天界の曙光/Celestial Dawn
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エンチャント
あなたがコントロールする土地は平地(Plains)である。
あなたがコントロールする土地でないパーマネントは白である。あなたがコントロールする呪文とあなたがオーナーであり戦場にない土地でないカードについても同様である。
あなたは、白マナを好きな色のマナであるかのように支払ってもよい。あなたは他のマナを無色マナであるかのようにのみ支払ってもよい。
ルールを捻じ曲げるカードは多く存在するが、そのなかでも当時としては最上級のぶっ壊れカード。 作り手が考えていた以上に能力がややこしかったため、何度もエラッタが出た。
一見すると馬鹿カードだが、きちんと計算されたデッキでは侮れない動きをする。 白い火力や打ち消しが乱舞する様は圧巻。
自分の全てが真っ白になるので、相手の八ツ尾半/Eight-and-a-Half-Tailsが無敵のカードに……。 Anarchyや野火/Flashfiresのような色対策カードも存在するので、使う時は注意しましょう。
その他、バウンスランドなどとの関係は血染めの月/Blood Moonの頁を参照。
これらのマナは、コストのうちの不特定マナ・コストの部分にしか支払うことができない。
ボーナスを得るためには、実際にその色のマナを支払わなくてはならない。無色マナとして支払わなくてはいけないが、呪文は支払われたマナを本来の色として認識する。
- 通称「漂白剤」、略称「セレドン」
- 発売時のテキストは以下の通り。
あなたがオーナーの、土地でなく、場にも出ていないカードは、すべて白になる。 あなたがコントロールする土地でないパーマネントは、すべて白になる。あなたが コントロールする土地は、すべて平地になる。これらのカードとパーマネントの、 すべてのコストに含まれる色マナのマナ・シンボルは、すべて(白)になる。 ウィザード・レミィの冒険において、鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Clawを主軸としたドラゴン・シュートデッキを操るジーリスは、ジィーリィーランなしでも手札にきたドラゴンをプレイできるよう、マナの安定化の一環として天界の曙光を利用していた。 ハイランダーという制限の中で一枚でも多くの直接ダメージ呪文をデッキに投入するため、生命吸収/Drain Lifeとのコンボがもう一つの狙いとしてあった。 だが、第5版において生命吸収のテキストが「Xは(黒)でしか支払えない」から「Xは黒マナでしか支払えない」に変更され、当時の天界の曙光のテキストではコンボとして機能しなくなった。そのため、総集編の記事では生命吸収ではなく分解/Disintegrateに置き換えられていた。 本来は黒マナのない状況から天界の曙光をプレイし、そのターンのうちに生命吸収という鮮やかな逆転劇だったが、この修正により赤の防御円を出しているわけでもないレミィに対しわざわざ無駄な動作をして白い分解を撃つという、単に嫌味な話になってしまった。
一緒に分解も再録されているので再びこのコンボ(?)を見ることができる。
参考
- まやかしの曙光/False Dawn
- マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice
- カード個別評価:時のらせんタイムシフト
- カード個別評価:ミラージュブロック
- カード個別評価:クラシック(6th)