリヴァー (2)(黒)(黒)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
すべてのスリヴァー(Sliver)は「あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントはあなたに1点のダメージを与える。」を持つ。
5/5Juzam Djinnを元にデザインされたスリヴァー。ペナルティ能力を付加するスリヴァーは史上初である。
このカード単体で見ると、4マナ5/5のサイズに自分のアップキープ毎に自分に1点ダメージと、Juzam Djinnそのもの。ただその能力を共有してしまうので、数を並べる戦法のスリヴァーデッキに採用するのはデメリットばかりが目立ってしまう。逆に、スリヴァーデッキや、多相クリーチャーを多用するデッキへの対策としては強力な効果と言える。
むしろこれ以外にスリヴァーを使わないデッキの方が、能力共有によるデメリット増大を考えなくて良い。前述の対策カード的な性質も含めて、この用途が主となるだろう。ただその場合も、複数を同時に戦場に出せば2体で4点、3体で9点といった具合に大ダメージを受けてしまう点には注意したい。
高いコスト・パフォーマンスを買われてか、時のらせん参入時のレガシーの黒ウィニーでは、これを搭載したタイプが結果を残していた。しかし、未来予知でタルモゴイフ/Tarmogoyfと墓忍び/Tombstalkerという革新的なアタッカーが登場したことで、一気に姿を消してしまった。
- 精油スリヴァー/Essence Sliverや、後に登場した吸管スリヴァー/Syphon Sliverがいれば、損失ライフを補填することができる。
- 精油スリヴァーの場合は魂の絆能力の常として、ダメージを受けるのが先になるので、アップキープ開始時にライフが1点だと敗北してしまう。ダメージを耐えたうえで、なおかつ複数体並べることができればライフは逆に増えていく。こちらの場合は敵軍のスリヴァーにも影響するので対戦相手にも同様の恩恵を与えてしまう点に注意。
- 吸管スリヴァーなら軽いため相手の疫病スリヴァーより先に出しておきやすく、また自分がスリヴァーデッキで疫病スリヴァーを使うにしても色が合っているので組み合わせやすい。自軍にのみ影響する能力であることから、相手がスリヴァーをコントロールしている場合に一方的なダメージソースとして機能する点でも相性がいいと言える。能力は絆魂のため、ライフが1点の場合でも敗北しないが、複数並べてもライフは増えない。
- 肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver、念動スリヴァー/Telekinetic Sliverと並んで初のダブルシンボルのスリヴァーである。
- 菌類スリヴァー/Fungus Sliverと一緒に出して最下層民/Pariahをつけるのもよいだろう。
関連カード
サイクル
時のらせんのレアスリヴァーのサイクル。いずれもかつて存在したクリーチャーの能力をスリヴァー全体に与える。
- 肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver
- 心霊スリヴァー/Psionic Sliver
- 疫病スリヴァー/Plague Sliver
- 菅草スリヴァー/Sedge Sliver
- 菌類スリヴァー/Fungus Sliver