調査官の日誌/Investigator's Journal
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アーティファクト — 手掛かり(Clue)
調査官の日誌は、プレイヤー1人がコントロールしているクリーチャーの数のうち最も多い数に等しい個数の容疑(suspect)カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
(2),(T),調査官の日誌の上から容疑カウンター1個を取り除く:カード1枚を引く。
(2),調査官の日誌を生け贄に捧げる:カード1枚を引く。
2マナ払って1枚ドローする、文字どおりの手掛かり。コストが軽いが使用回数に制限のある、ジェイムデー秘本/Jayemdae Tomeの亜種でもある。
引ける枚数は生け贄に捧げる時のものも合計して、最大で「戦場に出た際にプレイヤーがコントロールしているクリーチャーの数のうち、最大のもの+1枚」。対戦相手に依存すると不安定なため、自力で一定数のカウンターが置けるビートダウンでの採用になるだろう。生け贄にするのにはタップが必要ないので、アンタップ手段を併用せず1ターンに最大2枚引ける。
少々悠長、かつテンポ・アドバンテージを失いやすいのは気になるが、ビートダウンで気がかりな息切れを防げるのは優秀。コストも重すぎる訳ではなく、自分のターンに起動して引いたカードをそのままプレイするのも難しくはない。
とはいえ効率がいいという訳でもなく、青ならばドロー呪文の選択肢は豊富。同時期のスタンダードだと他の色にも手札を増やす手段は存在しており、それらに比べるとやや不安定。またこの手の使い回しのきくドロー手段は本来コントロール向きで噛み合いは微妙。並ぶクリーチャーの数、別のドロー手段との比較を行い慎重に選びたいところ。
リミテッドではクリーチャーが横に並びやすく、他のドロー手段にも限りがあるため選択肢として悪くない。無色アーティファクトなのも嬉しく、2パック目以降など、デッキカラーが既に定まっている状況で見つけても問題なくピックできる。
ドラキュラシリーズ・カード
ドラキュラシリーズ・カード版はハーカーの日誌/Harker's Journal(イラスト)。
ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」は、各章が登場人物の日誌や手紙という体裁をとっている。特にジョナサン・ハーカー/Jonathan Harkerの日誌とジョン・セワード博士/Dr.John Sewardの日誌となっている章が多く、二人がメインの語り部となっている。