ファイレクシアの立証者/Phyrexian Vindicator
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クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror)
飛行
ファイレクシアの立証者がダメージを受けるなら、そのダメージを軽減する。これによりダメージが軽減されたとき、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうちこれでない1つを対象とする。ファイレクシアの立証者はそれに、その点数に等しい点数のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうちこれでない1つを対象とする」は「これでない1つを対象とする」に読み替えてください。
ファイレクシア:完全なる統一で登場した、ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliteratorの対となる存在。自分へのダメージを任意の対象へ反射させるファイレクシアン・ホラー。
ファイレクシアの抹消者と同様、除去の大半がダメージによるものである赤や緑主体のデッキに対して強い。アンタップ状態でいるだけで攻撃への強い抑止力となり、攻撃に回ればブロックしても反射ダメージが飛んでくるためライフを詰める性能が高い。さらにあちらと異なり飛行を持っているため、フライヤーで無視して攻撃するという対処法も通用しなくなっている。犠牲を覚悟すればダメージにより除去することもできた抹消者と異なり、こちらはダメージそのものを軽減するため除去困難という違いもある。
弱点もファイレクシアの抹消者と重なる部分が多く、クァドラプルシンボルゆえに単色かそれに近いタイトなマナ基盤を要求される、ダメージ以外による除去耐性がない点などが挙げられる。また、抹消者にはない弱点としてダメージを軽減できない状況下だと能力が機能せず、リスクなしにダメージを与えられてしまう。
登場時のスタンダードでは白単ミッドレンジに採用される場合がある[1]。それらのデッキは道路脇の聖遺/Roadside Reliquaryやミシュラの鋳造所/Mishra's Foundry等の無色土地を採用していることが多いので、土地が4枚あっても必ずしも唱えられるとは限らないが、定着した際の影響力は大きい。アタックまたはブロック時のみにタイミングは限られるが、皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empireの魂力の対象とする事で任意の対象への4点火力として使えるシナジーも存在する。対赤単アグロ用のサイドボードとしての利用が主である。
- この能力は「ダメージを軽減する」という常在型能力と「これによりダメージが軽減されたとき対象にダメージを与える」という誘発型能力からなる関連している能力である。ダメージを与える能力はスタックに置かれ、プレイヤーは対象がどれか知ってから対応できる。
- 曙光の精霊/Dawn Elementalの上位互換。マナ・コストも同じであるため、こちらもRichard Garfield, Ph.D.によってProposal扱いにできる。
- 罪の意識/Guilty Conscienceとのコンボで無限ダメージ。
- 「Vindicator」という単語はカビーラの擁護者/Kabira Vindicator以来「擁護者」と訳されてきた。このカードで「立証者(りっしょうしゃ)」と訳されたのはファイレクシアの抹消者(まっしょうしゃ)と対のカードであることを踏まえてのことであろう。
- 抹消者の方と違って、ダメージの発生源のコントローラーを問わない。あちらの天敵である裁きの一撃/Justice Strikeに耐性を持つほか、自分から全体火力に巻き込むなどして能動的に運用することも可能。
関連カード
脚注
- ↑ Standard Challenge(Magic Online公式 2023年2月12日)