千の目、アイゾーニ/Izoni, Thousand-Eyed
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伝説のクリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
宿根 ― 千の目、アイゾーニが戦場に出たとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚につき、黒であり緑である1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(黒)(緑),他のクリーチャー1体を生け贄に捧げる:あなたは1点のライフを得てカードを1枚引く。
昆虫トークンを生成するETB能力と、クリーチャーを生け贄にライフとドローを得る起動型能力を持つ、伝説のエルフ・シャーマン。
厳しい色拘束と6マナという重さに対して本体の性能は2/3と貧弱。しかし十分に墓地が肥えていればトークンを大量展開でき、トータルのマナレシオが飛躍的に伸びる可能性を秘めている。出てくるトークンのサイズは最低限ながらも、チャンプブロックで時間を稼ぎながら自身の能力でライフと手札に変換でき、無駄なく利用できる。時間とマナはかかるが一種のドローソースとして見なせるだろう。単体除去で対処できない性質上、コントロールデッキに対するプレッシャーも大きく、全体除去の使用を誘うことができる。そして全体除去に合わせて能力を起動すれば、カードを大量に引き込んですぐにリカバリーができる。
総じてポテンシャルは高いが、墓地にクリーチャー・カードを一定量落としておかないと十全に力を発揮できず、色拘束も強いので、必然的に採用できるデッキは限られる。また宿根カード全般に言えることだが墓地対策にも弱い。歩哨のトーテム像/Sentinel Totem等は天敵と言える。
登場時点のスタンダードではゴルガリ・ミッドレンジに少数採用される場合がある。
リミテッドでゴルガリカラーを選ぶならピックしておきたいが、無理に色を変えてでも採用するほどではない。地上が膠着しやすくトークンを並べても勝利に結びつかないケースもままあるので、どちらかといえば起動型能力で本命のフィニッシャーを探しに行くのがメインになるだろう。墓地により多くクリーチャーを落とせるようクリーチャーの採用枚数を増やし、黒の諜報持ちも併せて拾っておきたい。
- アイゾーニのETB能力がスタック上にあるときにも、その起動型能力を起動できる。都合8マナかかるが、カードとライフを得つつ、生成される昆虫トークンの数を増やすことができる[1]。
- 起動型能力はゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queenの[+2]能力とよく似ている。効率よくトークンを手札に変換でき、奥義の使用後にトークンの攻撃をねじ込んで止めを刺すことも可能と、相性も悪くない。
- ギルド・キット『ゴルガリ』に新規イラストで収録された。
関連カード
サイクル
テンプレート:サイクル/ラヴニカのギルドのレアの伝説のクリーチャー
参考
- ↑ Guilds of Ravnica Release Notes/『ラヴニカのギルド』リリースノート(Feature 2018年9月20日)